脅威志向の家系。相談者の丁寧な言葉に感じる毒
(回答者に交代)
大原敬子:
あのお、私が今、聞いていて、これは事実だろうな、と思ったのは、次男の方の・・大事なときに、逃げる、避ける。
相談者:
はい、はい。
大原敬子:
もう一つは白紙で出す。
それから、学校が好き。
相談者:
はい。
大原敬子:
これは、色んな色を使わなくても、事実だと私は受け止めるんですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
で、その後に、ええ、たぶん、中学3年になってしまったら、下の子供がね、行って、また、怯えて・・すべて、こういう性格を作ったのは、三男の、この状態が作ったんではないかな、ていうのを仰ってましたね?
相談者:
はい。
大原敬子:
誰でもそう思いますよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
でも、それで・・大事なときと、白紙のパニックは違うんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
学校が好きは当たってるかもしれない。
学校が好きな子は、家が嫌い。
相談者:
はい。
大原敬子:
家で、事実の自分で出会ったときに生きていけない。
相談者:
はい。
大原敬子:
ましてや、(相談者の)ご長男も、非常に問題がありまして・・お嫁さんも既に。
こういうことでなければならないところで皆さん演じてるんですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
ですから、次男にすると、学校が一番、自分が出せれる場所なんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
普段は。
相談者:
はい。
大原敬子:
じゃあ、先ほど言ったように、大事なときと、白紙で出す・・なぜ?
選択でね、A、B、Cがあったら、A、B、C(のどれか)で、いいじゃないかって言いますよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
両親を怖がる人っていうのは、女の子でも男の子でも、共通してるのは、試験のときにパニックになるんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
非常に、学校で元気なんですよ。
これ、ある女の子もそうなんです。
とにかく元気でね、いじめもすごいけど、いたずらもすごい女の子がいるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
試験になりますと、自分の名前が書けないんです、震えて。
そしてね、最後は机がガタガタって揺れるんです。
そうすると、「あ、何々ちゃん、なったよ」、って。
だいたい、そういう症状って中学校くらいから出るんですけども、先生も分かってまして、
「じゃあ、君だけは特別部屋」、って言われるくらいに・・音が凄いですね。
カタカタ震えるんですって、震えが止まらないらしんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
それからもう一つは、白紙って見えないんです。
そのお、もう一人の男の子は書けないんです。
自分の名前も。
相談者:
はい。
大原敬子:
それから、見よう、見ようと・・問題を見よう、見ようと思っても、書いてる字が見えないんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
分かります?
相談者:
分かります。
大原敬子:
信じられないと思うんですけど、じゃ、なぜそうなるか?
私が知ってるお子さんは・・そうですね、今から、・・23人くらいなんですけれども、共通点は親に怖れを持ってるってことなんです。
相談者:
・・はい。
大原敬子:
言い様の無い。
そして、親は好きだと思っているんです、実は。
相談者:
はい。
大原敬子:
でも・・今・・そうですね、皆さん、20・・大きくなってますけど、今になってみると・・一番、パニックになるのは・・親が学校に来ると怖いって言うんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
どうして?、って聞きますと、共通点はね、家で居る自分の姿を親に見せなくちゃいけないですよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
学校ですよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
学校だと、「あれ?、君いつもと違うじゃない」、って言われますよね。
相談者:
はい。
大原敬子:
すると、自分は、どっちの顔を出していいか分からないんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
あ、父親が来た、母親が来た、どうしよう。と思いますよね。
で、はっと後ろから、友達から、「君は違うよ」、って言われてしまう。
相談者:
はい。
大原敬子:
そうすると、もう、パニックになって、しまって、訳分かんなくなっちゃうんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
それほど・・それほどですね、事実の自分を出してないって子が、この子にはあると、私には思えるんです。
この子はあなたちが描いたイメージの子でいることが辛いんだと。
ひとつの世界からみると、私はそう思えるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
そうしましたら、
相談者:
はい。
大原敬子:
しばらくの間ですね、
相談者:
はい。
大原敬子:
ボロボロになった心を、こちらがですね、ああでもない、こうでもない、手当てをすることよりも、・・遠くで見守りながら・・見守りながら、しばらく受け入れてあげる。
相談者:
受け入れる。
大原敬子:
受け入れる。
例えばですね、どうしよう、こんな、テスト、ああで、こうで、学校行けない、行ける、云々はね、
相談者:
はい。
大原敬子:
ある時期、心が変わってきますと、春夏、氷が全部解けてきますと、この自身がですね・・これまで、堪えてきた強さがあるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
今、私が知ってるお子さん、三名はですね、
相談者:
はい。
大原敬子:
今までは、大学受験できないんじゃないかと思ったんですよ。
相談者:
ああ。
大原敬子:
日本史と、世界史の選択のときに、字があまりにも汚くって、あまりにも出来ないので。
相談者:
はい。
大原敬子:
これ、日本史が一番いいと思ったら・・その子が、「先生、日本史はだめ。先生よく言うじゃない。漢字がバラバラで読めないって言ったでしょ。」
相談者:
(笑)
大原敬子:
だから、僕は、世界史だ、って言ってね、
相談者:
はい。
大原敬子:
ああ、もう、じゃ、おんぶして、大学受験行こうね、って言った子が、・・
相談者:
はい。
大原敬子:
4549日掛かって、
相談者:
はい。
大原敬子:
今、自分から、受験目指しています。
相談者:
ああ。
大原敬子:
それほど、時間がかかるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
そして、子供は、絶対に神様が与えてくださったものなんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
それを私たちがですね・・特に、私がいつも思うのはね・・私、アインシュタインでもないし、キュリー夫人でもないんです。
それなのに、自分の方が正しいと教える怖さをね・・もう、祖母から、いっつも教えられていたんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
子供は絶対伸びるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
私たちの、画一的な教え方で、こうだ、ああだとか、白紙で出したとか、成果主義でやってしまったら、これから子供は生きていけないですよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
今からですね・・私は、落ちこぼれながら、ここまで来た人間なんです。
是非ですね、この次男の方、あなたは信じて、遠くでですね、見守ること。
相談者:
はい。
大原敬子:
氷を解かすように、春の光のように・・ね?、真夏の太陽ではなくって、見守って欲しいなってこと、私は、切に、切に、お願いしたいと思ってるんですよ。
相談者:
分かりました。
大原敬子:
先生どうぞ。
お願いします。
(再びパーソナリティ)