息子が彼女からDV被害。 解決手順と心構え

(回答者に交代)

大迫恵美子:
はい、こんにちは。

相談者:
よろしくお願いします。

大迫恵美子:
んん、まあ、この頃多いですねえ、あの、女性の・・側が、加害者であるDVの問題ってね。

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
こういう、あのお、DV事案ってみんなそうなんですけどお、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
加害者の側っていうのは、ま、別れたくないと、言って頑張るという、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ことが多いですよね。

相談者:
あー

大迫恵美子:
あの、男性の場合でもおんなじですねえ。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あのお、このままね、えー、話し合って、別れましょう、と言っても、絶対に、上手くいかないと思いますよ。

相談者:
あ、そうですか、はい。

大迫恵美子:
ええ。
期待を持たせたりすると、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
うー、その、期待にしがみつきますので、

相談者:
ああ、なるほど、はい。

大迫恵美子:
はっきりと、おー、もう、ダメなんだということを、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
分らせないといけないですし、

相談者:
ああ、なるほど。

大迫恵美子:
あのお、なにか、こういう風にしてみると、戻ってくる、っていうような風にね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あのお、思わせてはいけないので、

相談者:
ああ、なるほど、はい。

大迫恵美子:
まあ、あの、似たような事案を、私自身も、あの、代理人として、やったことが

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ありますけどお、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
もう、男の子には家を出てもらってね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そして、相手の女性には、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
もう、この、ま、賃貸ですからね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あの、契約は解除すると。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そうすると、契約によって、まあ、大家さんの方がね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
明け渡してください、っていう話をするわけですから、

相談者:
はい、はい。

大迫恵美子:
あの、大家さんとの関係で明け渡さなきゃいけないと。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
で、いつまでも居ると、ま、不法・・占拠っていうことになりますのでね、

相談者:
はい、はい、はい・・はい。

大迫恵美子:
場合によっては鍵を取り替えられちゃうかもしれないよと。

相談者:
なるほど、はい。

大迫恵美子:
はい。
だから、何月何日まで必ず出てくださいと、いうふうに、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
言って、半ば、そのお、事務的、強制的にね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
家の明け渡しの作業をした方がいいと思いますよ。

相談者:
ああ、そうですか、

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
分りました・・

大迫恵美子:
で、家財だとか、そういうものあるんですけどお、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ある意味、それは、もう、捨てる覚悟じゃないと、

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
要するに、何か、その、物を取りに行きたいとか言うとね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
待ち・・構えてるわけですよ。

相談者:
ああ、なるほどね、はい。

大迫恵美子:
で、そこで話をすれば分るっていう風に思ってますので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あの、自分がちゃんと話をすれば、絶対に取り戻すことが出来るという風に信じてますのでね、

相談者:
ああ、なるほど。

大迫恵美子:
だから、そのお、2人で会うような場面を作らない方がいいんですね。

相談者:
ああ、そうですか、やっぱり、はい。

大迫恵美子:
ええ。
で、声を聞いたり、その、姿を見たりとかするということに、非常に執着しますので、

相談者:
ああ・・

大迫恵美子:
そういう機会を作ろう、作ろうとするわけです。

相談者:
ああ、なるほどね。

大迫恵美子:
場合によってはご実家の周りをうろついてね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
帰って来るのを待ち伏せしたり、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
えー、そういうこともありますし、職場・・に

相談者:
はい、はい。

大迫恵美子:
電話したり、職場に接触したりということもあります。

相談者:
はい。
ああ、なるほど、はい。

大迫恵美子:
はい。
まあ、同棲してますので何でも知ってるわけですから、

相談者:
そうですね、はい。

大迫恵美子:
ええ、そういうものを総動員して、やってくるんだというふうに思ってないといけないですよ。

相談者:
ああ、なるほでね、はい。

大迫恵美子:
今ね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
その、ストーカーで、まあ、どんどん、高じていって、殺人、みたいな話がありますけどお、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
これは多くの場合、男性がやりますのでね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
割と、その、女の子のDVっていうのは、甘く、見られてるっていうかね、まさか、

