イジメには色がある。 実態を知らずに動こうとする父親
(回答者に交代)
大原敬子:
一番大事なことは、まずね、イジメの(告発の)ルールってあるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
まず、話しますけども。
相談者:
はい。
大原敬子:
イジメのルールは、まず現場を押さえるということですね。
相談者:
あい。
大原敬子:
2つ目は、これは学校の中で起きた場合には、
相談者:
はい。
大原敬子:
担任の先生に口頭では、絶対に言ってはダメなんですね、口頭では。
相談者:
はい。
大原敬子:
必ず、担任と、校長宛にですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
箇条書きに、先ほど言ったように、
一、何月何日、時間も書くんですよ。
相談者:
はい・・はい。
大原敬子:
何月何日の、何時頃、
相談者:
はい。
大原敬子:
ロッカーに、閉じ込められた。
相談者:
はい。
大原敬子:
何月何日、何時頃、例えば、先ほど言った、えっと、ほうきでなんとか、ってありますね?
相談者:
はい。
大原敬子:
この場合に、学校側は、どのような対応して頂けますか?っていうのが、絶対に、書面で出した方が一番いいんです、これ。
相談者:
ああ、そうですか、はい。
大原敬子:
書面っていうのは、
相談者:
はい。
大原敬子:
公的になるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
公的は、感情ではないんですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
事実っていうものは、
相談者:
はい。
大原敬子:
どうしても、その事実をどう応えるかってことは、学校側の、
相談者:
はい。
大原敬子:
義務なんです。
相談者:
はい、はい。
大原敬子:
ただし、その条件は、
相談者:
はい。
大原敬子:
その個人、イジメたお子さんの個人はですね、
相談者:
あい。
大原敬子:
そこには、書面には、書いてはいけないんです。
学校・・
相談者:
ああ、相手の名前は書いちゃいけないんですか?
大原敬子:
いけない。
学校側に出す書面っていうのは、
相談者:
はい。
大原敬子:
もし、どこかで、たまたま、その書面が、落ちていても、
相談者:
はい。
大原敬子:
こういう事実はあったけれども、ってことはいいんですけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
個人のものは書いちゃいけないんです。
相談者:
うちの方の名前は、
大原敬子:
いいです、それは当然です。
相談者:
あ、いいですか、はい。
大原敬子:
ね。
相談者:
はい。
大原敬子:
そうすると、学校側が、初めてそこで、その書面を見て、今度、口頭で、誰ですか?って、聞きます。
相談者:
はい。
大原敬子:
やっぱり、そこは、ほんとに事実で対応する、ってのが、このイジメのルールなんですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
で、二番目は、
相談者:
はい。
大原敬子:
その、父兄・・たちがいたとき、今回はその場合になりますよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
首を絞めたときにですね、
相談者:
その、首を絞めた坊やちゃんの、お母さんはいらしたんですか?
大原敬子:
いました、はい。
大原敬子:
そこで対応出来なかったら、これ、お終いですよね?
それ、怒ってもしょうがないんです。
相談者:
だからそのときに、
大原敬子:
うん。
相談者:
なんで、お前(妻)いたのに、そんときに、注意しなかったんだあ、って言ったら、洗い物をしてて、してるときに、それ、が起きて、その、スポ少の先生の奥さんが、うちのカミさんの方に言いに来たって言ったので、そのときに、
大原敬子:
ところが、
相談者:
相手に言わなきゃダメだろう、って言ったんですけど、
大原敬子:
そうですよね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
私はね、ちょっと今、ちょっと、気になることがあるんですね。
相談者:
はい。
大原敬子:
良く皆さん、イジメ、イジメって仰るんですけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
お嬢さんがどうか、分かりませんけれども、
相談者:
はい。
大原敬子:
大人が見た世界と、
相談者:
はい。
大原敬子:
子供同士の世界って、違うんですよね。
相談者:
・・ああ。
大原敬子:
実は。
ですから、お嬢さんが、言わないで、って言ったところに、
相談者:
はい。
大原敬子:
すごく、気になるんです。
お嬢さん、とてもね、人気のあるお子さんだと思いますよ。
で、その坊やちゃんは、違う所から来たお子さんでしょう?
相談者:
そうなんです、はい。
大原敬子:
ということは、寂しい、ということはありますよね。
なぜかって言うと、大変申し訳ないんですけど、一つだけ。
その2人の男の子、イジメたときに、パンツを取ったって言いましたよね。
相談者:
はい。
大原敬子:
それ。
何て言うんでしょうね・・笑いを誘ってしまうようなイジメになってるんですよ。
相談者:
ああ。
大原敬子:
悪ふざけ。
相談者:
ううん。
大原敬子:
ね。
今の子どもたちは、悪ふざけも、ほんとのイジメもね、も、グッチャグチャになってるんです。
相談者:
男の子・・助けてくれた男の子たちは、やっぱり、そういう風に言ってました、はい。
大原敬子:
でも、これ、昔もあったんですよ。
プールに行くと、男の子パンツ取っちゃうんですって皆さん。
相談者:
ああ。
大原敬子:
で、ヤダよ、ヤダよ、って言うんですけど、そうして、絡み合うことも・・あるんです。
これ、そうだとは、違うとか、言ってるんじゃないんですよ。
そのぐらいに、もっと余裕があったんですね。
相談者:
あの、余裕が無いんですよ、私の方にも。
大原敬子:
ないんですね、分かる、すごく。
でね、このお嬢さんが、あたしねえ、そのイジメた男の子は、首を絞めたってのが、どういう状態かは、誰も見てないんですよね。
相談者:
そうですね。
大原敬子:
でしょう?
