6年間ボーナスを隠した夫への怒り。 諌められたのは相談者
テレフォン人生相談
2015年3月31日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石 由起子(作家・翻訳家・三石メソッド主催)
相談者: 女57歳 夫58歳 3人の息子(32、31、30歳)のうちの長男と3人暮らし
今井通子:
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えーっとですね、夫が、
今井通子:
はい。
相談者:
6年くらい前から、
今井通子:
はい。
相談者:
あの、ボーナスが入っているのを、
今井通子:
はい。
相談者:
わたしに隠していて、
今井通子:
はい。
相談者:
「無い」って言ってたんですけど、実は入っていたっていうことが、一週間前に発覚しまして、
今井通子:
はい。
相談者:
それでわたしが、あまりにもショックで、
今井通子:
はい。
相談者:
夫に問いただしたら、そのとき夫が、ばれないと思って、やって、悪かった、とは言ったんですけども、
今井通子:
はい。
相談者:
わたしの気持ちが切り換わらないで、
今井通子:
はい。
相談者:
毎日、毎晩・・責めて、
今井通子:
ええ。
相談者:
ま、喧嘩になって、
今井通子:
ええ。
相談者:
ま、離婚だ、何だっていう話になるんですけども、
今井通子:
はい。
相談者:
本気で、お互いに、離婚っていう話には、いきません・・が、これから、残り20年くらいを、明るくっていうか、ま、楽しく過ごすためには、どういう形をとったらいいのか、自分でも整理がつかない・・
今井通子:
ああ、なるほど。
相談者:
です。
今井通子:
はい。
で、どうしたらいいでしょう?と。
相談者:
はい。
今井通子:
はい。
あなたお幾つですか?
相談者:
57です。
今井通子:
57歳。
相談者:
はい。
今井通子:
ご主人は?
相談者:
58です。
今井通子:
58歳。
お子さん、いらっしゃいますか?
相談者:
はい。
男、3人。
今井通子:
年齢は?
相談者:
32が一番上で、
今井通子:
はい。
相談者:
31、30は外に出てます。
今井通子:
でえ、結局、まあ、まあだ、ほやほやの話ですね?
1週間前って仰いましたね?
相談者:
そおなんです、あの、
今井通子:
うん。
どういうきっかけでえ、分っちゃったの?
相談者:
なんか、お金の、出し方があまりにも、気前良過ぎたのが、虫の知らせみたいに、気が付いて、で、たまたま主人の、後輩の奥さんに、聞いたんです、わたしが。
「おかしいな、ボーナスって出てるの?」って。
そしたら、
「出てるよお」、って、
「もう、だいぶ前から、出てるよ」、って聞いて。
今井通子:
で、これは何?
給料そのものは、給料袋で、現金で貰われてんの?、ご主人。
相談者:
いや、給料は振り込みなんです。
今井通子:
あ、振込?
相談者:
はい。
今井通子:
あ、ボーナスが現金で貰えちゃうのか?
相談者:
そうなんです。
一部だけ、ちょっとだけは、給料に上乗せ、
今井通子:
になってるけど、
相談者:
るけども、それ以外のものが、現金で出てた・・んですね、それを、
今井通子:
ああ、なるほどねえ。
あ、だから、奥様が分らなかった。
相談者:
全然、信じてたんで、
今井通子:
ふん。
相談者:
まさか、それを、自分で、ポケットに入れるとは分んなかったんですけども。
今井通子:
ふうん。
で、あなたは専業主婦でらっしゃんの?
相談者:
いえ、あのお、パートも、ちょっとだけですね、週3、4日という形で、
今井通子:
それでも、もう、だから、働いてらっしゃるのよね?
相談者:
はい。
今井通子:
そうかあ、そういうこともあると、尚、腹立ちますよね。
こちらは一生懸命働いた・・そのお金も、家計に入れているのに?
