家庭内で孤立する相談者。修羅場を作れ。

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい。

加藤諦三:
あのー、マドモアゼル愛先生が言ったように、信頼関係があれば、それは怒りの原因じゃ無かったかもしれないんですよね?

相談者:
そうですね・・だから、仲良くしてきたつもりでも、ほんとに、上辺だけだったのかなーって、今思います。

加藤諦三:
そこまで・・理解出来てれば・・。

相談者:
主人が居ないから、余計、強気に出ている部分もあるんですよね。

加藤諦三:
あなたがね?

相談者:
いやいや、むこうが。

加藤諦三:
むこうが?
あなたが、やせ我慢して、強く出ているんじゃなくて・・。

相談者:
私じゃなくて・・。

加藤諦三:
むこうが?

相談者:
私がすっごく気を使ってますけども、むこうがね、男親が居なくなって、家も自分たちが建てて・・自分の天下になっているところがあるんですよ。

加藤諦三:
うん。
あなたの中に敵意があるよね?

相談者:
はい?

加藤諦三:
敵意みたいなもの無いんですか?
敵対的な・・。

相談者:
それは一切、無いです。

加藤諦三:
んー。
それが一切なければ・・。

相談者:
今でも娘より嫁の方が可愛いと思います。

加藤諦三:
娘より嫁の方が可愛い?

相談者:
うん、これだけされてても、やっぱり20年も一緒に居れば・・やっぱり嫁は可愛いです。

加藤諦三:
そのことを、お嫁さんに言えない?

相談者:
言ったことは無いです。

加藤諦三:
うん、いや、
「私はね、こういう気持ちなのよ」

相談者:
んー。

加藤諦三:
「美容室でこんなことになってるんじゃないの?」

相談者:
うん。

加藤諦三:
その、修羅場を作れないですか?

相談者:
ああ、それ、言った方がいいですかね?

加藤諦三:
言、言わなきゃだめです。
ずっと、あなた、気を使ってるって言うんだから。

気を遣ってるってことは、もう敵対関係なんですよ。

相談者:
あー、はい。

加藤諦三:
気い遣わないもの、ほんとに家族なら。

相談者:
ああ、そうですか。

加藤諦三:
他人の関係なんですよ。

相談者:
ああ、そうかもしれないですね。

加藤諦三:
うん。
だから、アドバイスは、

相談者:
はい。

加藤諦三:
修羅場を作れ、ですね。

相談者:
ああ。
分かりました。
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
修羅場は最初に作れ。(シーベリー)

(内容ここまで)

人の口に戸は立てられません。
そして、人を介すたびに尾ひれが付いていきます。
相談者としては、PTA活動がこうなってる、というだけの意図だったとしても、
主語が嫁になり、午前様、月3、4回も、こうした修飾語のトーンを変えるだけで、嫁の悪口に早変わりです。

また好きなんですよ、女、かつ中年以上ってのは。
何がって、他人の家庭のゴタゴタ、嫁姑の話は。
もう終わってしまいましたが、「渡鬼」が、ずーと続いてたのも分かるでしょ。

でもね、普通は時間が解決するもんじゃありません?
3年って・・すごいエネルギーです。
異常ですよ。
嫁はもちろん、息子も孫も。

だから、加藤、愛、両氏が指摘するように、相談者の思う原因なんてのは、単なるきっかけに過ぎないんです。

家の中は、一体、どんな雰囲気なんでしょう?

嫁はキッチリ5人分の食事しか作らないの?
お野菜とか、お肉とかの材料も区別するの?
相談者が台所に立ってるとき、食事してるときは、他の5人は何してるの?
冷蔵庫の使い方は、お風呂は、洗濯はetc.
会話がない状態で、家事の重複とか、分担とか、どうしてるの?

なんか、色々と、知りたいことばっかりなんですけど。

あと、嫁がカワイイ、と言う相談者の言葉をどう解釈すべきなんでしょう。
いや、嘘を言ってるようには思えません、思えませんけども、敵意の存在を、即座に否定するあたり、隠された、本当の自分の感情を理解していないような気がします。

加藤さんの言う敵意って、抑圧された敵意なんですが、相談者には伝わってないです。

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