有利な離婚のハズが一転大ピンチ。中川氏がばらす当然すぎるワケ
(回答者に交代)
中川潤:
さっき、昨日、家庭裁判所から、
相談者:
はい
中川潤:
調停の、あのお、期日の呼び出し状だと思うんですよねえ。
相談者:
はい
中川潤:
その書類が届いたあ。
相談者:
はい
中川潤:
で、その中にい、
相談者:
はい
中川潤:
申立書、
相談者:
はい
中川潤:
みたいな、ものが入っていてえ、
相談者:
はい
中川潤:
そこで慰謝料を請求する。
相談者:
はい
中川潤:
ていうことが書かれていたあ。
相談者:
はい。
で、自宅、建物、申立人と相手方の共有名義、
中川潤:
ふうん
相談者:
自宅建物、
中川潤:
ふうん
相談者:
の、自宅の土地は、申立人は、相続により、
中川潤:
ふうん
相談者:
取得した土地であり、
中川潤:
ふうん
相談者:
夫婦財産ではない、って書いてあります。
中川潤:
ふうん、固有財産だって言うのね、はい。
相談者:
はい。
だから、あたしには、まったく権利が無いって書いてあるんですけどお、
中川潤:
ふうん。
あの、家が・・ね、建物は、まず、建てたんでしょ?
相談者:
はい
中川潤:
で、建てた、その資金ですけども、
相談者:
はい
中川潤:
共有っていうのは・・・共有の持分の割合は、二分の一、二分の一にしてるんですかあ?
相談者:
した方がいいって言われたんで。
中川潤:
ま、いいですわ。
相談者:
はい
中川潤:
いや、だから、二分の一、二分の一にしてるのね?
相談者:
はい
中川潤:
んで、その資金の出所。
相談者:
はい
中川潤:
は、どういうことだったんですか?
相談者:
あたしです。
中川潤:
あなたが、どれくらい出したの?
相談者:
100%です。
うちの実家とあたしで。
中川潤:
で、なんで・・ご主人の持分が二分の一なの?
相談者:
そうしてくれって言われたんで・・なんか、まだ、わ・・全然若くて、そうなんだ、みたいな・・ちゃんと返してくれるん・・だと思ってたんで・・
中川潤:
え?
相談者:
あ、あのお、
中川潤:
ああ、あのお、あなたが言ってる一千万というのは、家を、
相談者:
あ、家を、建てるのにい、
中川潤:
建てるときにい、あなたのお金と、ね、あなたの・・お父さんから、一千万を出してもらって、そのお金で建てたんだと、そういうことなんですか?
相談者:
あ、そうです、そうです。
中川潤:
で、その一千万なんですね?、さっき、仰ってた一千万っていうのは。
相談者:
そうです、そうです。
中川潤:
総額いくらだったの?
相談者:
1千200万くらいです。
中川潤:
と、一千万が、あの、あなたのお父さんからの借り入れでえ、
相談者:
はい
中川潤:
残りの200万は、あなたが出したと。
相談者:
と、あとお、土台は、義理の父が作・・ってくれたんでえ・・
200万くらいとは聞いてます。
中川潤:
あのねえ、あの、まずですよ・・ね、いいですか?
相談者:
はい
中川潤:
あのお、先ほど来、あなたが、仰ってた結婚生活の状況が本当・・そのとおりであって、あなたが生活を支えておられたんであればあ、
相談者:
はい
中川潤:
まずねえ、え、
相談者:
はい
中川潤:
財産分与を求められ・・求めることが出来るのは、むしろ、あなたの方が、ご主人に対して、
相談者:
はい
中川潤:
分与を求めたいんだけども、
相談者:
はい
中川潤:
ま、一緒に、形成した財産っていうのは、
相談者:
はい
中川潤:
ま、確かに、土地は、固有財産ですう。
相談者:
はい
中川潤:
ね?
相談者:
はい
中川潤:
だから、あの、夫婦で共同で形成した財産ではないのですがあ、
相談者:
はい
中川潤:
少なくとも、上ものは、200万分・・ぐらいは、
相談者:
はい
中川潤:
ご主人自身ではないけれども、
相談者:
はい
中川潤:
ご主人側の方・・の資金で、
相談者:
はい
中川潤:
出してるのでありますから、
相談者:
はい
中川潤:
で、最低限、その200万分ぐらいは、
相談者:
はい
中川潤:
財産分与として、あなた、請求できて当然だと思うの。
今のお話・・を前提にすれば。
相談者:
はい
中川潤:
そうだとすると、家は丸々、
相談者:
はい
中川潤:
あなたが取得できて当然だと思うんです、今のお話だと。
相談者:
はい
中川潤:
で、ましていわんや、
相談者:
はい
中川潤:
今仰ったようにですよ、生活はずうっとあなたが支えて来ててえ、
相談者:
(泣)
中川潤:
ねえ?
相談者:
はい
中川潤:
で、ご主人がほとんど、◆△%&■◎・・支えになるような、稼ぎが無かったんでしょう?
相談者:
・・はい
中川潤:
あの、生活のね、支えになるようなね?
相談者:
あ、はい
中川潤:
だとすれば・・ほいで、その挙句に、今回の、離婚の話も、
相談者:
(泣)
中川潤:
ねえ、え?
