言わずにはいられない母親と耳を塞ぐ子供

テレフォン人生相談 2014年12月18日 木曜日

相談者: 女40歳 子供11歳 父65 母61歳

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)

今日の一言:
自分を守るための手段が、人を批判することです。

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
いえ、今一人です。

加藤諦三:
離婚して一人?、それとも、ずうっと、お一人?

相談者:
離婚して、一人です。

加藤諦三:
あ、そうですか?
何年前ですか?、離婚されたのは。

相談者:
5、6年前です。

加藤諦三:
5、6年前。

相談者:
はい。

加藤諦三:
で、今、一人で暮らしているわけですか?

相談者:
自分の家族と暮らしています。

加藤諦三:
お父さん、お母さん?

相談者:
はい。

加藤諦三:
お父さん、お母さん、何歳ですか?

相談者:
お父さんが65歳です。

加藤諦三:
はい。

相談者:
お母さんが61歳です。

加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
子供が一人いるんですけれども。

加藤諦三:
お子さん、何歳ですか?

相談者:
11歳です。

加藤諦三:
11歳。
男の子、女の子?

相談者:
男の子です。

加藤諦三:
男の子、はい。
その男の子の話ですね?

相談者:
はい。
中学進学を迎えてるんですけれどもお、

加藤諦三:
はい。

相談者:
どしても、なんか、勉強に対しての・・やる気とかあ、集中力とかあ、が無くってえ、

加藤諦三:
はい。

相談者:
あのお、取り掛かりとかが、ものすごく、遅くってえ、自分の机で(笑)しなくってえ、必ず、ダイニングで、みんな家族がいるところで、するんですけど、そのときに、おもちゃのピストルだったりとかあ、フィギュアだったりとかあ、必ず、何か机の上に物を持って置いたりとかあ、それを触りながらしたりとかあ、なんかそういう感じのことが多くてえ、どうしても、いったらダラダラ、ダラダラとしてしまって、それをどういう風に持って行っていいのかが、色んなこう、手を尽くすんですけど、分からなくてえ、ご相談したいなと思いまして。

加藤諦三:
うーん。
今は、その、あれですか?、
お子さんは、まったく、あなたとだけで、お父さんの方とは会ってはいないわけですね?

相談者:
はい、今は会ってないです。

加藤諦三:
はい。
それで、離婚する前・・一緒に、居るときには、どんな子だったんですか?

相談者:
小さいときは・・あの、集中力とかもあってえ、自分で、本とかでも、わりかし、おとなしめっていうか、◆△%見てて破いたりすることも一切無くってえ、わりかし、あの集中してこう、物を作ったりとかあ、読んだりとかあ、集中できる子でした。

加藤諦三:
ふうん。
いわゆる良い子だったんですか?
あの、

相談者:
どちらかというと良い子・・でした。

加藤諦三:
お父さんの言うことも、お母さんの言うこともよく聞く・・子だったわけですか?

相談者:
そ、あの、聞く・・子でした。

加藤諦三:
要するに、その第一次反抗期とかなんか、そういうようなことも無いわけですね?

相談者:
そうですね、特には、無かったですね。

加藤諦三:
そうすると、小学校1年のときは、もう別れていたんですか?

相談者:
はい、そうですね。

加藤諦三:
あ、そうですか。

相談者:
はい。

加藤諦三:
小学校に入ってから・・の生活ってのは、ごく普通の生活だったんですか?

相談者:
そうですね、特には変わりはなく、

加藤諦三:
つまり、あなたが、色々気にするようなですね、勉強にやる気が無いとか、なんとかというような、

相談者:
はい、1年生のときとかは、そんなことは無かったです。
2年、3年ぐらいまでは・・最近、高学年になってから、ちょっと、やる気の無さが、出てきてるのかなあっていうのが、見えて、心配でえ、はい。

加藤諦三:
ふうん。
友達はいるんですね?、ごく普通に。

相談者:
はい、います。

加藤諦三:
あのお、ことに仲のいい友達とかなんか、そういうのはいるんですか?

相談者:
(仲のいい友達)は、はい、います。

加藤諦三:
そうすると、別に不登校になってるわけじゃないわけですよね?、今。

相談者:
はい、学校には、一度も行きたくないって言ったこともないし、逆に言えば、学校に行ける方が楽しい、みたいな感じです。

相談者:
そいで、そのお、何か具体的に・・問題・・今、出てるということではないんですよね?

相談者:
それまで、低学年のときには、たぶん、子供の中で、あまりしなくても出来てたっていうのがあるのかもしれないんですけど、今・・になってえ、問題が難しくなったりして、試験に落ちた(笑)りとか、テストの成績が下がったりとかっていうのを、自分で感じながら、何かしようとするときに、「どうせ出来ない」、とかあ、
「無理」、とかあ、
何かこう、言葉に出すように、なってえ。
で、私の方も、
「これやった?」、
「これどうしたの?」、とかって聞くと、こう耳を塞いで、
「もう勉強、勉強、うるさい」、って言って、いうような感じでえ、なんか、こう、自分から取り掛かるっていう姿が、見られなく(笑)なったので、それがちょっと、心配でえ、

加藤諦三:
あのお、子供が耳を塞いでね、勉強、勉強って、その心境ってのは、あなたには、わ・か・ら・ないですか?

相談者:
・・

加藤諦三:
あなたは、結構、うるさく言ってるわけですよねえ?

相談者:
はい、て思って言わないようにしようと思って、黙っているんですけど、それで、今度は黙ってたら、黙ってたでえ、ずうっと、ゲームをしてみたりとかあ、やっぱり、それでも取り掛からなくてえ、

加藤諦三:
うん。
そうすると、

相談者:
どうしたらいいのか分からない・・

加藤諦三:
あなたの話を聞いてみますとね、

相談者:
はい。

加藤諦三:
なんとなく、こう、自分の、思うように、子供が、動いて・・成長してないことにイラだっているような気がするんですけどもね。
こうあって欲しい、こうあって欲しい、ていう。

相談者:
こうあって欲しい・・ていうか、あのお、子供が、中学に、もし、このままで行ってえ、そこで、落ちてしまわないように、っていう心配がすごくあって、自分の中で。
で、やっぱり、先のことを、男の子なのでえ、大学に行かせようとか、色々、考えてしまうと、そんな風に、子供に期待を掛けて(笑)しまうところはあるかもしれません。

加藤諦三:
そうすると、あなたの今の、生きている支えがこの11歳のお子さんなんですか?

相談者:
そうですね、はい。

加藤諦三:
そうすると、このお子さんが、あなたの生きてる支え・・生きてる意味だとすると、どうしても色んな要求ってのは出ますよねえ?

相談者:
はい。

加藤諦三:
そうすると、その通りには、お子さんが成長していないという・・そっからくるイライラという風に解釈していいですか?

相談者:
・・
はい、イライラっていうか、はい。
そうですね。

加藤諦三:
ですね。
はい、分かりました。

(回答者に交代)


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