9歳年下の夫が振り向いてくれなくて離婚を口にする65歳
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いいたします。
大原敬子:
いえ、今、これは話していて、
相談者:
はい。
大原敬子:
あなたがどんなお気持ちになるかどうかは、わたしは分りませんけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
ご主人様と、9歳離れてますよね?
相談者:
はい。
大原敬子:
男の人はとかく、結婚生活が最初は、男と女になるかもしれませんけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
やっぱり、母なるものを求めてるんですよね。
ましてや、ご主人様、9つも離れてるあなたと結婚したってことは、
相談者:
はい。
大原敬子:
あなたに、母なるものを求めてるんですよ。
あなたはそれ、どう考えてるか聞いて欲しいんですね。
まずですね、
相談者:
はい。
大原敬子:
「わたしはね、だんだん、もう、嫌いなところが出て、もう嫌になっちゃうんですよ」、ってあなた言ってましたねえ?
相談者:
はい。
大原敬子:
ご主人様が。
じゃ、ご主人様がそうであったら、あなたは何と考えるんだろうかということです。
分ります?
「僕は、」
あなたのこと、
「ほんと嫌いなんだよ」、って言われたときに、あなたは、どう思うだろうか?
相談者:
・・
大原敬子:
次ですね。
「まったく、優しくないんですよお」、ってあなた言ってましたねえ?
相談者:
はい。
大原敬子:
で、ご主人様、あなたに、
「優しさ、まったく無いんだよなあ」
ってご主人様が思ってたら、あなたはどう思うでしょうか?ってことですね。
相談者:
・・
大原敬子:
でね、4、5年前から優しくない、って言ってましたねえ?
相談者:
はい。
大原敬子:
で、車の送り迎え。
相談者:
はい。
大原敬子:
あなたは、
「送り迎えをしてあげてる」、
と思ってるかもしれないけども、もし、母なるもので、ご主人さまが思ってたら、
「わたしは、夫が心配なので、自ら、送り迎えをさしてもらっている」
という気持ちで運転すると、どうであろうか?、とういうことですね。
相談者:
あ、はい。
大原敬子:
分ります?
相談者:
はい。
大原敬子:
そいで、わたしが別れたいと言ってみたけれど、別れない、って。
相談者:
はい。
大原敬子:
ご主人様は大人ですよね。
相談者:
はい。
大原敬子:
わたし、男だったら、
「ほんと、僕だって、ほんとは別れたいんだよ」、でも、あと、
「ゴチャゴチャ、ゴチャゴチャ、くるならば、もう、いいか、このまんま」、
と思ってるかもしれないんですよ。
相談者:
はい。
大原敬子:
夫婦関係って不思議なものでしてね。
相談者:
はい。
大原敬子:
ほんとに、この妻の本質を言ってしまったら、喧嘩になる。
この夫の本質を言ってしまえば喧嘩になる。
だから、穏便にしよう、と思ったときは、どんな会話になるかと言うと、
例えば、テレビ観てますねえ、
相談者:
はい。
大原敬子:
ご主人様、
「いやあ、あの女優さんいいなあ」、と言ったとします。
相談者:
はい。
大原敬子:
すると、奥さん、
「なんでこんな女優さんがいいの?」
「こんな性格の悪い女性」、って言うんですよ。
相談者:
フフ。
大原敬子:
まったく関係のないことで。
要するに、事実とぶっつけないで、違うところで、お互いの怒りをだしてる・・今日の車の中の話は、すべてそれに当てはまるんですね。
相談者:
ああ、はい。
大原敬子:
絡んでるんですね。
今日の話を聞くと、
相談者:
はい。
大原敬子:
もし、あなたがすごく素直に聞いてくださるならば、わたしは、絡みには、何にも無いんです。
別れたいなんて、なぜ、思うんですか?
相談者:
・・
大原敬子:
とんでもない。
相談者:
ああ。
大原敬子:
わたしなら、もったいなくって。
相談者:
(笑)やっぱり、わたしの、わがままが、通らないからですかねえ・・
大原敬子:
もう、笑っちゃう。
ご主人様だったら。
「いつだって、ほんとは別れるんだよ」、
って、なってしまったら、どうすんの?