相談者:
あー

大迫恵美子:
そこまではしないだろうと。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
みんな思ってますけど、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
本質的には男女変わりがありませんので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
十分注意しないといけないし、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
それから、女の子場合、泣いたりね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
哀願したりっていうような態度を取ることによって、

相談者:
そう・・です・・よねえ・・

大迫恵美子:
ええ。
で、まあ、男の子の方も、まあ、それを、なんとかなだめなくちゃいけないと、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
思っちゃったりい、

相談者:
はい、はい。

大迫恵美子:
あるいは、その、周囲もね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
えー、まあ、そこまで強くは出来ないな、って思っちゃったりするわけですけどお、

相談者:
うーん、そうですね・・

大迫恵美子:
ええ、それも、でも、女の子の方は手段として、やっていることですから、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そこでえ、あのお、じゃあ、まあ、そんな、酷いこと言わないで、みたいなことになるとですね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
功を奏したということで、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
その手段をまた使います。

相談者:
あー、なるほど。

大迫恵美子:
あのお、結局ね、何かをしたときに、じゃあ、もう、今回、これで折れようという、態度を示すことは、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
むこうに、あ、こういう方法でやればね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
相手は譲歩してくるんだ、という学習させることになるだけですので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
きちんと方針を決めたら、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ぶれないで、最後までやらないとだめです。

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
分りました、はい。

大迫恵美子:
あのお、泣いたりするからね、じゃあ、今日はとにかく、まあ、1回戻って、みたいなことになると、

相談者:
あー、はい、はい。

大迫恵美子:
益々、泥沼になります。

相談者:
あー、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ですから、きっちり、そのお、会わないように、ケジメをつけてしまって、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
もう、どうやっても、ダメなんだということを、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
相手に正しく、あの、理解させないといけないです。

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。
特に、あの、女の子のね、DVの場合、その、経済力だとかをね、男性に頼ってる面もありますので、

相談者:
うーん・・はい。

大迫恵美子:
人間関係だけを要求してるわけじゃなくて、経済的にも依存してる部分があるのでね、

相談者:
ああ・・はい。

大迫恵美子:
それを手放したくないという感じ・・

相談者:
はい、そおですね・・

大迫恵美子:
そういう意味で、執着してくるということもありますので、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あのお、その部分もきちんと、対応しないと。
例えば、その、お金を払って解決しようというようなね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
例えばご実家側が、そういう考え方を持つことも結構危険です。

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
ええ。
要するに、その、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
経済的な面・・での、あの、要求も、潜在的にはあるはずですから、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ですから、そのお、ま、騒ぐことによってお金になるんだと。

相談者:
あー

大迫恵美子:
いうような学習をすることも、後々、益々、紛争・・あの、混乱させる、ことになると思います。

相談者:
あー・・
じゃ、要求に、

大迫恵美子:
出来ない、

相談者:
屈しないということですね。

大迫恵美子:
そうですね。
出来ないことは出来ない。

相談者:
出来ない、はい。

大迫恵美子:
そして、一旦、あの、決めて、例えば、まあ、こういう風にしてね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
まあ、お金もこれだけ払うって決めたとしたら、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そこから、絶対譲歩しない。

相談者:
ああ、なるほど。

大迫恵美子:
はい。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そういう対応が必要です。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ですから、あのお、間違ったサインを出さないように注意して、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
それから、あのお、周囲の方がね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
やっぱり、ある程度助けてあげないと、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
むこうは、あのお、本人の顔見て、本人を説得すればなんとかなると。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ずっと信じてるはずですから、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
えー、まあ、本人に会わせないようにするためには、どなたかが前に出なきゃいけないということになりますよね。

相談者:
そおですね・・はい。

大迫恵美子:
はい。

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ただ、そのときもですね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
むこうとしてみれば、相手の男性はね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
自分のことは、もう、ずっと、好きなんだけど、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
えー、実家のお父さんが、わたしの邪魔をしているんだとかね、