相談者:
客観的な、その、首を絞めたったってことだけで、
大原敬子:
そうなんです、動いてるんです。
相談者:
もう、これは、っていう風に、やってきましたんで。
大原敬子:
ああ、よく分かってくださる。
そうなんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
だから、他の男のたちが、今度イジメるかもしれないから、僕が付いててあげるね、って言ってますね。
相談者:
はい。
大原敬子:
非常に、そこに、なんとなくね、微笑ましいね、イジメだと、思いますけれども、私の感覚だと、ゲーム感覚に見えるんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
で、ロッカーから、すぐその子が出してくれたんでしょう?
相談者:
そうですね、はい。
大原敬子:
それも、その、イジメた男の子は計算してるんだと思うんですね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
だから、なんとか、お嬢さんに触れたいってことも、無きにしも非ず、というように、善悪をもう、一番分かってるのは、お嬢さんです、実は。
相談者:
うーん。
大原敬子:
このイジメっていうのはね、イジメる側も、イジメられた側も、どれが真実かは、その本人しか分からないんですね。
相談者:
うん。
大原敬子:
そう考えると、まずお父様はですね、
相談者:
はい。
大原敬子:
今日、なぜ電話来たんですか?
相談者:
不安だからですね。
大原敬子:
その不安は何ですか?
相談者:
あのお、・・同じ地区で、同じ中学生が、あのお、自殺したんですね。
イジメで。
大原敬子:
あああ。
ええ。
相談者:
それも、あって、イジメに対して、ちょっとピリピリしてるっていうことがあったんで、
大原敬子:
ええ。
あのですね、
相談者:
はい。
大原敬子:
イジメに色があるんですけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
女の子が、
相談者:
はい。
大原敬子:
女の子・・同姓にイジメられたケースと、
相談者:
はい。
大原敬子:
異性にイジメられたというケースと違うんですけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
お嬢様は、その男の子一人だけですよね?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
ねえ?
相談者:
はい。
大原敬子:
その苛められて亡くなったお子さんっていうのは、
相談者:
はい。
大原敬子:
集団ですか?
相談者:
集団です。
大原敬子:
同姓ですか?
相談者:
同姓です。
大原敬子:
たぶん、そうだと思います。
そこが、違ってるんです、色が。
相談者:
ああ。
大原敬子:
今回、あたし、なぜね、
相談者:
はい。
大原敬子:
曖昧に言ってるか、どちらか分かりませんよ、って言ったのは、
相談者:
はい。
大原敬子:
お嬢さんの場合、ケースが違うんですね。
相談者:
あああ。
大原敬子:
もし、この剣道、どうしても、行きたかったならば、
相談者:
はい。
大原敬子:
お母さまが一緒に付いていくことは出来ないんですか?、今。
相談者:
今、あの、スポ少の方には、行ってます。
大原敬子:
そうですね、学校の方が、
相談者:
学校の部活の方には、ちょっと時間的に合わないので。
大原敬子:
でも、学校の部活は、この男の子とか、お友達が付いてますよね。
相談者:
そうですね、はい。
大原敬子:
それをお父さが、行って、頼むね、お願いね、って言っとけばいいんじゃないかしら?、陽気に。
相談者:
あああーーー。
大原敬子:
わたしは陽気に、もっていけます。
すべては陰気にもっていかないんですね。
相談者:
ああーー。
大原敬子:
何かうちの子ねえ、何々ちゃんに気に入られちゃってねえ。
守ってやってくれないか?
って言いますね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
あのね、
相談者:
はい。
大原敬子:
子どもってのはね、
相談者:
はい。
大原敬子:
あの子がイジメるから守ってくれってなるとね、陰気になるんです。
相談者:
はい、はい。
大原敬子:
仲間も、◆△%も、すべて、何事も陽気に。
感謝の心の陽気ってのはね、本当に、広がっていくんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
ですから、学校では、その男の子とか、女の子ね、
相談者:
はい。
大原敬子:
ありがとう、ありがとう、ですよね?
そして、プライベートの剣道は、
相談者:
はい。
大原敬子:
お母さんが行く。
相談者:
はい。
大原敬子:
そして、奥様にも、今度会ったときに、この対処、どうしますか?ってことをしっかり、相手のお母さんに、言える準備をしておくんです。
あのときの打上げのときには、まさか、と思って、事を荒立てることは出来ないので、
相談者:
はい。
大原敬子:
抑えましたが、これで、二度目で、もう、これ以上、我慢することは出来ませんってこと申し上げるだけです。
相談者:
ああーー、あ、そういう言い方で。
大原敬子:
そうです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
人間はね、準備したら恐くないんですね。
相談者:
ふん。
大原敬子:
分かりますか?
相談者:
分かりました。
大原敬子:
たぶんね、異性・・から、最初に聞いたときに、異性だったものですから、
相談者:
はい。
大原敬子:
あ、お嬢さんって、人気のあるお嬢さんだなって思ったんです。
これ、同姓になると、ちょっと陰湿なのね。
同姓と、異性って違うんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
そこはよかったですよね。
知恵を出して、
相談者:
はい。
大原敬子:
陽気に。
相談者:
はい。
大原敬子:
だけれども、必ず、箇条書き。
相談者:
はい。
大原敬子:
感情を入れない。
相談者:
はい。
大原敬子:
事実を事実として書く。
その頭で、これ、これを乗り越えていただきたいなと思いますけど、先生いかがでしょうか?
(再びパーソナリティ)