相談者:
はい。
大原敬子:
やっぱり、ここは、女の人が、大事にすることよ。
あなたはね、
相談者:
はい。
大原敬子:
一番大事なものを、知っていながら、最後まで、女でいってるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
これは大変だ、と思ったのは、ご主人様が料理がお好き、って言いましたね?
相談者:
はい。
大原敬子:
料理を作るのが。
相談者:
はい。
大原敬子:
作る男性てのは、非常に感性が豊かなんです。
相談者:
はあ、はい。
大原敬子:
味覚も、嗅覚も、視覚もすべて。
相談者:
はい。
大原敬子:
結構、文化は高いんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
だから、あなたの言葉がぜーんぶ見えるんです。
対等にしゃべってるとか、愛ではなくって、
相談者:
はい。
大原敬子:
絡んで、この性格がだんだん、だんだんと歳とってくると、
「参ったなあ、じゃ、部屋は別々にして、そーっと、触れないで、しよう」、
思ってるけど、あなたは知っています、賢いから。
相談者:
ああ、はい。
大原敬子:
つまり、あなたが・・猫の爪じゃないけれども、
相談者:
はい。
大原敬子:
ちょっと引っかけたときに、
「痛い!、何すんだあ!」
ってご主人様が向かってくることを待ってるんですけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
かかってこない、今、段階だと思いますよ。
相談者:
ああ、はい。
大原敬子:
それが寂しくて、寂しくてたまらないんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
そうすると、この夫、何考えているのかしら?
「あたし、別れるわ」、って言いますね?
相談者:
はい。
大原敬子:
そうすると、
「俺、別れないよ」、って言う。
相談者:
はい。
大原敬子:
「はあ、よかったあ、まだ大丈夫」
相談者:
えー・・
大原敬子:
これを、繰り返したら絶対ダメですよ、あなた。
相談者:
はい。
大原敬子:
やっぱり、一番大事なことっていうのは、一番の自分の弱点を知っていて、
相談者:
はい。
大原敬子:
その弱点を、理解してくれるあなたが好き、って持っていくのが一番いいんです。
わかります?
相談者:
はい。
大原敬子:
だったら、あなたが、お父さんが料理してるときに、
相談者:
はい。
大原敬子:
あなたは何をしているの?、そこで。
相談者:
何もしてない(笑)
大原敬子:
いやらしいね・・あなた、お茶とか、なんか、入れませんか?
相談者:
いえ。
大原敬子:
(妻)「お父さん、このお皿で合うと思うけど、小鉢じゃだめ?」
(夫)「だめだよ、うるさい」
(妻)「あ、そう、ごめん、ごめん」
(妻)「お父さん、テーブル拭いとこうか?」
って、なぜしないの?
相談者:
・・
大原敬子:
何様か?ってことです。
相談者:
・・
大原敬子:
もう、この旦那さん、いないですよお。
相談者:
はい。
大原敬子:
思いませんか?
相談者:
わたしも悩んでたんですけど・・
大原敬子:
何を悩んだの?
相談者:
うーん。
大原敬子:
素直に言ってね。
相談者:
意見が合わないという・・
大原敬子:
意見が合わないって、あなた・・ご主人様が料理したときに、
相談者:
はい。
大原敬子:
すべて、あなた、箸とか、
相談者:
はい。
大原敬子:
もう、オロオロして・・ご主人様、怒りますよね?
「そこに居るなあ!」、とかって。
相談者:
はい。
大原敬子:
でも、ちょっと、すき間、空いて、
「お父さん、ふきん、用意する?」、とかって、何かを・・何かを、ほんの少しでも、手助けをさせて、っていうことを、
相談者:
はい。
大原敬子:
やったときに、この彼は分ります。
相談者:
・・
大原敬子:
そういう彼です。
料理が好きってことは。
相談者:
はい。
大原敬子:
それを、
「料理を作るわよね、ふーん、あたしの料理も作るんだ」
相談者:
フッ
大原敬子:
離婚はしない、って言ったか、あなた、これ、試してるんです。
相談者:
ああ。
大原敬子:
どんどん、どんどん、離れますよ。
相談者:
・・
大原敬子:
ここは、
相談者:
はい。
大原敬子:
もう、あなた・・自分の人生考えたら、賢く生きなくっちゃ。
相談者:
はい。
大原敬子:
賢くってのは、
相談者:
はい。
大原敬子:
感謝ですよ、ご主人さまに対する。
相談者:
感謝・・
感謝の気持ちが無かったんですう。
大原敬子:
なんて、うぬぼれてんの?