相談者:
ま、根本的に、あの、価値観が違う・・わたしは意外と、堅実な・・あの、ケチっていうんですかね、なんか、こう、10円でも安いもの、もったいないからっていう感じなんですけども。
相手は、取ったものを全部使うタイプだったんです、昔から。
今井通子:
(笑)なるほどね。
相談者:
だから、始めっから、子ども・・を、学校にやるには、渡せられないっていう感じっで、あたしが管理してきて、
今井通子:
ええ。
相談者:
ま、自分も、余裕が欲しかったんだと思うんです。
月々、あのお、お小遣いでは足りないっていうのもあったしい、
今井通子:
ふうん。
相談者:
なんか、こう、外でいい格好、をしたいっていうのもあるし、
今井通子:
なるほど。
相談者:
あったんだろうし、あと、今・・うん、なんか自分でも言ってたんですけど、すごい、こう、ぼんぼん、ぼんぼん、奢ったり、やったり、したとは言ってたんですけども。
今井通子:
なるほど。
相談者:
うん・・なんか、それを、現実に、そう・・
「悪かった」、っていうのを聞いても、いや、こうやって使っちゃったんだ、ああやって使っちゃったんだって・・とか、現実に、これだけ出て行ったっていう、用紙を、見・・せられると、余計、なんで、そのお金を、こんな大きいのに、と思っちゃって・・
今井通子:
ふん。
相談者:
余計、わたしの気持ちが落ち着かなくてイライラして、
今井通子:
なるほど。
相談者:
朝になると、
「どうして?」、って責めると、むこうが、
「だったら、いいよ!」、っていう・・繰り返しになっちゃって・・
今井通子:
ふうん。
で、ちょっとね、この話に入る前に、わたしが質問したんだけれども、
相談者:
はい。
今井通子:
パートをしてらっしゃる、あなたは、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたは、そのパートのお金を全部、家計費に入れてらっしゃるの?
相談者:
家計費に入れないですね。
こず・・まあ、あたしも、そういうタイプ・・あまり使わないんで、ま、老後にっていう感じで、取っといてます。
今井通子:
それは、でも、そうすると、自分のお金?
相談者:
そうなんです。
今井通子:
ボーナスは、なぜ?、自分に渡さなかった・・言うわりには、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたのお金は、あなたが貯金しているのね。(笑)
相談者:
そうです、そうです。
今井通子:
家計費に入れなく?
相談者:
はい。
今井通子:
それでノーマルだと思ってるのが、あなたなのね?
相談者:
はい。
今井通子:
それでえ、結局、もう、離婚問題になっちゃったの?
相談者:
いや、り、離婚問題っていうか、あの、お互いに、本気で離婚でないな、っていうのは分るんですけども、なんか、もう、わたしの中で、それ以外に、彼の酒癖の悪さとか、そういうのが不満に思ってたのがあって、もう、この人ダメだあ、とか・・
現実味ないんですけど、離婚用紙だけ貰って来てたんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
うん、いくら言っても、もう、たぶん、直らないんですね。
お酒のクセっていうのは。
今井通子:
お酒のクセと、それから、その、えー、離婚っていうのは、どっちから言い出したの?
そんなら!離婚だあ!、みたいな。
相談者:
あたしですかね。
今井通子:
あらま。
そしたら、ご主人も同意したの?
相談者:
いやあ、最初は、いや、なんか、んん、ぶつぶつ言って、
「俺は、やっぱ、お前が幸せになってくれるのが一番」、だとかあ、
今井通子:
うん
相談者:
なんか、
「幸せに、するために、やったのに、なんで俺がこんなことしたんだろう?」、
とか、うん、
「やっぱし、ちゃんとやってみるけどお、俺もやっぱり我慢出来ない、お前にそういうふうに言われたら、怒鳴るなって言っても、うるせえ、バカヤロって言っちゃうし、別れない方がいいと思うんだけど、怒鳴るだろうだろうし、無理なのかなあ」、っていう感じのことを言ってる・・
今井通子:
ふうん。
相談者:
感じです。
今井通子:
そうすると、あなたは、今あ、その、ご主人の変化ね?
相談者:
はい。
今井通子:
要はだんだん、だんだん、別れた方がいいかな?、みたいな、そっちの方に対して、困ったな、と思っているのか、それとも、これを言わないで、あと20年くらい、
相談者:
ええ。
今井通子:
自分が、あのお、ご主人に、ニコニコしながら、暮らすにはどうしたらいいか?、どっちが聞きたい?
相談者:
んん・・結局は、わたしも、その、一人で、やっていく・・ていう・・決断っていうか、自信・・決断は出来てないんですね。
甘いんでしょうか?
もし、一人になったら、こんなふうに遊ん・・働かなきゃいけないだろうし・・
今井通子:
うん。
相談者:
なんか、自分が、すごい、甘い・・考え、
今井通子:
うん。
相談者:
なんだろう・・
今井通子:
いや、それでえ、
相談者:
うん。
今井通子:
ご質問としては、
相談者:
はい。
今井通子:
最初に、全部、お話なさったときには、あと20年くらいやってくのにどうしたらいいんでしょう?っていう話だったんだけどお、
相談者:
そうですね。
今井通子:
そっちの方でいいんですね?
相談者:
はい。
今井通子:
はい、分りました。
(回答者に交代)
こっちは一生懸命、家庭を回してんのにこっそり自分だけ甘い汁吸ってんのか?って苛立ちじゃないかね。怒ってんのはその裏の気持ちじゃない?
何に使ったかって、それも見栄のためじゃさー。はぁー?って言いたくもなりませんかね