夫の過去の女性関係に嫉妬。人生を好転させる能力とは?

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい。

加藤諦三:
今、森田先生にいいお話伺いましたねえ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
それで・・あなた・・ほんとに心を打ち明けられる親しい人っていました?

相談者:
あんまり・・いないですね。

加藤諦三:
いなかったですねえ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
あのお、ま、孤独だった、って言えば孤独ですよねえ。

相談者:
そう、(泣く)、そうです。

加藤諦三:
ねえ。

相談者:
あの・・はい、そうです。

加藤諦三:
うん。
で、あなたがすごい気にしてる・・その嫉妬なんですけどね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
孤独感が、ひとつ重要な要素なんですよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
それから、もう一つね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
あなた・・何か、劣等感がないですか?

相談者:
あります。

加藤諦三:
ええ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
でえ、結局、あなたのね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
その、今、嫉妬に苦しんでんだけども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
その、嫉妬が強くなる原因としては、どうしても、孤独感と劣等感なんですよねえ。

相談者:
はい。
分かります、それは、はい。

加藤諦三:
でも、あなた、先ほど・・親しい人、いる?、って聞いたとき、あんまりいない、って言いましたよね?

相談者:
はい。

加藤諦三:
これから先、未来は明るいんですよ。

相談者:
はい、はい。

加藤諦三:
ほんとに親しい、心を打ち明ける親しい人がいないのにねえ、

相談者:
はい。

加藤諦三:
私はいっぱい友達がいます!
このタイプが最も、人生を好転させるのが難しいタイプなんですよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
でも、ほんとに、こう、今、孤独で劣等感ということを、

相談者:
はい。

加藤諦三:
認めましたから、

相談者:
はい。

加藤諦三:
これは、対処のし方で、いくらでも明るい人生になりますよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
そいで、実は、あなたの夫なんですけどね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
会社の人は、(夫が)真面目な人って言う、って言ってましたねえ?

相談者:
はい。

加藤諦三:
で、あなた、(夫が)本当は明るい人って言ってましたねえ?

相談者:
そうです。
冗談を家で言ったりします、はい。

加藤諦三:
ううん。
それ・・

相談者:
はい。

加藤諦三:
まあ、色んな女の人がいたらしいけど、ほんとに好きな人はいなかったんじゃない?

相談者:
周りにってことですか?

加藤諦三:
うん。
ほんとに好きな女性がいたら、20人は31歳でちょっと多すぎるわ。

相談者:
そうですね。
結構ストレスの多い仕事なんで、

加藤諦三:
そうでしょう?

相談者:
はい。

加藤諦三:
この20人ていう数は、

相談者:
はい。

加藤諦三:
ストレスです。

相談者:
はい。

加藤諦三:
だからご主人は、

相談者:
はい。

加藤諦三:
ストレスから逃れることだけ考えていた。

相談者:
本人も前、そんなこと言ってた気がします。

加藤諦三:
ああ、本人が言ってた・・そのとおりです。
本当は、孤独なんですよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
好きな女性がいたわけではありません。

相談者:
はい。

加藤諦三:
ということはね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
ご主人も、孤独なんですよ。

相談者:
はい。
夫は、中学校から、親と離れて暮らしてたので、

加藤諦三:
ああ、でしょうねえ。

相談者:
親の前でも、もう、

加藤諦三:
うん。

相談者:
ちょっと気を使っているというか、

加藤諦三:
うん。

相談者:
冗談とかは、親の前では、あまり言わないですし、

加藤諦三:
うん。

相談者:
一線引いてる感じはあります。

加藤諦三:
うん。
ですから、僕が最初ね、あなたに向かって、親しい友達は?って聞いたんですけども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
ちょうど、あなたのご主人もね、この質問をするとね、親しい人はいない、心の触れ合う人はいないはずです。

相談者:
あ、いないです。
友達と飲みに行ったりとか、全くしないですし、

加藤諦三:
うん。

相談者:
家にいるのが楽しいって言って、

加藤諦三:
居るんですよねえ?

相談者:
居ます。

加藤諦三:
それでねえ、

加藤諦三:
キツイことなんだけど、踏ん張って聞いてくださいね。

相談者:
はい。

加藤諦三:
あなたの人生・・明るくなりますから、これ、確実に。

相談者:
はい。

加藤諦三:
あなた・・好きです、って言いましたよね、ご主人。

相談者:
好きです、はい。

加藤諦三:
・・
その好きっていうの、本当ですか?

