離婚後もDV夫の世話を焼いてるけど、どうでしょう?

(回答者に交代)

大迫恵美子:
まあ、あなたご自身がね、その方がいいと思ってやってらっしゃることならね、別段、他の人がどうこうっていうことでもないように思うんですけど。
・・別れた方が良かったって仰ってるんだけど、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
それは、どういう意味で良かったってことなんですかね?

相談者:
実はあのお、もう年金生活に夫の方も入ってるんですけれども、ここ20年くらい、洋酒の取次ぎ販売やってまして、それが赤字・・の会社なんですね。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
ま、家には、実質一銭もお金が入ってないような状況だったんですよ。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
そいで、私・・離婚して、出てきてからも、相変わらずそれを、続けてやってまして、借金が残ってたりもするし。

大迫恵美子:
はい。

相談者:
それから、本人も、自分は、何も悪いことしてないのに、どうして離婚っていうようなことになるのか、そんなに俺が憎いのか、みたいなこと、未だに思ってるようですし。
今さら、夫は変わりようが無いな、って思っているので、気にはなりながらも、やっぱり、離婚してキチッと、区切りが出来たのは良かったかなって思ってるんですね。

大迫恵美子:
普通ね、DVで、離婚された方っていうのはだいたい・・その、DVをしていた方の・・ま、普通は男性ですけど、男性の方はもう、戻ってくれと。
で、だいたいその、DVの人っていうのは、自分がDVだってことを認めたがらないのでね、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
そんなことはしてないとか、あるいは、ま、ちょっとカッとなったことが1、2度あったかもしれないけど、とかね。

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
当たったとしても、軽くしか当たってないとかってね、だいたいそういうことをみんな言うんです。

相談者:
ええ、そうですね。
そんな感じですよ、はい。

大迫恵美子:
で、ま、殴られてた方はね、もちろん、大変な被害に遭っているわけですから、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
もう、絶対嫌だと。
もう、死んでも帰らないという方の方が圧倒的に多いんです。

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
でえ、あの、離婚の、手続きのときもね、家庭裁判所で、絶対顔を合わせたくないと、お願いして、待合室なんかでも、ばったり会わないようにね、そういう事件ばっかり私が見てるのでね、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
あなたのように、あの、わざわざお家に行って、お世話してる人がいるってのはね、不思議だなっていう・・印象・・

相談者:
最初のうちは、行くと必ず包丁を隠したり、

大迫恵美子:
ああ。

相談者:
してました。

大迫恵美子:
だから、どういう、つもりでね、あなたがそういうところにいらしてるのかについて、いまひとつ私としてはピンときてないんですよ。

相談者:
ああ、そうですか、ああ。

大迫恵美子:
ふつうは、もう、絶対に顔合わせたくないとか、絶対行かないっていう人の方が、圧倒的に多いので、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
わざわざ尋ねて行ってる人はいないのでね。
だから、まあ、あなたの中で・・離婚したことに対しての、多少の後悔とかあるのかしらって、やっぱ思っちゃうんですけど、それは無いって仰るのでね。

相談者:
後悔っていうか、やっぱり、身体の具合の悪い老人を、一人ぼっちにしてきちゃったいう、そこがちょっと気になってることは確かですね。

大迫恵美子:
それは、やっぱり、可哀そうってことでしょ?

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
うん。
(笑)ま、可哀そうってことは、好きだってことではないんですか?

相談者:
あ、もちろん、嫌いではないですよ。

大迫恵美子:
ああ、なるほどね。

相談者:
ええ。
というか、生まれたときから、可哀そうな家庭環境で、きちゃった人なので、

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
なんか、その辺もすごく頭の中にあって・・

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
可哀そう、可哀そう・・いけないのかもしれないけれども、一度も憎いって思ったこと無いんですよ、私、本人にも何度も言ってるんですけどね。

大迫恵美子:
ふうん。

相談者:
だけど、一緒に・・はもう、暮らせないなってのは、重々分かってたので、法律的に・・キチンとして、離婚ていう形をとって、何か、助けてあげられるのであれば、私しか、守ってあげられる人はいないので、最後まで見守らなきゃって気持はすごく強くあるんですね。

大迫恵美子:
ふうん。
だとしたらね、それは、別に、私はどうしたらいいでしょう?って人に聞かなくても、あなたの思うとおりになさったらいいと思うんですよ。

相談者:
あ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。
特にその・・ま、お家があなた名義だって仰っるならね、それはあなたの財産ですから、それを使わせておいてあげてるわけですしね。

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
ま、それを管理しがてら、見に行ってってことは、ま、それは、普通のことっていうか、(笑)ね、あり得ることだと思いますので。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
今の状態が一番安定してると仰るんならね、それはむこうが望まれても、再婚・・されなくてもいいと思いますし、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
それから、あなたのやるべきことについて、きちんとした限度をね、線を引いて、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あの、どうしてもね、その・・あちらの方がどんどん、甘えると思います。

相談者:
ええ、ええ、ええ。

大迫恵美子:
で、当然、あれもやって欲しいとか、これもやって欲しいと。言うだろうし、それを断ると、なぜしてくれないんだというようなね、態度に出る可能性もありますので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そこは、あの、優しくしたあげるところと、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
もう、これ以上は出来ないのよ、っていう一線を、常に明らかにしてね、私は、例えば何時から何時までの間、ここにお掃除に来て、これとこれをするだけだってことをね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
やっぱり、繰り返し、分かってもらった方がいいですよね。

相談者:
そうですね。
分かりました。

大迫恵美子:
それと、あなたの家に引き取ってる状態になっていますのでね、これは、ある意味、責任を負っていますので、

相談者:
引き取ってると言いますと?

大迫恵美子:
だって、あなた名義の家に住まわせてるわけでしょう?

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ですから、本来、出てってもらわなきゃいけない人を、そのまま置いてるってことですからね。
これ、一旦引き受けてると、それは、それなりに責任はあるんですよ。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
だから、例えばほんとに、病気が重くなって放置したりすると、

相談者:
ええ。

大迫恵美子:
保護責任者っていう立場なのに、ま、命に関わるような放置をしたね、っていうことになると、そういう重い責任もありますので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そのことは、一旦引き受けた以上は、(責任が)あるということはね、十分わきまえておかないと。

相談者:
分かりました。

大迫恵美子:
気をつけていただけたら、ってのは、私としてはそのくらいしか思いつきませんけれども。
まあ、あとは、ねえ、あなたのお気持ちの、通りになさったらいいんじゃないかと思いますけど。

相談者:
分かりました。
参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。

(再びパーソナリティ)

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