6年間ボーナスを隠した夫への怒り。 諌められたのは相談者
(再びパーソナリティ)
今井通子:
お分かりいただけましたか?
相談者:
はあい。
分りました。
今井通子:
あのお・・三石先生仰ってるように、
相談者:
はい。
今井通子:
自分のお金は、自分のお金、
相談者:
はい。
今井通子:
相手のお金も、自分のお金って、
相談者:
はい。
今井通子:
欲張り過ぎ。
相談者:
そうですね。
今井通子:
うん。
相談者:
それ強いです。
今井通子:
ご主人の方は、実は本音だと思うんですよ。
自分も我慢し切れなくなって、みたいな。
相談者:
ううーん。
今井通子:
うん。
だから、今度、
相談者:
うん。
今井通子:
あのお、ボーナスはちゃんとあからさまになったから、全部出さなきゃなんないと思ってるご主人にい、
相談者:
うん。
今井通子:
ボーナスを、持ってきたらあ、
相談者:
うん。
今井通子:
その半分は、ご主人にあげなさい。
相談者:
え!
今井通子:
えって、
三石由起子:
えー、じゃない。
今井通子:
えー、じゃない。
三石由起子:
えー、じゃないだろお。
相談者:
今まで・・
三石由起子:
(笑)
今井通子:
うん。
なぜかって言うと、
相談者:
うん。
今井通子:
全部あげても、いいくらい、あなたとわたしは、幸せな生活してるんだけど、
相談者:
うん。
今井通子:
ただ、全部あげちゃうと、飲み過ぎちゃうから、
相談者:
うん。
今井通子:
体壊しちゃうんで、
相談者:
うん。
今井通子:
半分だけは、あげるよ、って。
相談者:
んん・・
今井通子:
そんなに飲まないようにって。
相談者:
ああ。
今井通子:
そういうふうに相手を思いやるような、会話が出来るようになってごらんなさいよ。
三石由起子:
そうだ、そうだ。
今井通子:
もっと楽しくなるから。
三石由起子:
そうだ、そうだ。
今井通子:
世の中。
相談者:
ん・・そう、変えて・・いかないと・・これからの老後があれですね。
今井通子:
そうよ。
三石由起子:
そうですよお。
今井通子:
捨てられちゃうよ。
三石由起子:
そうよ、捨てられちゃうよ。
相談者:
はい、はい(笑)
今井通子:
うん。
相談者:
はい。
努力してみます。
今井通子:
はあい。
相談者:
はい、ありがとうございます。
今井通子:
はい、どうもお。
相談者:
はあい、失礼します。
今井通子:
失礼しまあす。
(内容ここまで)
ケチと倹約は違う。
経済学で言う”逆選択”をしてしまった相談者
相談者の考えとは真逆のアドバイスを、ここまでズケズケと言って、なお、相談者を笑顔にするってのは、三石女史の人徳だね。
言うことが少し極端だけど、これ、絶対に狙ってやってる。
ここで、「ご主人だって悪い」、的なことを言っちゃうと、薬にも毒にもならない。
相談者、電話してほんと良かった。
周りが言う都合のいいとこだけを切り取って正当化してたし。
子どもにはいつも言ってたクセに。
「うちはうち。」
息子3人とも30超えてて、子育て時代の家計管理をそのまま続けることはないだろうよ。
ボーナス隠してたのが6年前からだったとしても、みんな成人してるじゃん。
この人、夫を管理し、家計を守り、3人の息子を育てあげたことが、成功体験になっていて、いまだに捨てられないんだな。
旦那は、ちゃんと計算してやったんだよ。
家計に迷惑は掛けないだろうってね。
同じ会社の後輩の奥さんに聞くって、馬鹿じゃないの?
確実に後輩に伝わるじゃん。
だいたい、ケチに対する自覚が逆なんだよ。
「あたしケチで、もったいないから、10円でも安いものを、」
それはケチじゃないから。
倹約だから。
そうして貯めた金で旦那を喜ばせられないのがケチだ。
人間、褒美も感謝もないでどうやって頑張れる?
こういうの、経済学では、”逆選択” と言う。
自分の利益のために選択した行動が、
逆に、自分に不利益を招くことだ。
カネを残そうと、夫の小遣いを厳しく管理した。
それが、夫がボーナスを隠す動機となって、結果的にカネが残んなかったわけだ。
経済学の逆選択は衆愚の所作だが、
相談者みたく一人相撲だって、凡人の誰もがついやってしまう。
ただ、この相談者が凡人振り切ってバカなのは、痛い目にあって反省するどころか、未だに続けていることだ。
毎日、朝っぱらから、同じことで夫を責める?
これも逆選択だろうに。
やっぱ、バカは死ななきゃ直んないか。
すぐにやめないと、夫の感情は、自責から、憎しみに変わる。
こっちは一生懸命、家庭を回してんのにこっそり自分だけ甘い汁吸ってんのか?って苛立ちじゃないかね。怒ってんのはその裏の気持ちじゃない?
何に使ったかって、それも見栄のためじゃさー。はぁー?って言いたくもなりませんかね