コレ横領罪じゃないか?47年勤めた会社は積み立てた退職金を支払わない
テレフォン人生相談
2015年6月29日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 男62歳 未婚
今日の一言: 忘れてはならないことは、心の資産です。
(年齢、家族構成のやり取りは省略)
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
してません。
加藤諦三:
今、お一人ですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
えーと、離婚してお一人なんですか?
それとも、ずうっと、
相談者:
いえ、全然、してません。
加藤諦三:
全然してない、はい、分りました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
会社を辞め・・たんですよね、去年のね。
加藤諦三:
去年、会社を辞めた。
相談者:
はい
加藤諦三:
長年勤めてた会社を辞めたってことですか?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
あの、何年ぐらい?
相談者:
47年と、5ヶ月・・
加藤諦三:
47年・・ということは、あれですね、学生、もう、卒業して、ずうっと・・
相談者:
15から、勤めてました。
加藤諦三:
あ、そいで、ずうっと同じ会社に勤めたんですね。
相談者:
はい、はい、はい
加藤諦三:
そら、色んなことあるでしょうね。
はい、それで?
相談者:
(笑)
で、だんだん・・仕事も、無くなってきたもんでえ、
加藤諦三:
仕事も無くなってきたってことは・・
相談者:
会社で、あのお、仕事を取らないんですよね。
会社、社長から、自ら、営業に廻らなくてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
なかなか仕事が来なく・・無くなっちゃったもんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、一ヶ月う、10日?、しか、ぐらいしか働かなくなっちゃったもんでえ、
加藤諦三:
一ヶ月に10日働いてるってのは、社長が?、あなたが?
相談者:
わたしはその間、自宅待機なんですよ。
加藤諦三:
あなたは、自宅待機で働かないで、社長は一ヶ月に10日しか働かないで、よく持ちますね。
相談者:
うん、まあ、会社、ほら、あの、アパート経営してるもんですから。
加藤諦三:
ああ、
相談者:
ああ
加藤諦三:
要するに、会社に資産があるの?
相談者:
有りますよ。
加藤諦三:
だから、資産、が、あるから、まあ・・
相談者:
うん
加藤諦三:
まあ、収入として・・
相談者:
社長としては困らないわけ。
加藤諦三:
うん、はい、はい
相談者:
わたしは困るんです、仕事が・・(笑)
加藤諦三:
で、仕事が無い、自宅待機のとき、給料はどうなってた?
相談者:
日払い、日にち・・いくらって。
加藤諦三:
うん、うん、いや、だから、それちゃんと払われてた?
相談者:
ええ、そうです。
だから、だんだん、ほら、あのお、わたしもアパート暮らしなもんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、家賃払えなくなってきたもんですからね、うん・・
加藤諦三:
あの、仕事は何ですか?
相談者:
大工です。
加藤諦三:
あ、大工さん・・
相談者:
はい。
それでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、あのお、20年前にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
銀行から、
加藤諦三:
はい
相談者:
あなたの名前で、
加藤諦三:
はい
相談者:
定期預金が、
加藤諦三:
はい
相談者:
満期になったもんですから、どうしますか?って、連絡があったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたし、そんなのやったことないから、銀行に問い・・聞いてみたらばあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしの名前の・・は在るけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
印鑑証明は、誰ですか?って聞いたら、
加藤諦三:
ええ
相談者:
会社の名前になってたんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
だから、会社の名前・・ですから、わたしはあのお、印鑑押してないから、わたしのものではないですよって、言ったんですよね。
加藤諦三:
ええ。
相談者:
うん
加藤諦三:
ていうことはあれ?、20年前からあ、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなた名義で、
相談者:
はい
加藤諦三:
会社が、
相談者:
はい。
勝手に積んでたんです。
加藤諦三:
うーん・・
相談者:
毎月、あのお、1万円ずつう、
加藤諦三:
はい
相談者:
奥さまがあ、わたしが退職したらあげますっつう、そういう名目で、積んでたらしいんですよ。
加藤諦三:
で、あなたには、いって、なんにもいってないわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん
相談者:
んだもんで、わたしも、ほら、あのお、去年ね、
加藤諦三:
はい
相談者:
退職した、そのときに、
「うちの女房が、」
加藤諦三:
はい
相談者:
「お前のためにい、」
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、
「退職代わりに、と思って積んでたお金があるからあ、」
加藤諦三:
はい
相談者:
「それを下ろしたいからあ、」
加藤諦三:
はい
相談者:
「わたしの印鑑証明書とお、」
加藤諦三:
はい
相談者:
「身分証明証を貸してください」
って言われたんですよ。
加藤諦三:
あなたに渡したいからということですね?
