不倫の子を産んだ元妻と長男を会わせるべきか?
テレフォン人生相談
2015年7月2日 木曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 男47歳 中3の息子と2人暮らし
今日の一言:
川に来るまで川を渡るな。
ものごとは心配し過ぎるな。
(年齢、家族構成のやり取りは省略)
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
いえ、もう今は、しておりません。
加藤諦三:
今、離婚して一人ということですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
離婚してから何年くらい経つんですか?
相談者:
数年経ちますけれども。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今は一人で暮らしてるんですね?
相談者:
いえ、息子と、二人暮らしです。
加藤諦三:
息子さんは何歳ですか?
相談者:
今、中学生です。
加藤諦三:
中学生。
相談者:
はい
加藤諦三:
と2人で暮らしてる。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分りました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
離婚・・をしましたんですけども、その離婚原因というのが、相手が、ちょと、不倫というか、不法行為がありましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
こちらからの申立てで、しましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
その際に、実は、もう一人子どもがいたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
その子どもは、わたしのお、子どもとして、籍も入ってましたし、一緒にい、数年間は暮らしてたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
その後、その、下の子供が実はわたしの子ではないということが判明しましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
それを元に、夫婦間の、あのお、慰謝料とか、財産分与とか、そういった親権についてとかは、もう、調停離婚でえ、きちっと、成立したんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
今は特に、問題は無いんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
今後、もし、息子が、母親に会いたいとか、兄弟に会いたいとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
逆にむこうから、息子に会いたいとかって言って来たときに、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしとしては、会わせる方がいいのか?、会わせない方がいいのか?とか・・
その辺のことなんですれども。
加藤諦三:
はい。
それで、そのお、結婚したのは、何歳くらいから・・要するに、何年間くらい結婚してたわけですか?
相談者:
10年以上、15年未満くらいなります。
加藤諦三:
ぐらい・・は、一緒に生活していたんですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、数年前に、離婚したって言いましたね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その離婚原因というのがあ、そのお、
相談者:
妻の、不倫と、して、違う、子どもを、
加藤諦三:
違う、
相談者:
わたしの、2人目の子どもとしてえ、籍に入れてたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
実は、その2人目の子は、わたしの子ではなく、不倫相手の子どもの子(要は不倫相手の子)だったっていうことが、判明しましたということなんです。
加藤諦三:
そいで、離婚をしたということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、今、あなたと息子さんとの関係は、どうなんですか?
上手くいってんの?
息子さん、は、お母さんに会いたいとかなんとか、そういうことってのは・・
相談者:
いや、口にはしないんです。
加藤諦三:
口にはしないけれども、なに?
相談者:
はい
加藤諦三:
会いたがっているとかなんか、そういう・・
相談者:
特別そういう、ことは無いんです。
加藤諦三:
うーん・・
そいで、あなたがあ・・今ね、
相談者:
はい
加藤諦三:
息子さんが、お母さんに会いたがってるとかあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
あるいは、お母さんの方からね、
相談者:
はい
加藤諦三:
息子に会わせて欲しいとかって、
相談者:
はい
加藤諦三:
言って来てないのにい、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのことを予め、もし、こうなったらどうしよう?ていう心配をしてるわけですね?
相談者:
そうです、はい
加藤諦三:
でえ、あなた、だいたい、こういう、未来のことを、起きてないうちから心配する方ですか?
相談者:
ちょっと、まあ、子どもも成長してきてる部分もあるので、何もこちらからアクションは起こすつもりは無いんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
もし、むこう、なり、自分の子供からアクションを起こされてきたときにい、どういうふうに対応した方がいいのか?
ま、時期とか、タイミングとか、どんなふうに、心構え的なことが、ちょっと気になるんですけれども・・
加藤諦三:
ああ・・
ただその、離婚のお、ときにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんについては、どういうふうに、例えば、お互いに、面接の機会がね、
相談者:
はい
加藤諦三:
保証をするとか、保証しないとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、そういう取り決めは、お互いの間の、守られるか、守られないかは別として、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、そういう話し合いはしてなかったんですか?
相談者:
調停離婚をしたんですけども、そのことに関しては、もう、記載せずに、もう本人どうしで、後日、ま、自由にしてください、ということだったので、特に、取り決めはしてないんですう。
加藤諦三:
ただこれね、一般的なことよりもね、
相談者:
はい
加藤諦三:
個々のケースとして非常に難しいですよねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
今、息子さんは、母親に対して、なんか、特別な感情を持ってんの?
要するに父親以外の、男性と不倫をして、子どもを作って、自分の弟にしたとか、なんか色んな、複雑な感情ってのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
持ってるんですか?
相談者:
いや、特に、言葉には出ないですしい、
加藤諦三:
ええ
相談者:
先ほど言いましたように、別に、会いたいとも、本人から、わたしにも言って来ることは無いんですけれども。
加藤諦三:
うーん・・
だけど、あなたが、起きてないことなんだけれども、色々心配するというのは、何かを怖れてるわけですね?
相談者:
どちらかと言うとお、わたしの個人的な感情で言いますとお、そういう不倫・・をして、そういう、あの、わたしのとこに入れたりとか、どうとかした母親に対して、まあ、長男と会うと、教育上、どうなのかなあ?ていう、心配がちょっとありますのでえ・・
加藤諦三:
教育上どうなのか?という心配ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
その他になんか、あなた、具体的になんか、怖れてることっていうのは、他に無いんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
もう、離婚後、さっぱりしてえ、気持ちの上では、後腐れはない、ということですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
そうすると、今、知りたいのは、ま、個々別々のことは色々、深い事情が無ければ言えないことでしょうけど、一般的にどういうことでしょうか?ということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分りました。
(回答者に交代)
主さんの仰るとおり、今回のケースで不倫相手の子を我が子として育てていくってのは酷だったと思います。
離婚は止むを得なかったかなと。
でも母親は長男を引き取るべきだったと思います。
たとえ自分に非があっても親権を取りに行くべきではなかったかなと。
母親は弟を連れて行ったけど、自分は置いて行かれた。
この長男には母親にすてられたと思っているんじゃないかな。
たとえ会いたいと思っていても言えるわけがない。
次男が生まれる前から夫婦関係が壊れていたってことは、性交渉もほとんどなかったんでしようね。
そんな中で二人目の妊娠出産。
全くなければ他人の子と確信できるしょうけど、数回でもあればそうなのかな?となるでしょう。
女と違って男は、父親としての実感は生まれてすぐに持てるものではなく、育てていく過程で芽生えてくるんだろうと思います。
息子くんが 「何も言わない」というの よくわかります。
気をつかっちゃって。気の毒に。
いじらしいと言うか何と言うか。
子供って 敏感に空気読むんですよね。察すると言うか。
わかってほしいなぁ。この父親。
離婚理由だって 聞かれたら言えばいいんだよ!
主さんの言うように 父親から水をむけて 間に入って 。「自分に気を使わなくていいから これからは自由に会いな。何かあったら相談しろよ。」って言ってやれば 懐の大きい父親に映り 自分は守られていることを実感し ついでに信頼関係も深まると思うんだけど。
次男くんも 事情を知ったら 「自分が生まれたせいで」と思ってしまわないとも限りません。
将来 子供2人が憎しみ合わないように 成長できればと思います。