いじめと進路に悩む17歳。 まさに異次元のアドバイス
テレフォン人生相談 2014年12月11日 木曜日
相談者: 男17歳 両親と兄と姉の3人暮らし
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
今日の一言:
自分を救うもの、それはパラダイムシフト、視点を変える。
加藤諦三:
高校生?
相談者:
高専生です。
加藤諦三:
高専、はい。
それで、今、は、お父さんとお母さんと一緒に暮らしているんですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、兄弟は?
相談者:
3人兄弟。
加藤諦三:
3人兄弟で、
相談者:
末っ子なります。
・・
僕は。
加藤諦三:
末っ子ですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい。
上はお兄さん?、お姉さん?
相談者:
兄一人、姉一人・・
加藤諦三:
何歳ですか?
相談者:
兄の方が24歳です。
加藤諦三:
はい。
そいで、お姉さんは?
相談者:
18です。
加藤諦三:
はい。
どんな相談ですか?
相談者:
進路変更・・のことでですね、えー、
加藤諦三:
進路変更っていうことは、今、高専に行ってるけども、
相談者:
やめたい。
加藤諦三:
やめたいということね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
そのことを・・は、もう誰かと相談したの?
お父さん、お母さんと相談したとか。
相談者:
はい。
しましたけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
むこうが言ってることもよく分かるんですけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
僕のことを分かってくれないっていうか・・
加藤諦三:
はい。
むこうが言ってることは分かるけれども、僕の気持ちは分かってくれないということで・・
むこうの言ってることっていうのは、どういうことを言ってるわけですか?
相談者:
うんと・・高専を中退すると、
加藤諦三:
はい。
相談者:
履歴書に傷が付くといいますか・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
将来、あまり、いい目で見られないよ・・
加藤諦三:
はい。
相談者:
ということと、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
中途半端でいくと、
加藤諦三:
はい。
相談者:
これからもまた、逃げるといいますか、
加藤諦三:
はい。
相談者:
えー、そのお、嫌なことから逃げる・・ていうこと・・になるかもしれないよ、っていうことは言われました。
加藤諦三:
はい。
俺の気持ちは分かってくれないって・・僕の気持ちはって・・
この部分が分かってくれないってのは・・どの部分ですか?
相談者:
えっとー、僕、学校で、
加藤諦三:
はい。
相談者:
クラスメイトから、下に見られてるんです、結構。
バカにされることが多かったりい、あと、物を隠されるっていうことが多いんですよ。
加藤諦三:
物を隠されるっていうのは、例えばどんな物を、隠されるんですか?
相談者:
体操着・・とかあ、関数電卓とか、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あとは・・一番酷いもので、定期券とかが、無くなってたりしました。
学生証・・とかも無くなったりとかもしました。
加藤諦三:
それがなくなると・・それこそ、あなた・・通学で帰っちゃうときに困っちゃうわね?
相談者:
はい。
でも、定期券が無くなったときは、
加藤諦三:
うん。
相談者:
僕、みんなの前で110番通報したんですよ。
定期券が無くなりましたって。
加藤諦三:
はい。
相談者:
先生に言ってもダメだったんで・・もう、何していいのか分からずに、
加藤諦三:
はい、はい。
相談者:
110番通報してしまったんですね。
加藤諦三:
はい、はい。
よ、よくやったねえ。
相談者:
はい。
あと・・えっと、僕、教卓の中を朝、学校に来てから探したんですけど、無かったんです。
だけどお、その、110番通報した直後に、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
放課後、もう一回・・教卓の中調べたら、有ったんですよ、定期入れが。
加藤諦三:
ああ、はい。
相談者:
はい。
定期入れは戻ってきました。
加藤諦三:
そいで・・馬鹿にされたという風に覚えている?
相談者:
はい。
加藤諦三:
と感じている?
