遠回りの自己主張。 内定を蹴った大学生の断り方に見る言葉とは裏腹な深層心理

(回答者に交代)

大原敬子:
あのね、

相談者:
はい。

大原敬子:
今、あなたの話を聞いていて、

相談者:
はい。

大原敬子:
もしかしたら、私の言葉をね、

相談者:
はい。

大原敬子:
ちょうど、弓だったら、弓(矢?)が飛んでくるでしょう?、自分の目の前に。

相談者:
はい。

大原敬子:
それを、払いのける、行動を、あなたがするかもしれないんですけども、

相談者:
はい。

大原敬子:
あえて、私はあなたを、的にして、弓(矢?)をどんどん放っていきますので、

相談者:
はい。

大原敬子:
聞いてください。

相談者:
はい。

大原敬子:
まず言えるならば、あなたの馬鹿さ加減はありますけどね。
なんで、こんな、ね?、わざわざ馬鹿な生き方をしてるんだろう?、と私は思います。

相談者:
はい。

大原敬子:
なぜ、それを自分が、人間関係が悪いとか、僕はくだらない人間、って、なぜ、やってしまうの?って思う。
私があなたに、お答え返すのは、馬鹿ですね、ってことです。

相談者:
・・
はい。

大原敬子:
要するに、何がバカかって言うと、

相談者:
はい。

大原敬子:
すごい、いいもの持っていながら、どうか、皆さん、僕をスゴイ、スゴイと言ってください。
と、僕は頑張れますよ、っていう・・あなたです。

相談者:
・・

大原敬子:
でも、私はあなたの実績を見ると、自己主張が強い故に、茨(いばら)の道を歩いていて、今日まで来ましたよね?

相談者:
・・はい。

大原敬子:
就職を断るまでの。
その・・もの、が自信で、企業は採ったんです、あなたを。

相談者:
・・

大原敬子:
分りますか?

相談者:
いえ・・そこは、ちょっと、否定したいんですけれども。

大原敬子:
うん、何?

相談者:
自己主張は・・強くない・・ですよ。

大原敬子:
十分ですよ。
あなた、自己主張は、言葉と思ってるでしょ?

相談者:
・・
ああ、

大原敬子:
自己主張は行動ですよ。

相談者:
その、一人でいる行動自体が、・・

大原敬子:
行動は、もう、あなたの特徴が、もう、こぶのように、松のコブのように出てますよ。

相談者:
この、お話の中でも、分ると。

大原敬子:
お話の中と、それから、あなたの生き様。

相談者:
はい。

大原敬子:
コブのようですよ。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
松ヤニが付いていて。
だから、企業は、あなたを採ったと思いますよ。
で、今日の相談は、

相談者:
はい。

大原敬子:
その馬鹿さ加減のあなたが・・どうにも、こうにも、道がそこで、ふさがったことで電話きたんでしょ?、違いますか?

相談者:
そうです。

大原敬子:
それは、両親に対する、言い訳?

相談者:
いえ。

大原敬子:
なんですか?

相談者:
・・

大原敬子:
両親ですか?
世間体ですか?
それとも、自分の読みですか?

相談者:
自分ですね。

大原敬子:
自分の読みが狂ったの?

相談者:
読みっていうか、世間体もありますね。

大原敬子:
じゃ、読みが狂ったんじゃない。

相談者:
はい。

大原敬子:
じゃ、就職を断ったときに、あなたの青写真は何だったんですか?、その後の考えは。

相談者:
そこは、さっぱり、・・見つからなくて、就職を断ったっていうのもあるんですけど。

大原敬子:
違いますね。
だって、就職・・決まったときに、すぐに断ったの?、通知来て。

相談者:
いえ。2週間くらいかかりましたね。

大原敬子:
内定が来て、

相談者:
はい。

大原敬子:
それから、まったく、音信普通だったんでしょ?

相談者:
いえ、メール・・のやり取りは、ありましたね。

大原敬子:
メールのやり取り・・それで?
会いましょう、とかなかったわけ?

相談者:
人事部長の方と、お話をしよう、ということになったんですけど、

大原敬子:
はい。

相談者:
その前に・・ちょっと考えさせてください、って言って・・お断りしました。

大原敬子:
その、人事部長が、お話しよう、って、直(じか)に人事部長の電話ですか?

相談者:
そうですね。

大原敬子:
電話は?

相談者:
はい。

大原敬子:
で、あなたは、その電話出たんですよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
もう、これは人事部長の電話って分ってますよね?

相談者:
はい。

大原敬子:
なぜ出たんですか?

相談者:
・・◆△%&

大原敬子:
それが一点。

相談者:
はい。

大原敬子:
もう一つは、人事部長が会うときに、

相談者:
はい。

大原敬子:
会社でしたか?、それとも、近くのどっかでしたか?

相談者:
それは、会社の外ですね。

大原敬子:
そのとき、もう、すでに、

相談者:
はい。

大原敬子:
すみません、行きません、って、その場で言ったんですか?

相談者:
いえ、会うこと自体を考えさせてください、と。

大原敬子:
そしたら?

相談者:
そしたら、まあ・・まあ、また後日、っていうことになりましたね。

大原敬子:
それで、後日、電話来ました?

相談者:
はい。
自分でしましたけど。

大原敬子:
自分・・向こうから来ましたか?