相談者:
お前が言ったんだから、お前が悪いって言われました・・
中川潤:
そんなこと無い。
相談者:
・・
中川潤:
あの、そんなこと無いんです、あのお、もう、ちょっと、えげつなく聞くけどもお、
相談者:
はい
中川潤:
あなた、他にい・・あの、ご相談に乗ってもらって、仲良く、なっちゃったあ・・男性・・がいたりする?
相談者:
・・相談に乗ってもらっている人はいます。
中川潤:
いますねえ?
相談者:
はい
中川潤:
はい。
いつ頃からあ?
相談者:
1年前です。
中川潤:
1年前から。
相談者:
はい
相談者:
でえ、ご夫婦の関係のことについて、もう別れたいんだっていうことについて、相談に乗ってもらってるう。
相談者:
はい
中川潤:
男性ですよねえ?
相談者:
はい
中川潤:
はい。
その方と・・も、率直に言ってください。
お付き合いしてますか?
相談者:
してます。
中川潤:
ねえ。
だから、ああたがねえ、
相談者:
はい
中川潤:
もう、有体(ありてい)に言うけどお、そういうご主人だったんだけどもねえ、
相談者:
はい
中川潤:
もうちょっと甲斐性があるかと思って、
相談者:
はい
中川潤:
頑張ってきた。
子どもに大しては、い、いいけどもお、
相談者:
はい
中川潤:
で、わたしに対しては、十分な優しさが無い。
相談者:
はい
中川潤:
で・・わたしを、ここまで・・切迫流産までさせて、
相談者:
はい
中川潤:
働かせてえ、
相談者:
はい
中川潤:
自分のお、その稼ぎに頼りながら、
相談者:
はい
中川潤:
ね?
ほんとにありがとう、っていう、優しい言葉の欠片も無い。
相談者:
うん(泣)
中川潤:
ねえ?
相談者:
うん(泣)
中川潤:
そういう状況が続いてきた。
相談者:
(泣)うん
中川潤:
ねえ。
相談者:
うん
中川潤:
で、一年前に、その話をよく聞いてくれるう・・男性とめぐり合った。
相談者:
はい
中川潤:
それで、サッパリ別れようっていう・・腹の踏ん切りもついた。
相談者:
はい
中川潤:
はい。
それで、あなたの方から離婚の話を口に上らした。
相談者:
はい
中川潤:
ということでしょう?
相談者:
はい
中川潤:
で、なんで慰謝料が出てくるのか、わたしね?
正直言って、さっきのお話だけでは分らなかったのです。
相談者:
あ
中川潤:
これが一点。
相談者:
はい
中川潤:
それと、ここまで頑張っ・・努力してえ、ねえ、ま、それなりに割り切ってこられたのが、どうしてここへきて決断が出来るのか?
相談者:
はい
中川潤:
そりゃ、別のお相手がいなければ、たいがい、出来ないんですよ。
相談者:
はい
中川潤:
はあ。
そうすると、あなたの置かれてる状況は、極めてねえ・・ね?
相談者:
はい
中川潤:
1年前までの状況ね。
相談者:
はい
中川潤:
1年前までのその方に相談するまでの、状況のときに、
相談者:
はい
中川潤:
あなた自身が、も、これ以上は、耐えられないからと言うんで、ね?
別れ話を切り出したんであれば、
相談者:
はい・・
中川潤:
問題の状況は全然違ってました。
相談者:
うん・・
中川潤:
ところが、この1年、ご相談相手で、お付き合いをなすった、
相談者:
はい・・
中川潤:
方との関係ができたことによってえ、
相談者:
はい
中川潤:
ね?
裁判所はとっても、クールな所でありましてえ、
相談者:
はい
中川潤:
この、結婚・・ご主人との婚姻関係を、
相談者:
はい
中川潤:
破綻させた、ね?
壊した、
相談者:
はい
中川潤:
のは、あなたの不貞。
相談者:
はい
中川潤:
ね?
巷間言う、不倫ですよ。
相談者:
うん
中川潤:
に原因があるんだと。
相談者:
うん
中川潤:
いうふうに、ストーリーは、組み立てられて、おるのであります。
相談者:
うん
中川潤:
だから、慰謝料という、言葉は、おそらく出てくるんだろうと思うんですよ。
相談者:
あー
中川潤:
ねえ?
相談者:
肉体関係ないです。
中川潤:
んん・・
だからあ、その辺のところがどれだけ信じてもらえるか?っていうところだけどねえ。
相談者:
うん・・
中川潤:
うーん・・
まあ、だからねえ、ちょっとあなた、極めてねえ・・いいですかあ?
相談者:
はい
中川潤:
あのお、デリケートな状況に今ありますよお。
相談者:
うーん・・
中川潤:
立場があ。
つまり、ああた今、肉体関係無いって仰ったんだけども、
相談者:
はい
中川潤:
それを、あの、信じてもらわなきゃいけない・・だって、その、相手のお、男性のことは、おそらくご主人気づいているってことは、あなた、薄々分ってるでしょ?
相談者:
分ってます。
中川潤:
でしょう?
相談者:
はい
中川潤:
はい。
で、ご主人は、完全に、そっちとね、ね?
楽しくやってると思ってますから。
相談者:
はい
中川潤:
はい。
だから、あの、今の状況は、ちょっと、ねえ、あのお、大変、あなたの考えておられる状況よりも、厳しい状況なので、必ず代理人をつける。
ということで応対するように、あの、してください。
いいですか?
相談者:
わかりました。
中川潤:
はあい
(再びパーソナリティ)
いくら演説に力が入ったからといって、机を叩かないで、中川さん(笑)
中川先生、さすが!