相談者:
はい、はい、はい、はい。

大迫恵美子:
そういうふうに考え・・たがるんです。

相談者:
あー、なるほど。

大迫恵美子:
ええ。
で、あのお、ま、あまり、そう言うもんだから、じゃ、本人の口から、あの、嫌いだ、って言わせようとかね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
ま、それも上手くいく場合もありますけどお、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そこでえ、結局、顔を合わせ・・ることが、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あー、むこうが狙ってることだったりするのでえ、

相談者:
ああ、なるほど、はい。

大迫恵美子:
はい。
えー、その辺りは非常に難しい話なんですけどお、

相談者:
ああ、なるほどね・・はい。

大迫恵美子:
はい。
で、むこうのね、家族の、サポートがしっかりしているならば、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
比較的、こちらも苦労しないで解決出来ると思います。

相談者:
うーん、なんか、あのお、そちらのお父さんとも連絡・・あの、一度お会いしたんですけれども、

大迫恵美子:
はい。

相談者:
携帯電話で、1、2度、お話してえ、期日とかも色々決めたんですけれども、2回くらいで、電話出なくなったんですよね。

大迫恵美子:
はあ、だいたいね、あのお、こういう、問題を抱えてる方っていうのは、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
すでに、その、家族との間で、トラブルになってることが多いんですよ。

相談者:
はい、はい、はい、そうですね・・

大迫恵美子:
ですから、そういうふうに、その、実家にも帰れないような立場の人っていうのはね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
結局、今の生活を守らないと、

相談者:
うーん、

大迫恵美子:
行き場がなくなりますので、

相談者:
はい、はい。

大迫恵美子:
非常にエネルギーを注いで、ここに留まろうとするわけですね。

相談者:
あー、なるほどねえ・・はい。

大迫恵美子:
あのお、ちゃんと、引き取ってくれる人がいると、上手くいくんですけど、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
その辺りが、うまくいかないときには、大変苦労することになると思います。

相談者:
ああ、そうですか・・

大迫恵美子:
はい。

相談者:
分りました。
あとお、ま、今後、引きづらない、ためにい、どういったことがあ、あのお、した方がよろしいんでしょうかね?
例えば、別れたけれども、なんかストーカー的なことを、されるとか、

大迫恵美子:
まずね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あのお、どこにいるのか分からないようにするということ。

相談者:
あー
あー

大迫恵美子:
例えば新しく借りる所なんかがね、知られないようにする努力が必要だと思いますよ。

相談者:
あ、なるほど、はい。

大迫恵美子:
あの、共通の友達だとか、その、SNSに・・どんどん、情報出してたりして、

相談者:
あー

大迫恵美子:
そういう・・ことがあって、わたしのような、ね、立場からすると、びっくりしてしまうことがあるんですけど、

相談者:
あるん・・

大迫恵美子:
そういう軽率なことは、まず気をつけなきゃいけないのと、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
あの、なるだけね、姿を見られないように

相談者:
あー

大迫恵美子:
注意して、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
とにかくその、姿を見たいとか、声を聞きたいとか、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
その次に接触したい、話したい、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
話せば分る、っていう

相談者:
はい。

大迫恵美子:
そういう感じですのでね、

相談者:
はい、はい、そうですね。

大迫恵美子:
ええ。

相談者:
仰るとおりです、はい。

大迫恵美子:
でえ、あのお、しばらくしてね、もう、さすがに、もう、自分の方は忘れたと思った頃にね、

相談者:
はい。

大迫恵美子:
またメールが来て、またやり直しましょうみたいなね、

相談者:
うーん・・

大迫恵美子:
そういう接触が、もう、いくらでもあります。
いつ終わりになるのか分からないというのが、この種の被害の、特徴ですよねえ。

相談者:
あー、そうなんですか・・
分りました。

(再びパーソナリティ)

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