モラハラ男。ウツで離婚したけど、良くなったし、5歳の娘に会いたい
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
もしもし?
今、実家に居るっていうけど、お父さんとお母さんと。
実家での気分はどうですか?
相談者:
とても、感謝してます、はい。
居心地、は、とてもいいので。
加藤諦三:
居心地いい?
相談者:
とにかく、その、食事を作ってもらえ・・て、
加藤諦三:
うん。
相談者:
もう、それが、とても、おいしく、感じるのが一つ、ですね、やっぱり。
そういった、一つひとつのことが、なんか、ま、ありがたいというか、
加藤諦三:
ふうん。
相談者:
えー、そういった・・気持ちはありますね。
加藤諦三:
そうすると、あなた、自分のウツの原因ていうのは、どういう風に考えてる?
相談者:
うまく、物事がいかないときに、
加藤諦三:
うん。
相談者:
自分中心に、物事を考えてしまうっていう・・のは、感じますね。
加藤諦三:
上手くいかないときにウツになる?
相談者:
なんで、自分の気持ちを分かってくれないんだ?っていう・・そういう・・ものが、あったりする・・と、結構、ストレスが溜まって、
加藤諦三:
溜まるよねえ。
で、それは無いの?、今、家では。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
今、生活してるときに、色んなことは、満たされてきてるわけ?
相談者:
そおですね、まあ、満たされていると言えば、満たされていますね、はい。
加藤諦三:
今まで満たされてなかったものが、満たされてきて、親としての気持ちが出てきたと。
いうことなんでしょうね?
相談者:
はい。
そういうことですか・・自分が、そういう、親に、してもらってることは、ま、自分も、親として、何か無いか、っていう意識が、余裕が出てきたってことですか。
加藤諦三:
という、なんか、自分が、満たされてきたから、初めて、自分の中に親としての気持ちも出てきて、会いたい、ということなんでしょうね。
相談者:
あ、そういうことですね。
加藤諦三:
そうですね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、じゃ、今、このままの状態が、良いようですから、
相談者:
はい。
加藤諦三:
伊藤先生が仰ったような形で、
相談者:
はい。
加藤諦三:
処理してください。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、どうも、失礼します。
相談者:
はい。ありがとうございました。
加藤諦三:
自分の心を立て直すことが、人との関係を立て直すことになります。
(内容ここまで)
母親は会わせたくないさ。
通院中の男になんて。
元妻が結婚した相手は、少し面倒臭い性格ではあるにせよ、だけど、健康な男なの。
この男は、元妻が結婚した男とは別の人間なの。
体調を崩す前のエピソードが分かり易いんだけど、
夫が妻を責め、妻は泣いた。
「あなたには言い返せない、正論過ぎて」
と言って。
はい、決定。
相談者は、モラハラ夫でした。
離婚理由は相談者のウツだけが原因ではないの。
モラハラ男とは暮らせなかったの。
もしかして、妻が相談者と同じ病気に近づいていた可能性だってあるし。
ま、でも、調停になれば、落とし所があるんだろうよ。
せいぜい、母親同伴での面会じゃないの?
間違っても、娘と二人きりで会うなんてことはさせない。
ファミレスのボックス席で向かい合う、男と母娘の図。
娘が、相談者に投げかける視線は、父親に向けるそれではない。
絶対にね。
5、6歳の女の子の大人(おませ)度は、この相談者の想像以上なの。
そこで初めて相談者は、3年間がどれほど長いものかを思い知ることになる。
ひと月に一度、あるいは2ヶ月に一度の、そんな寒々とした面会交流が、この男の親もどき感情を満たしてくれると思う?
新たなウツの材料にならなきゃいいけど。