母は認知症で妹とは仲たがい。土地の遺産分割未了が心配な本当のワケ
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい。
加藤諦三:
もう、とにかく、スッキリしたいんだったら、
相談者:
ええ。
加藤諦三:
スッキリ、するように努力しましょう。
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、どうも、ありがとうございます。
加藤諦三:
それに、相応しい努力をすること。
(内容ここまで)
妹との不公平を自覚しているからこそ心配な相談者
妹が持ち出した現預金数百万が、「ほんとにわずか」だってさ。
やな女。
相談者は何を怖がっている?
だって、妹は、持ち出した数百万を戻さない限り、土地の遺産分割を要求できないはずだ。
たとえ要求されたって、その持ち出した金を代償金として相殺すればいいだけだ。
何もしなくたって、あんたの懐は何も痛まない。
なのに、相談者は妹からの請求にビビっていて、不動産の処分の必要性を自ら口にしている。
なぜか?
考えられることは、この不動産がそれだけ高額だということだ。
妹が持ち出した数百万ぐらいじゃ代償金の足しにもならないくらいのね。
だとすると、土地の無償提供を受けているというだけでも、相談者はすごく大きな援助を親から受けていることになる。
相談者は、妹が両親の預貯金を持ち出したことで関係がもつれたと言うのだが、これは額面とおりには受取れん。
不良少女と優等生でもあるまいし、仲たがいの起点はそこじゃない。
相続税の原資はどこから出たの?
夫がローンを組んだにしても、親から頭金の援助はあったんだろう?
本当は、自宅で介護することが家族との暗黙の了解だったんだろう?
妹に、これまでの鬱積した不公平感があったことは知ってるんだろう?
想像は膨らむ(笑)
是非2回に分けて頂きたかったコンテンツだ。