焼き餅があったの?
相談者:
振り向いてくれない・・
大原敬子:
ほら、そうじゃない。
相談者:
といいますか。
大原敬子:
あのね、
相談者:
はい。
大原敬子:
こんなこと、お互いに、
相談者:
はい。
大原敬子:
もう、わたしは、あなたより上ですけどもね、本音言うとね、
相談者:
はい。
大原敬子:
振り向いてくれないっていうのは、20代、30代、
相談者:
フッ
大原敬子:
40代の成熟度の◆△%ではいいけども、
この歳で振り向く・・は無理ですねえ。
相談者:
ああ。
大原敬子:
それよりも、お前の優しさが僕は必要ってことが、
相談者:
あ、
大原敬子:
わたしたちの売りじゃないですか?
思わない?、あなた。
相談者:
はい。
大原敬子:
きっとあなた、素敵な人と思うんです。
でも、そこまで・・落とすんではなくって、
相談者:
はい。
大原敬子:
愛する人が、安らぎを与えるものが、わたしたちの強みじゃないですか?
相談者:
ああ。
大原敬子:
どう?
相談者:
はい。
大原敬子:
まったく、安らぎないですよ、ここには。
相談者:
うん、安らぎがない・・
大原敬子:
もう、よく、このご主人さま帰ってきますねえ。
相談者:
うん、我慢してるな、と思いますけど。
大原敬子:
うん、いいことないわねえ。
相談者:
はい。
大原敬子:
どうする?、これから。
相談者:
はい。
大原敬子:
大変な人生待ってますよ。
相談者:
そおですねえ・・
大原敬子:
まず、第一に行動ですよ。
相談者:
行動?
大原敬子:
はい。
ご主人様が料理した場合は?
相談者:
はい。
他のお仕事・・用意をする。
大原敬子:
うん、それでご主人様がね、
「何やってんだ今頃、うるさいよ」、
「君がやると、出来ないんだよ!」、って怒ったときは?
相談者:
それでも・・
「何をしましょうか?」
大原敬子:
いや、
「お父さん、ゴメン、いままでしなかったからね」、って。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
で、ちょっと、奥に行きます。
相談者:
はい。
大原敬子:
行くんです。
一旦は、言葉に控え、受け入れるの。
相談者:
ああ。
大原敬子:
そして、2、3分経ったら、
「お父さあーん」、
ってドア開けるんです。
相談者:
はい。
大原敬子:
「もう、今、気がづいたら、何かしなくちゃいけないんだけど・・」、って。
「うるさいな、うるさいな」、も、何回も言いますよ、最近は。
相談者:
はい。
大原敬子:
それでも、
「あ、良かったなあ」、
「うるさいな」
と言うだけ、あなたが絡むよりも、違うでしょう?
相談者:
はい。
大原敬子:
それがまず行動です。
これ、男性心理で勝野先生に聞きますけども、
相談者:
はい。
大原敬子:
わたしは、あなたの歳だったら・・歳ってのは、卑下してんじゃないですよ。
わたしは、今、自分で何かって言うと、子供に怒られても、
「はい、すいません」、って言うんです。
それで済むならば。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
で、2、3分経って、また、失礼します、って入っていくんです。
「でもね」、は絶対言わないです、あたし。
信じられないでしょ?
相談者:
はい。
大原敬子:
いかに、楽しく、人生を生きるかってことは、大事な人が、楽になってくれればいいのよ。
相談者:
ああ。
大原敬子:
それがあたしも楽ですもの。
まして、あなた、
相談者:
はい。
大原敬子:
九つですよお。
相談者:
フッフ
大原敬子:
感謝、感謝、明日からは、もう、神様に祈ることですよね。
相談者:
ああ。
大原敬子:
うらやましいですよ、あたしは。
相談者:
ああ、はい。
大原敬子:
暗い声、出さないで。
相談者:
ああ。
大原敬子:
今日から頑張ってください。
相談者:
はい。
大原敬子:
勝野先生、男性心理で、お願いします。
相談者:
ありがとうございました。
(再びパーソナリティ)