60代のスネかじり夫婦。金が欲しくて離婚したい62歳の女
テレフォン人生相談 2016年1月6日 水曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女62歳 夫63歳 85歳の実母と3人暮らし 長女35歳 長男32歳
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えっとお、主人が、
今井通子:
はい
相談者:
収入を何も入れないので、
今井通子:
ええ
相談者:
どうしても入れて欲しいんですね。
それで、
今井通子:
うん
相談者:
わたくしも年を取り出したことと、
今井通子:
うん
相談者:
母と同居なんですが、母からもそんなにお金を貰えなくなって来ましたので、
今井通子:
はい
相談者:
あの、入れて貰えたらいい、どういう方法とったらいいか?ということを伺っております。
今井通子:
あなたおいくつ?
相談者:
62歳です。
今井通子:
62歳
相談者:
はい
今井通子:
ご主人は?
相談者:
63歳です。
今井通子:
63歳。
相談者:
はい
今井通子:
お母様っていうのは、どちらの?
相談者:
わたしの母です。
今井通子:
あなたのお母様が、同居してらっしゃる?
相談者:
はい
今井通子:
おいくつ?
相談者:
85です。
今井通子:
85歳。
お元気ですか?
相談者:
はい
今井通子:
で、ご主人は、今、まだお勤めですか?、お勤めっていうか、
相談者:
勤めてます、働いてます、サラリーマンです。
今井通子:
サラリーマンでらっしゃるのね?
でえ、あなた自身は?、専業主婦?
相談者:
えっとお、派遣社員で働いてます。
今井通子:
なるほど。
でえ、お子さんとかはいらっしゃいます?
相談者:
はい、います。
35になる娘と、
今井通子:
はい
相談者:
32になる息子がおります。
今井通子:
独立してらっしゃる?
相談者:
はい
今井通子:
あ、お住まいも別ですね?
相談者:
はい、別です。
今井通子:
はい
ご結婚何年目ぐらい?
相談者:
えっと35年とか、6年です。
今井通子:
はい、35、6年。
相談者:
はい
今井通子:
そもそもが、ご結婚されてえ、その後は?
相談者:
出したり・・
今井通子:
家計はどういう・・
相談者:
お金を出したり、出さなかったりしてましたけでも、
今井通子:
ええ
相談者:
あのお、出さなかった・・銀行へ行ったらお金が入ってなかったときがありまして、
今井通子:
はい
相談者:
そのときには、主人の親に言って、出して、もらうように言ってもらいました。
今井通子:
うん
相談者:
そしたら、生活費を15万寄こしました。
今井通子:
はい
で、それをずうっと続けてらしたの?
相談者:
はい
今井通子:
んで、今までずっと、その、
相談者:
今までじゃなくう、長男が、
今井通子:
はい
相談者:
大学へ受かったときにい、
今井通子:
ええ
相談者:
「もお、学費が大変だからあ、」
今井通子:
ええ
相談者:
「生活費は出さない」
と言いました。
今井通子:
え、ちょっと待って。
そうするとお、学費はご主人が出してらしたの?
相談者:
はい
息子の分だけ。
今井通子:
お嬢さんの分は?
相談者:
母が出してました。
今井通子:
どちらの?
相談者:
わたくしの。
今井通子:
あ、あなたのお母様。
相談者:
はい
今井通子:
はい
ということは、ずうっと、そのお、生活をしてらっしゃるときにい、ご主人は、
相談者:
はい
今井通子:
基本的には15万?
相談者:
そおですね、結婚して20年ぐらいまではね。
今井通子:
うん
そして、その他の分は、あなたが仕事をされてたのかな?
相談者:
母から貰ってました。
今井通子:
あなたのお母様?
相談者:
はい
今井通子:
お母様ってえ、当時も、お一人だったんですか?
相談者:
父はもう、30年前に亡くなってます。
今井通子:
ご主人はその、家計費を入れられる他は、
相談者:
うん
今井通子:
ご自分で使ってらっしゃるの?
相談者:
何してるか?全然分りません。
退職金もその間に貰ってるはずなんですね。
それから、月給もいくら貰ってるか?わかんない。
ただ自分の実家には、
今井通子:
うん
相談者:
お金をあげてる模様はありますね。
今井通子:
じゃあ、ちょっと待って。
家計というかね、生活するにあたってえ、
相談者:
はい
今井通子:
85歳のあなたのお母様頼みなわけ?
相談者:
そおですね。
今井通子:
あの、結婚されてからずっと?
相談者:
ずっととは言いませんけど、まあ、
今井通子:
はい
相談者:
母の家にずうっと、最初から住んでおります。
今井通子:
あ、じゃ、お母様のお家に?
相談者:
はい
今井通子:
住んでらしてえ、
相談者:
はい
今井通子:
で、日々の、
相談者:
はい
今井通子:
水道代、電気代、その他諸々、
相談者:
あ、そうですね。
今井通子:
ねえ、ありますよね?
