娘が嫁いだ後の生活を受け入れられず泣いてしまう 自分勝手な60歳

テレフォン人生相談
2015年4月8日 水曜日

パーソナリティ: 勝野洋
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 男60歳 妻58歳 嫁いだ長女31歳 別居の長男28歳 同居の父85歳 3人暮らし

勝野洋:
今日は、どんな、ご相談ですかあ?

相談者:
えーとですね、

勝野洋:
はい。

相談者:
えー、一ヶ月くらい前にい、

勝野洋:
はい。

相談者:
えー、娘を嫁に、やったんですよねえ?

勝野洋:
はい。

相談者:
でー、まあ、それからですね、まあ、あの、ま、要は自分・・がですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
そのお、子離れが出来ないっちゅうんですかね。

勝野洋:
子離れ・・はい。

相談者:
一ヶ月間・・あのお、ずうっと、泣きっぱなしなんですよ。
ま、一人で仕事やっとんですけど、わたし。

勝野洋:
はい。

相談者:
皆さんは、どやって、それ乗り切っとるのかな?と思いましてですね。

勝野洋:
は、は、は・・えっと、あなたおいくつですか?

相談者:
60です。

勝野洋:
奥様は?
お幾つですか?

相談者:
えーと、58です。

勝野洋:
58歳。

相談者:
はい。

勝野洋:
で、お子さんが?

相談者:
えーっと、長女が・・えー、31です。

勝野洋:
31歳、

相談者:
はい。

勝野洋:
それで?

相談者:
長男が、28です。

勝野洋:
お2人ですか?

相談者:
えーっとお、あと、ま、俺の親父ですね。
えーと、85歳と、3人で住んでます。

勝野洋:
お嫁さんに行ったのが、長女の方ですか?
結婚されたの・・

相談者:
そうです、31の長女です。

勝野洋:
て・・ご長男は?、もう、結婚されて?

相談者:
長男はですね、その◆△%ですねえ、

勝野洋:
ええ。

相談者:
違う所に住んでましてえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
あのお、一緒になりたいっていう、あの、連絡を貰ったんです。

勝野洋:
婚約者っていうか、あの、

相談者:
そうです、そうです。

勝野洋:
はい。

相談者:
それを紹介されたわけです。

勝野洋:
分りました。
それで?、一ヶ月前に、娘さんを、

相談者:
はい。

勝野洋:
嫁にやったと。

相談者:
はい。

勝野洋:
自分が・・子離れしないって、どういうことですか?

相談者:
いやあ、もう、毎日・・恥ずかしい話なんですけどお、

勝野洋:
はい。

相談者:
あのお・・仕事しながら、泣いとるんですよね、ずうっと。

勝野洋:
あなたが?

相談者:
はあい。
泣けてくるんですよねえ。
寂しくてですねえ。

勝野洋:
あ、寂しくて。

相談者:
はい。
寂しくて、寂しくて。
で、それをですねえ・・ま、うちの妻はですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
「あんたはあ」
・・
「子どものことを思って泣いとるんじゃないよ」、と。

勝野洋:
はい。

相談者:
あの、
「結局、老後のことが心配で泣いとるんでしょ」、
「自分の身が可愛くて泣いとるだけでしょ」、
って、私を責めるんですよね。

勝野洋:
はい。

相談者:
老後は妻と、まあ、今、親父がいますけどお、

勝野洋:
はい。

相談者:
順・・あの、順番的に言えばですねえ、親父を見送って、私と妻だけになりますよねえ?

勝野洋:
はい。

相談者:
でえ、そのお、
「そういう生活が」、
恐いというのか、
「耐えられんから、あんた泣いとるんでしょ」
、ってわたしを責めるんですよ。

勝野洋:
はあ、はあ、はあ、はあ
・・娘さんは、遠くへ行かれたんですか?、結婚は。

相談者:
うーんとですね、車で30分くらいの所に嫁に行きました。

勝野洋:
じゃ、近いですね。

相談者:
はい。

勝野洋:
じゃ、寂しかったら会いに、い、行けるじゃないですか。

相談者:
あー・・
会いには行かないですけどお、

勝野洋:
はい。

相談者:
ま、あのお、なんかの用事で、妻が呼んでですね、うちの方に。

勝野洋:
はい。

相談者:
来ると、そのときはいいんですけどお、

勝野洋:
はい。

相談者:
また帰られると、

勝野洋:
はい。

相談者:
また泣けてくるんです、これが。

勝野洋:
・・

相談者:
また寂しくなっちゃうです・・さみ・・そらあ、また辛いもんが、あるんでえ・・

勝野洋:
はい。

相談者:
はあい。

勝野洋:
それは、そのお、

相談者:
皆さんはですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
わたしだけじゃないと思うんです、そんなことは。
子離れが出来ないっちゅう・・あの、皆さん・・の、その、子離れは乗り越えてきたと思うんです。

勝野洋:
はい。

相談者:
なんで俺だけがその、いつまでも、グジグジ、グジグジ、その、泣いとらなあかんのか?と思いましてね。

勝野洋:
娘さんは、相当、子どもの頃から、やっぱ可愛がってた?