相談者:
いえ、自分の方から、お断りの電話を、入れました。

大原敬子:
いずれ報告します、お伝えします、って言って、何日目?、それから。
部長の電話の最後から、うん。

相談者:
一週間・・無い(内?)くらいですね。

大原敬子:
ここですよ、あなた。
今まで、イライラして・・思うかもしれないけれども、

相談者:
はい。

大原敬子:
お母さんと思って聞いてね、今後。
分りますか?

相談者:
はい。

大原敬子:
なぜ、人事部長が電話来て、

相談者:
はい。

大原敬子:
なぜ一週間、あなたがジラしたの?

相談者:
ジラした?

大原敬子:
ジラしたでしょ、だって。

相談者:
はい。

大原敬子:
人事部長がわざわざ電話来たんですよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、一週間、ほっといたんでしょ?、あなたは。

相談者:
そうですね。

大原敬子:
そこで、あなたは、短気がどうか、知りませんけれども、向こうから来るのを待ってたんじゃないか?、って私は言ってるんです。

相談者:
ああ、なるほど。

大原敬子:
来なかったから・・あなたは電話で断ったんですよ。

相談者:
その後悔が、つまらない人間になったんです、あなたを。
違いますか?

相談者:
あ、それで、人の評価で、勝手に・・

大原敬子:
そうです。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
あなた嬉しかったんです、内定来たときに。
部長から(の電話)も嬉しかったんです。

相談者:
他人から認められたと・・

大原敬子:
どっかで会おう、って、相当優秀な成績ですよ、あなた、それは。

相談者:
・・

大原敬子:
そして、一回、間を置いたときに、人事部長の方でも、じゃ、改めて、って仰った。
じゃ、もう一回、僕は普通の社員よりも、どれくらい力があるかと見たときに、一週間待ったんです、あなたは。
そこが、あなた、今後、治さなければならない、素直な性格じゃないことなんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
それが、今、ずうっと、引きずってるの。

相談者:
・・

大原敬子:
なんでもないことを、なぜ、こういう遠回りにしたの?、ってことです。

相談者:
・・

大原敬子:
分りますか?

相談者:
・・

大原敬子:
どんなに優秀でも、会社はね、

相談者:
はい。

大原敬子:
嫌だったらば、あなたが優しさがあったら、すぐに断るべきだったんです。
一週間ってのは、あなた、様子を見た、これしかないんです。

相談者:
・・

大原敬子:
そして、むこうからきて断るならば、いや、断りにくい、かと思いますけども、あなたが自ら、電話してるってことは、あなたが行動してしまったんです。
あなたがシビレを切らしたんです。
もっと言うと、あなたの中に、心の余裕が無くなったんです。

相談者:
・・

大原敬子:
そして・・一週間目に電話した。
むこうは、
「ああ、じゃあ、置いとこ(置いておこう)」、という、むこう(は)、余裕ですね?

相談者:
・・

大原敬子:
あなたが、自分で、自分を追いこんだんです。

相談者:
・・

大原敬子:
ね?
そして、自分から、電話した以上は・・今、一言、今、あなたが、すっごく後悔してるのは、一週間、まず、その前に会いましょう、って言われたとき、会えばよかった、第一段階です。

相談者:
・・

大原敬子:
次にあなたが頭に浮かぶことは、一週間目に、
「僕、生意気言って申し訳ありません、一生懸命考えました。お会いしたいです」、
と言えばよかった。

相談者:
・・

大原敬子:
この2つが今、あなたのすごく心の中に、・・忸怩(*)たるものがあるんだと思うんです。

(*)忸怩:
じくじ。
心の中で恥じ入ること、様子。

相談者:
・・

大原敬子:
これを、あなたが、しっかりと現実を受け止めてくれれば、あなたみたいな人は・・自分が、この松ヤニを、いい方に生かそうとしたら・・まだ、22歳でしょう?

相談者:
はい。

大原敬子:
就職は十分(可能?)ですよ。
そして、色んな資格の勉強も何もあります、行政書士もなんでも。
あなたは、ほんとに賢いと思いますので、これは、神様があなたに、もう、同じ・・自分の自己主張を、こんな遠回りする、自己主張はしてしまったら、可哀そうだと思って・・なんてのかしらね、神様か、仏様か知りませんけども、大きな、やけどで、あなたに、現実を教えたんでしょうね。

相談者:
・・

大原敬子:
あなたの器は、いいですよ、すごく。
ただ、あまりにも、人から、請われて、三顧の礼をもって、僕を招き入れて欲しいという、その心だけを、今は横に置いといて、謙虚になる、っていうことと。
まだ、先があるし、あなたには、相当な力がありますから、自分で、ある程度、ほどほどの妥協の企業ではなくって、もう一度、頑張って欲しいなって思いますけども。
先生いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)

「遠回りの自己主張。 内定を蹴った大学生の断り方に見る言葉とは裏腹な深層心理」への3件のフィードバック

  1. 自己主張は言葉ではない、行動ですに納得しました。
    私もつまらない人間と思いながらプライドが高い自分もあるなーと。40年以上生きたら、それだけでプライド持ってもいいかなと思うようになりました。

    1. 少しはプライドを持ちなさい。
      なんてことも言うしね、難しいとこです。
      真っ当なプライドを持ち、それを真っ当な形で表現することだと思います。
      口で言うのは簡単ですが。

      1. 生きてるだけでプライドって変かな。
        自尊心じゃなくて、自負 でしょうか。
        なるべく捻ずに生きたいもんです。

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