相談者:
で、その直後・・あたりから、僕の、
加藤諦三:
うん。
相談者:
なんだろ?、ジュースを勝手に飲んだりとかあ・・そんなんで怒ったりとか・・あとお、携帯を持ち始めた直後なんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で、面白がって、スマフォで僕の・・写真を撮りまくったりとかして、僕が怒る・・ていうことはよくありました。
はい。
加藤諦三:
あの、傲慢なところを持っていたので、うまくいかなくて孤立してきちゃったという風に考えるのか・・
相談者:
はい。
加藤諦三:
それとも、気が弱くて、
相談者:
はい。
加藤諦三:
みんなに面白いように苛められて、今、孤立してる、という風に考えるのか・・
どっちだと思う?
相談者:
孤立はしてないですね。
全員が全員、馬鹿にしてきたり、隠したりするわけじゃないです。
だけど、
加藤諦三:
うん。
相談者:
なんだろ・・勉強教えてくれたりとか・・する人もいるんですけど・・その・・その人たちも、
加藤諦三:
うん。
相談者:
僕のことを苛めてくるグループの前では、結構知らんぷりしちゃう・・みたいな、そんな感じになってる・・
加藤諦三:
あの、家ではどうでした?
家では従順?
お父さん、お母さんの言うことに。
相談者:
そうですね、言いなりになるって言うほどではないですけど、まあ・・はい。
加藤諦三:
いや、言いなりに、なってたんじゃないのかな?
相談者:
・・
加藤諦三:
それほどではない、って言うけど。
従順っていうより、服従?
相談者:
そう・・ですねえ・・
えっと、高専やめたいこと、もう一個・・理由、もう一個あるんです。
加藤諦三:
うん。
相談者:
その高専の勉強合わないってこと・・理系の勉強ばっかやってえ、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
合わないなって感じること・・ま、実験とか、そういう教科が、自分には苦手だってことと、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
あと、自分で、高専に行きたいって言ってえ、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
そうなったんなら・・分かる・・まだ分かるんですけど、親の薦めですね。
小学校のときから、高専に行け、高専に行け、って言われてました。
加藤諦三:
うん、
相談者:
それで、
加藤諦三:
うん。
相談者:
嫌になりました。
もう、何で?、その・・なんだろうな・・
僕、電車が好きなんです。
加藤諦三:
電車?
相談者:
鉄道です、鉄道。
加藤諦三:
はい、はい。
相談者:
車掌、車掌になりたいと。
加藤諦三:
はい、はい。
相談者:
昔から思ってました。
加藤諦三:
はい。
相談者:
親がですね、鉄道関係なら、高専だと。
言うんですよ。
加藤諦三:
うん。
相談者:
高専卒でえ・・なる・・鉄道関係でなる仕事って、鉄道を作る仕事だって・・高専に入って初めて気づいたんですね。
加藤諦三:
うん。
相談者:
それまで、小学校のときから、散々、高専は、就職が楽だとか、高専に行けば・・進学が楽だとか、
加藤諦三:
うん。
相談者:
散々言われて、
加藤諦三:
うん。
相談者:
理系が最高だと。
文系に行けば、就職出来なくて、
相談者:
うん。
加藤諦三:
フリーターになったり、自殺する人だっているんだって、昔から言われ続けて、
加藤諦三:
うん。
相談者:
でえ、今思えば、なんか、騙されたような、
加藤諦三:
うーん。
相談者:
感じがするわけです。
加藤諦三:
うーん、うーん。
相談者:
で、やめたいなと、思って・・うん。
加藤諦三:
あの・・車掌になりたいって希望はキチンとあったんだよね?
相談者:
ありました。
加藤諦三:
今日の相談っていうのは、
相談者:
はい。
加藤諦三:
自分のやりたいことと、
相談者:
はい。
加藤諦三:
お父さん、お母さんと意見が合わなくて、
相談者:
はい。
加藤諦三:
困ってる、どうしよう、と。
相談者:
親を説得出来ないんですよ。
加藤諦三:
ということですね?
相談者:
はい。
(回答者に交代)
この子、車掌さんになれたかな
青春っていいね
車掌になれていますように。
だって、運転手や車掌、現場に出るのは高卒っていうのが決まりだから。
大卒はキャリア、高専はやはり技術者側でしょうね。
普通高校へ転校できていますようにと願ってしまいます。