受験生の息子を持つ母親。橋の上の犬(イソップ物語)の訓え

(回答者に交代)

マドモアゼル愛:
あのお、あなたのお話を聞いていて、例えば、いい車に乗っているから、落ち込んじゃう、なんていうの。
ああ、この人、苦労したことないな、って、もうそれだけで分かっちゃうの。

相談者:
私がですか?

マドモアゼル愛:
うん。
例えばここが今、戦争で、明日、どうなっちゃうか分かんない、爆弾落っこって死んじゃうかもしれない状況で、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
隣の車、いい車乗ってんのよ、っているわけがないのよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
だから、その程度で落ち込む・・まだ未熟さがあるのよ。

相談者:
はああ、そうですか。

マドモアゼル愛:
じゃあ、その未熟さがどういうところからくるのか、っていうと・・例えばね、欲深いんだと思うよ、あなた。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
大変、(笑)、優しい言い方で、すごく酷いこと言っちゃうような気がするけど、

相談者:
いえ、いえ。

マドモアゼル愛:
例えばね、この歳になって、妹の方が勉強が出来たっていう真実は、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
今の妹にとって、お姉ちゃんと語り合うときに、なんらウェイトのないものだと、むこうは思いますよ。

相談者:
はい、むこうは気にしてないです、全然、そんなことは。

マドモアゼル愛:
しかし、あなたは、今なお、それを気にして、ちゃんとした、裸と裸、心と心の関係を、自分から、狂おうとする未熟性があるんですよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
ほんとは、あなたが、妹に謝らなくちゃいけない立場ですよ。

相談者:
謝る・・

マドモアゼル愛:
だって、妹は、ちゃんとお姉ちゃんと向かい合いたいのに、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
あなたは、妹は、私より、出来て、私よりその面であれだっていう、メガネをかけてしか、妹と、今なお、接触しようとしていないのよ。

相談者:
ああ。

マドモアゼル愛:
そこで、触れ合うもんなんか、あるわけがないじゃないですか。

相談者:
そうですね。

マドモアゼル愛:
きっと、旦那さんとも・・こいつと話していっても、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
いつものパターンに入るんだな・・妻の未熟性からくる、いつもパターンに入っていくんだなあっと思えば、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
それを責められないとすれば、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
距離を空けて聞く以外にないじゃないですか。

相談者:
なるほど。

マドモアゼル愛:
すべてがそれに当てはまるとは思わないけれど、ね。

相談者:
ええ。

マドモアゼル愛:
僕は、そういう傾向がどっかにあるような気がする。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
そいで、長女だから、やっぱり、あなた、可愛がられた、だから、本当の意味で歪まなかったってことをご自身で仰ってることは、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
やっぱ、正しいと思うんですよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
そいで、親は、あなたに、本当に、妹のように、お前も一番になんなくちゃいけないということを、本当は強要したとは思えないんですよ。

相談者:
・・

マドモアゼル愛:
してたら、もっと違ったハズれ方になってるよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
そしてもっと、苦しいから、どこかで、何か、壁を越えようと、自分と面会したハズですよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
だからあなたは、甘えられる部分は、甘えたのよ。
そして、口惜しい部分は口惜しかったのよ。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
だから、欲が深いって言ってるのよ。

相談者:
・・なるほど。

マドモアゼル愛:
僕は、あなたの原因は、欲深さが大きいような気がします。

相談者:
そうですか、思いもよらないことですけど・・だけど、そう言われるとそんな気もします。

マドモアゼル愛:
うん。

相談者:
あれもこれも欲しいっていう・・のは奥底にあります。

マドモアゼル愛:
だと思うのよ。
奥底にあるんだと思う。

それが色んな不満に出てきてんだと思う。

だから、足ることを知らないで、人に、話していけば、結局は、不満で終わる話は・・毎日は聞けないよ、旦那様も。

相談者:
なるほど。

マドモアゼル愛:
息子さんも・・僕は、親にはね、

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
子供を育てる力など無いと思います。

相談者:
はあ。

マドモアゼル愛:
子供を育てるのは天の力です。
でも、親には出来ることはあるはずなんです。

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
あなたは、子供を指導しようとして、もっと、素直に親に出来ることはないがしろにしてると思います、もしかしたら。
そのウェイトが逆転したときに、子供も楽になるし、あなたも楽になれるような気がすんのよね。

相談者:
はい。

(再びパーソナリティ)

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