400万で自殺未遂? 依存的敵意を自覚せよ。
2014年10月30日 木曜日
相談者: 男50歳 妻49歳 長女13歳
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 森田浩一郎(医学博士)
今日の一言:
時と共に消える怒りと消えない怒りがあります。
消えない怒りは依存的敵意です。
相談者:
えーと、私、実は、約25年くらい前に、先輩と2人で、会社を作りまして・・ま、2年半前に、会社が苦しくなりましてですね・・で、苦しいんで、ちょとお金を貸してくれないかと。
加藤諦三:
お金を貸してくれないか?、と先輩が言ったということですね。
相談者:
そうですね。
半年後に返せるんで、と・・いう約束で。
そんときは、私が・・出来る範囲ということで・・あのお・・私が母親の方から、金額を借りまして、400万円。
加藤諦三:
はあ。
相談者:
そんときは・・、正直・・先輩、後輩という仲もありましたんで・・。
でえ、半年が経って、あのお、「そろそろ、どう?、返せる?」、って話したら、「いや、もうちょい待ってくれ」、と・・という話が、実は、ずうっと続いてまして、ま、2年半前にお金を貸しまして、で、2年・・半年待ってくれっていう話だったんで。
加藤諦三:
はい。
ていうことは、2年間、返してない状態が・・、
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
続いたということですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、あれですか?、先輩の方が社長になって、あなたが専務か何かになったの?
相談者:
ええっと、始めた当初はですね、先輩が、代表取締役社長で・・でえ、私の方が取締役工場長と・・
加藤諦三:
はい、はい、はい。
相談者:
という形でスタートしまして・・で、まあ、始めた当初の約束で、将来は替わろうよ、と。
加藤諦三:
替わろうよ、というのは、代表取締役も・・、
相談者:
はい、替わろうよ、とういう約束ぅ・・が、2人で・・してまして・・5年前に、私の方が取締役社長と・・先輩の方は、代表取締役会長と、いう形でやらさして頂いたんです。
加藤諦三:
ふうん、それで・・。
分かりました。
その400万貸してくれ、ということで、お母さんから借りて、400万を渡したと。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、お母さんは今、何歳ですか?
相談者:
ええと、80です。
加藤諦三:
それで、これ、400万というのはですね、
相談者:
はい。
加藤諦三:
要するに会社に使ったわけでは無いんでしょ?
相談者:
あ、会社の方に使ったんですね。
加藤諦三:
ああ、これ、先輩が個人的に必要で使ったんではなくて、その会社に使ったということですね。
相談者:
そうです、はい。
加藤諦三:
先輩としては、返す、返さないという話は、会社の問題なんですよね?
相談者:
そうですね、はい。
加藤諦三:
ううーん。
相談者:
で、今度は、母親の方が・・あの、老人ホームに入らなきゃいけない環境になりまして、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
で、それにあたりぃ・・入居一時金というのが必要になりまして・・貸したお金と同等のお金だったものですから・・、
加藤諦三:
その老人ホームに入るのが、400万必要だったわけね。
はい、それで?
相談者:
で、母親がこういう環境で、必要なんで、返してくれ、と・・いう話を何度かしまして、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、それで、あの、あげくの果てにですね、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
ま、先輩の方・・代表の方からですね、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
貸した奴がバカなんだ、って話、言われまして、・・
加藤諦三:
うーん。
相談者:
で、結果的に、まあ、返してもらってない状況なので、・・
加藤諦三:
ええ。
相談者:
ちょっと、2人で言い合いになってしまって、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
その場で、辞める、辞めない、っていう話までいってしまってですね、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
(自分が)社長は、悪いけど降ろさせてくれ、っていう話をしてですね・・
で、まあ、その一ヶ月後に、実は、社長っていうのが替わったんですね、
新しい人に。
加藤諦三:
そうすると、今は、あなたは、社長でもなく・・まだ工場長ではあるの?
相談者:
あの、今は、宙ぶらりんですね。
あの、登記簿上は、まだ役員にはなってます。
加藤諦三:
うーん。
相談者:
で、まあ、妻にも話したりしてるんですけどお、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
もう、会社辞めたいと。
加藤諦三:
はい。
相談者:
こんな会社いたくないと。
加藤諦三:
はい。
相談者:
だけど、妻はそれは勘弁してくれ、と言われまして・・それはそれで、分かるんですが・・私自身が、にっちもさっちもいかない状態になってしまってですね、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
会社に来て働くのも嫌。
妻の顔を見るのも辛いような形になってきてしまってですね。
加藤諦三:
はい、はい。
相談者:
ちょっと、精神的に参ってしまって、・・
加藤諦三:
でしょうね。
相談者:
はい、で、ちょっと、私・・毎日、朝、早く会社に出てくるんですね。
あの、見積もりとか・・そういう現状があるんで。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、変な考え持ってしまってですね、ま、あの・・暮れぇ・・に・・ちょっと首を・・みたいな形を思いついちゃったんですよ。
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、結果的には、それは思い止まったんですが。
加藤諦三:
はい。
相談者:
2年前くらいから、会社が急激に落ち込んでいまして、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
で、ま、そんときは、私は社長という形で働いていたんですが、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
非常に、辛くなりましてですね、
加藤諦三:
うん。
相談者:
私が居なくなればっていう形を思っちゃったんですね。
ま、そんときも、実は、自殺未遂っていう行為をしてしまったんですよ。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、まあ、妻の方から、ちょっと病院行こうよ、と・・いう形で、そういう、精神的な所の病院・・の門を叩きまして、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、約・・仕事も3ヶ月間・・2年前・・ちょうど2年前なんですが、休みまして、ま、3ヶ月・・後に復帰をしたんですが、・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、また、今が、それと同じような、なんか、気持的に、・・
加藤諦三:
うん。
相談者:
同じ状況になってしまってきてるってことがあって、・・
加藤諦三:
助けてくれ、って言えないよね。あなた、今。
相談者:
そうですね。はい。
加藤諦三:
なんで言えないと思う?
相談者:
・・
加藤諦三:
嫌いだから。
嫌いな人に助けてくれ、って言えないですよ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
それで、自殺なんですよ。
で、とにかく、あなた、そこまで、追い詰められて・・うぅ・・とにかく、しっかり考えましょう。
加藤諦三:
今日はね、医学博士の森田浩一郎先生がいらっしゃるので、長い人生の経験から、アドバイスをまず頂きましょう。
相談者:
はい。
(回答者に交代)