相談者:
母が出してますね、ええ。
今井通子:
うん
それもみんなお母様?
相談者:
はい
今井通子:
でえ、あなたたちは、じゃあ、まだ、この年にして親のスネカジリ(笑)っていう感じですね。
相談者:
そおですね、はい
今井通子:
ご主人はどういう方なの?
相談者:
うーん・・
いい顔しいで、実家には相当持ってってるみたいなところもありますね。
そいから、こういうこともあるということも、誰も知らないです。
今井通子:
こういうことってのは、
相談者:
あの、お金を出してないということを。
今井通子:
ふんふん
相談者:
で、母が、「言ってはいけない」ということを言うし、
今井通子:
うん
相談者:
今も、先生のところへお電話するときに、
今井通子:
うん
相談者:
離婚を前提で言っていいですか?って言ったら、「置いとけ」って、母が言ったし、なんていうか、居ないと、世間に馬鹿にされるから、「置いとけばいい」みたいな感じで・・
今井通子:
あー
相談者:
猫か、猫、猫を置いとくのと同じ感覚で・・
「猫だって餌やるんだから」
って、そういう感じです。
今井通子:
お母様がそう仰るの?
相談者:
はい
今井通子:
なるほど
相談者:
冠婚葬祭があると、うちの旦那の顔をして、あの、出てって、いい顔して帰って来ます。
今井通子:
(笑)うちの旦那の顔をしてっていうのは、ほんとにうちの旦那なんでしょ?
相談者:
だって、生活費出してないような人は旦那ではないでしょ。
今井通子:
うーん・・
相談者:
離婚にあたってえ、
今井通子:
うん
相談者:
あのお、退職金も半分もらいたいしい、
今井通子:
うん
相談者:
今までの生活費も貰いたいし、
今井通子:
うん
相談者:
年金も取りたいと思います。
今井通子:
ちょっと待ってよ。
さっき、だけど、離婚まで言っていいですか?っていう話ね、
相談者:
うん
今井通子:
離婚されたらお母さんが、
相談者:
うん
今井通子:
(笑)その、「猫飼ってるみたいに置いとけ」って言うんで、
相談者:
うん
今井通子:
離婚は考えてないんじゃないの?
相談者:
もしも、お金をくれれば、考えなくてもいいと思うんですけど、お金を取り上げるために一番簡単だったら、離婚が簡単だったらそうすればいいと思いますう。
今井通子:
それはあなたがそう思ってんでしょう?
相談者:
はい
今井通子:
でも、そうすると、今度、お母様が、
相談者:
うん
今井通子:
それに対して、反対なさるんじゃないの?
相談者:
してますね、もお、すでに。
今井通子:
ふん
それでも離婚したいってこと?
相談者:
金が欲しいです。
今井通子:
うーん
相談者:
まとまった。
もお、
今井通子:
なんか、あの、まとまったお金が必要なの?
相談者:
ふーん・・
(笑)あればあるだけいいと思うんですけどお、まとまったお金が入ったらアパートでも作ってえ、
今井通子:
うん
相談者:
まあ、収入があればと思うしい、
今井通子:
うん
相談者:
80になって作ったら、借金が残ったら、1円も入ってこないから、作るんなら今でしょう、っていう感じです。
今井通子:
なるほどねえ。
でえ、今日のご相談は先ほどチラッと仰ってたんだけれども、
相談者:
はい
今井通子:
もう一度言っていただくと?
相談者:
はい
えっとお、まず離婚をするう、金を取り上げるにはどうしたらいいか?
今井通子:
うん
相談者:
もし、ムリだったら、離婚をするんだったらどうしたらいいか?
そういう感じですね。
今井通子:
分りました。
今日はですね、弁護士の大迫恵美子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
「金(かね)」って…笑
今井さんはあなたが嫌いじゃないから、と言ってあげてるけど、旦那は外面のいい、自分に自信がないから女を作ってそこに転がり込むとかもできない、体面が大事な男だから離婚できないだけじゃ…。復讐がお金を渡さないことって、しんどい戦いだなあ。
こういう夫婦の老後ってどうなるのか想像するとつらい…。
今年も更新ありがとうございます。
いつもの解説コメントまで書くのは大変かもしれませんが、ああ、読みたいなあって、期待しています…。
同感です
今年もよろしくお願いいたします!
こちらこそよろしくです。
ありがとうございます!
書くのも習慣になるけど、サボるのも習慣になっちゃうんで、怖いわ。
同じ年代の夫婦の相談を探して読んでみました。そして、YouTubeて放送も聴きました。このご婦人の話し方、内容を聴いていたら、ご主人が気の毒になりました。
ご主人も世間体を気にして、結婚生活を続けてきて、利害が一致していた訳ですね。
これから、お互いに体に不調が現れる年齢だし、お母様もこの暮らしが続けられるわけでもないのに。
世間知らずの相談者に、驚きました。久々の大ヒット!
同感です。
鋭い洞察力、いつも感服しております。
あ、いや、そんな。
木に上りますからあ!