相談者:
ほんと・・他に好きな人もいないですし、

加藤諦三:
他に好きな人いない・・それはもちろん。

相談者:
もちろん、そうです。
一緒に死にたいと思う・・

加藤諦三:
一緒に死にたい・・そのとおり。

相談者:
ずっと、一緒にいたい。

加藤諦三:
ずっと一緒にいたい・・そのとおり。

相談者:
もちろん、そうです。

加藤諦三:
ずっと一緒にいたい。
一緒に死にたい。

相談者:
はい。

加藤諦三:
それを、あなたは、好き、と解釈してるけれども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
本当は、あなたの孤独感を癒すのが、この夫じゃないの?

相談者:
・・
確かに・・そうですね、はい・・居場所が・・やっと出来たな・・と思ってます、自分の。

加藤諦三:
そうですよね。

相談者:
はい。

加藤諦三:
ほんとに、あなた、居場所見つけて・・だから、あなたの孤独感を癒してますから、

相談者:
はい。

加藤諦三:
夫も孤独感を癒してるんですよね。

相談者:
はい。

加藤諦三:
お互いに孤独なんです。

相談者:
はい。

加藤諦三:
だから、孤独な人どうしが結び合っているんです。

相談者:
そうだと思います、はい。

加藤諦三:
・・
孤独を癒すということと、

相談者:
はい。

加藤諦三:
相手を好きだっていうこととは、これ、ちょっと、別のことなんですよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
・・
だから、今、お互いに自分の孤独を癒そうと思って、相手にしがみ付いてるの。

相談者:
はい。

加藤諦三:
そこに、お互いに愛する能力っていうのはないんですよ、まだ。

相談者:
・・
私は、愛してるつもりなんですけれど、◆△%&■

加藤諦三:
つもりだと思います。
うん。
よく分かります、そのとおりだと思います。

相談者:
はい。

加藤諦三:
執着っていうのとは違う?

相談者:
執着・・ま、それも、ちょっとある気がします。
なんか、色んな、愛とか、執着とか、孤独とか、色んなものが混ざり合って・・いる・・愛、一本ではない・・と思います。

加藤諦三:
ああ、それでねえ、

相談者:
はい。

加藤諦三:
これから先は、要するにね、相手を愛するというところに、自分の気持ちを、向けていけば、

相談者:
はい。

加藤諦三:
あなたの、苦しんでる嫉妬は、自然と消えていきます。

相談者:
はい。

加藤諦三:
要するに、相手に対する関心を持つっていうこと。
本当の関心を。

相談者:
関心・・はい。
・・ああ、今日、体調大丈夫かな?、とか、

加藤諦三:
そういうことです。
(夫が)帰って来た。
ああ、今日は疲れているのかな?、疲れてないのかな?
体調を考えて、じゃ、お料理をどうしたらいいかな?、ていうね。

相談者:
はい。

加藤諦三:
自分が、こんなにお料理上手いんだ、ってんじゃなくて。
相手の体調を見て、お料理を作るというようなね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
相手に優しい気持を、実際の日常生活で実行していったら、これがほんとに愛する能力を、どんどん育成していくことなんですよ。

相談者:
はい。

加藤諦三:
そうすれば、必ずうまくいきます。

相談者:
はい。
分かりました。

加藤諦三:
あなた、優しいし、

相談者:
(笑)そうですかね。

加藤諦三:
うん、そうですよ。
まず、素直だし、

相談者:
はい。

加藤諦三:
したら、一歳半のお嬢さんともうまくいくでしょう。

相談者:
はい。
可愛いです、とっても。

加藤諦三:
とても可愛いですよね。

相談者:
はい。

加藤諦三:
それがあなたの優しさなんだから。

相談者:
はい。
頑張ります。
頑張るというか、はい。
加藤諦三:
そうですよね。
今、しっかり、頑張る方向が分かったでしょうから、

相談者:
そうですね。
皆に優しく、機嫌のいい母親で、妻でいられそうな気がします。

加藤諦三:
そうですか、やあ、その言葉を聞いてね、すごく安心しました。

相談者:
はい。

加藤諦三:
自分を・・決して責めないで、やってください。

相談者:
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
はい。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、どうもありがとうございました。

加藤諦三:
心の空しさの中で欲望は肥大化します。

(内容ここまで)

「ちょっとキツイこというようだけどねえ、」

いや、もう、ゾクゾクします、加藤氏のこのセリフ。

自分が作りたい料理を作ってドヤ顔の私は反省しました。


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