相談者:
いやあ、それがですねえ、

勝野洋:
ええ。

相談者:
違うんですよ。
わたし産まれた時点で、女の子ということでえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
ああ、この子は将来、嫁に行くと。

勝野洋:
はい。

相談者:
で、ま、その、名前も、考えてですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
あの、どういう名字でも合うようにっちゅうことで、それ、それらしい名前を付けたんですよお。

勝野洋:
はい。

相談者:
もう、女の子が産まれた時点で、覚悟しとったんですねえ、

勝野洋:
はい、はい。

相談者:
嫁に行くことは。
んで、今になって考えるとお、その、親らしいことも、して来なかったと思うんです、仕事、仕事で。

勝野洋:
はい。

相談者:
で、ここへ来てえ・・親の役割?

勝野洋:
はい。

相談者:
例えば、むこうのお、ご家族と話をしたり、食事をしたり、

勝野洋:
はい。

相談者:
わたしは、その、娘の親でございますって顔せな、あかんわけですよ。

勝野洋:
はい。

相談者:
今までは、その、親父がおったもん・・あ、親がいますんで、

勝野洋:
はい。

相談者:
ずーっと、その、親の子でおった方が、自分が楽だから、色んなこと逃げて来てしまって、

勝野洋:
ええ。

相談者:
そのお・・子どもの親になってないんじゃないか?とか、

勝野洋:
ええ。

相談者:
で、ここへ来て、急に親になれって言われても、そりゃあ・・親にもなれんしい、親になっとる自信も無いしい・・ちゅうのもあるんですよ。

勝野洋:
自信がな、な、

相談者:
今、ここ一ヶ月で色んなこと考えましてですね、はい。

勝野洋:
ええ。
親に、親になった自信が無い?

相談者:
ないですね。

勝野洋:
え?

相談者:
だって、親らしいことして来てないもん、俺。

勝野洋:
あ、何もしてないんですか?

相談者:
・・

勝野洋:
子守したりとか、オムツ替えたりとか、

相談者:
あ、子どもの頃、一緒にお風呂入れたりい、

勝野洋:
ええ、ええ

相談者:
あのお・・ま、風呂に入れるが、精々だと思うんですけどねえ・・

勝野洋:
はい。
一緒にどっかに、あのお、遊びに行ったりとか、キャンプ行ったりとか、

相談者:
それはあ、あの、ありますう・・キャンプに行ったりい、

勝野洋:
ええ。

相談者:
スキーに行ったり、そういうことはあります、確かに。

勝野洋:
はい。
じゃ、いいじゃないですか。

相談者:
だけど、

勝野洋:
ええ。

相談者:
猫っ可愛がりに、その、子どもを可愛がるっていう、

勝野洋:
え?

相談者:
可愛がったっていう記憶は無いです、やっぱり。
あのお、

勝野洋:
いや、でも、父親は側にいるだけで、

相談者:
自営業で一生懸命やって来ましたんでえ、

勝野洋:
ええ。

相談者:
仕事、仕事で、追われて、子どものこと顧みなかったっていう親だと、今・・今になって思うですけどねえ(笑)

勝野洋:
ああ、じゃ、色々、反省しながらの、

相談者:
はい。

勝野洋:
あのお、何もしてあげれなかったなあ、と。

相談者:
そうです、はい。

勝野洋:
あー、と、思いながら、泣くんですね?

相談者:
ま、そうですねえ。

勝野洋:
ええ。

相談者:
もっと、してやりゃあ良かったですね、そりゃあ、

勝野洋:
もっとしてあげたいなあ、

相談者:
ええ・・

勝野洋:
してあげたかったなあ、なんであんとき、こういうことしてあげなかったんだとか、話を聞いてあげなかった、

相談者:
はい、それはありますね、はい。

勝野洋:
ああ、その涙ですね。

相談者:
ま、色々ですね、そりゃあ、まあ、はい。

勝野洋:
はい・・
そいで、今日のご相談内容としたら?

相談者:
はい、人並みに、皆さんはですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
子離れもしてですねえ、

勝野洋:
はい。

相談者:
夫婦2人で、住んでいますねえ、みなさん。

勝野洋:
はい。

相談者:
どうやったら、その、その心の、持ち方っていうんですかねえ・・

勝野洋:
はい。

相談者:
それがもし、あるんでしたら、

勝野洋:
心の持ち方ね。

相談者:
教えていただきたいなと思って。

勝野洋:
子離れの。

相談者:
子離れを、済んだら、そしたら、その、夫婦2人だけで、生活して、いけ、いかなければならないですよね?

勝野洋:
はい。

相談者:
はい・・
それも・・どおも、納得出来ないんですよ。
わたし、あのお、産まれてから、その、60年間・・
お爺さん、お婆さんが、居(お)って、親が居って、子どもが居ってっちゅう家庭に育ったんでえ、それが順送りになるもんだと思っとったんですよ。

勝野洋:
はい。

相談者:
60年間?

勝野洋:
はい。

相談者:
で、それが、わたしの代になってみたら、ま、最終的には、子どもが育ってって、ああ、わたしと妻だけで生活してか・・なきゃ、いけないっちゅう、現実になったもんですから、

勝野洋:
はい。

相談者:
それも、その、理解しがたいんで、わたし。
理解し難いっていう言い方はおかしい・・受け入れられないって言うんですかねえ、

勝野洋:
あの、奥さんと2人で、過ごすのが?

相談者:
はあい・・

勝野洋:
ああ、そういう現実を受け入れられない。

相談者:
はあい、そうです。

勝野洋:
分りました。

相談者:
はい。

勝野洋:
今日はこちらに、心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらっしゃいます。

相談者:
ええ。

勝野洋:
先生にお話伺ってみたいと思います。
先生、

相談者:
はい。

勝野洋:
よろしくお願いします。

(回答者に交代)


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