相談者:
そういうふうじゃなかったんです
ただ下ろしたいだけで。
でえ、どういうお金なの?って聞いたんですう。
加藤諦三:
はい
相談者:
そしたらば、お前のためにい、いつか辞めるだろうと思って、そのためのお、退職金代わりに積んでたお金を、じゃ、今下ろすからっつうことでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたしに、じゃ、少しはくれるんですか?って言ったんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしのために積んでたんだからね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
138万もあるんだから。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、半分・・ま、でなくても、ま、少しはくれるんですか?っつったら、
「それは、んん・・ちょっとねえ」
なんて言ったもんでえ、あ、これは、くれないんだなあって思って・・
加藤諦三:
うん、少しは、って言ったって、あなたの、退職金なわけでしょ?
相談者:
そうなんですよ。
加藤諦三:
んん・・
相談者:
わたしの名前で、ま、むこうが勝手に積んでたもんですけどもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしの名前で積んで◆△%&■◎
加藤諦三:
要するに退職金が無かったわけだよね?
相談者:
はい。
積んでたものを、なんで?って思って、わたしもね。
加藤諦三:
はい
相談者:
だから、くれないんなら、し方ないなあと思ってえ。
で、一応まあ、一応、下ろしたいから、あのお、証明、はん・・印鑑証明書と判子を貸してくれって言われたから、いいよ、って言って貸したんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・んで、そのお、お金いくら下ろしたんですか?って、社長に聞いたんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
そしたらば、あのお、
「そんなの教えることはない」
って言われたんで。
加藤諦三:
まあ、要するに、自分の人生そのものだからね、
相談者:
はい
加藤諦三:
15歳から。
相談者:
はい
加藤諦三:
その信頼してる棟梁に、
相談者:
はい
加藤諦三:
最後に裏切られたような気持ちだということね?
相談者:
そう、だから、その言葉がね、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、お前にはもう、そんな、いくらお金下ろしたってね、
加藤諦三:
うん
相談者:
教えることもないしい、
加藤諦三:
うん
相談者:
あげることもないっていうような言われ、言い方をされたもんでね、
加藤諦三:
うん
相談者:
それが悔しい・・なんで、わたしの身分証明証とお、
加藤諦三:
うん
相談者:
ね、印鑑を貸して、下ろしてあげたのに、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんで、一言、ありがとうございました、と、そういう言い方ないのかなあ、と思いましてね。
で、その、お金をね、
加藤諦三:
うん
相談者:
一応、下ろしたお金がね、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんで、もらえないのかなあ、と思って、まあ、社長の気持ちがあ、悪ければ、くれないだろうけども、そういうの、なんかしらで、もらえる方法ないかなあ、と思いましてね。
加藤諦三:
ああ、はあ、はあ
今日の相談っていうのは、そうすると、そういうようなことでね、
相談者:
はい
加藤諦三:
これ、お金をもらう方法ないかな?っていう、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
相談ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
分りました。
(回答者に交代)
長く勤めるほどに信用できなくなる会社って闇が深い。
長い付き合い人間から裏切られた気分は苦い。
番組から言われたように勤続年数に応じた良い人間関係を持ってるのは素晴らしいけど、こういうことがあると人間不信になって、他の人間関係にも暗い影を落としたりする。
番組側がこのサイトの管理人さんの指摘を読んで相談者にフォローできてたらいいのだけど。