夫の信頼する同僚からセクハラを受け、あらぬ噂を流されている。指摘された心理
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
夫・・も信頼できていない・・んですか?
相談者:
うん・・そうですね・・
加藤諦三:
そうですねえ。
相談者:
あまり、人の話を聞いてくれるような人ではないんでね。
加藤諦三:
ないんですよね。
そうすると、夫も信じられないんですがあ、今まで、まあ、友だち、か何かで、何でも自分の、ありのままの話をして、ま、この人、信じられる、ていうような人ってのは、
相談者:
うん
加藤諦三:
誰かいますう?
相談者:
おります。
高校の同級生ですね。
加藤諦三:
で、ま、そのお、人が信じられるとしたら、その人には、
相談者:
うーん・・
加藤諦三:
やっぱり、話さないんですか?
相談者:
んん、話してないですねえ・・
加藤諦三:
その人に話してないわけですねえ。
そうすると、今のあなた、非常に悔しい、不安、怖い、
相談者:
うん
加藤諦三:
だけど、誰も信じられる人いないんですよね?
相談者:
うん・・そうですね・・
加藤諦三:
じゃあ、あのお、高等学校の友だち、ま、小学校、中学校、高等学校で、ま、その人として、
相談者:
うん
加藤諦三:
それより、ちょっと前・・外で嫌なことってありますよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
幼稚園でも小さい頃。
そういう嫌なこと、があってえ、お父さん、お母さんに話して、お父さん、お母さんが、よく分ってくれた、なんていう、そういう体験はどうですか?
相談者:
だいたい何でも話すんですけどね、両親に話していいことと、悪いことを、区別して、こう話してましたねえ。
加藤諦三:
うーん・・
そうすると、許されることと、許されないことがきっちりあったわけですね?
相談者:
あったというか、自分で、作ったっていうか・・
加藤諦三:
自分の本当の気持ちが、まあ、話せないでいたんでしょうね。
相談者:
そうですね、そういうことありましたねえ。
加藤諦三:
小さい頃からちょっときつかったねえ。
相談者:
なんか、あんまりい、大人しくて、いるんだか、いないんだか、分からない子って言われてましたけどお・・
加藤諦三:
ま、ちょっと言葉は、悪いけど、存在感が無い、周りにとってね、
相談者:
はい
加藤諦三:
存在だったっていうのは、やっぱり、子どもらしい子ども時代っていうんではなかった・・
相談者:
うん、なかったですね、ほんとに、もの心ついたときからあ、すごく、物静かで、様子を伺っているっていうか・・
加藤諦三:
うん・・
相談者:
そこの空気を一生懸命読もうとしてるようなあ、感じの、静かな女の子だったと、思いますねえ。
加藤諦三:
ちょっと極端なこと言うと、ライオンの檻の中に入れられてね、ライオンがちょっと動くと、ビクゥと、するっていう、
相談者:
ああ、そういうのはありますね。
加藤諦三:
常にライオンを、伺っていると。
相談者:
そう、そうです、そうやって生活してきたんですよね。
加藤諦三:
そうですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
ライオンの檻の中に生まれてきて、ずっとライオンの檻の中で生きて来たんですよ、あなた
相談者:
はん・・
加藤諦三:
ところが、今、現実のあなたの周りの世界は、
相談者:
うん
加藤諦三:
ライオンいないんですよね。
相談者:
はい、少しづついなくなりました。
加藤諦三:
ライオンがいないけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ライオンがいるときの・・同じ、現実の認識のし方をしてるんじゃない?
相談者:
もう抜け切れないかもしれないですね。
加藤諦三:
そう、そういうこと、そういうこと、抜け切れない。
相談者:
なんか、それ、じゃ、ないと、生きていかれないかあ、生活がそれに入っ・・そうなってるって・・
加藤諦三:
そういうことです。
相談者:
うん
加藤諦三:
その見方が、あなたの今を支えてるんですよ。
相談者:
はあー
加藤諦三:
今までのあなたの現実認識は正しかったんです。
今のあなたの現実認識っていうのが、ほんとの今の、あなたを取り巻いている現実じゃない・・
相談者:
うん・・
加藤諦三:
だって、あなた、このままでいくとね、誰も、信じてくれないわけです、周りに。
夫にも誰にも言えてないわけです。
相談者:
ええ、ええ
加藤諦三:
あなた、信じられる人が高等、中学校にいるって言うけど、その人にも言ってないわけです。
相談者:
はい
加藤諦三:
こんだけ辛いこと、誰にも言わないで、いるわけです。
相談者:
ええ
加藤諦三:
で、高等学校時代の、ことも、信じられるってあなた言いましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
僕は信じていないと思ってます。
相談者:
ああ
加藤諦三:
誰も信じられないんです、あなた。
相談者:
ああ
加藤諦三:
そいで、ちょっと・・きついこと言うけれども、もしかすると、あなた、
相談者:
うん
加藤諦三:
この男性、好きなんだよね?
相談者:
やめてください、
加藤諦三:
うん、やめてくれって言うと思います。
相談者:
いやあだ・・
加藤諦三:
だから、そのぐらいあなた現実を今、認めたら生きていかれないんですよ。
相談者:
いやあだ、いやあだ、やめてください
加藤諦三:
うん、わかります。
あの、現実を認めたら、生きていかれないほど、辛い人生を生きてきたってこと言ってるの。
相談者:
・・
加藤諦三:
今まで作り上げてきた、あなたの世界が、
相談者:
うん
加藤諦三:
完全に今、行き詰ってんです、もう。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、これ、どうにもなんないですね、
相談者:
そお・・はい
加藤諦三:
このまま行ったら、行き詰まる・・
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、この行き詰った世界が、壊れることが、生きる道なんですよ。
相談者:
うん
行き・・詰まった、打開策のようなものは・・
加藤諦三:
うん、だから、打開策を今、言ってたわけ
相談者:
はい
加藤諦三:
誰も信じてないですね?と。
夫も信じてないですね?
子どもも信じてないですね?
高等学校のとき信じてた、それも違いますね?
相談者:
・・
加藤諦三:
みんな言ってることが、あなたは本当だと思ってるけど、違うことだったんです。
相談者:
・・
加藤諦三:
だから、それを認めるってことは、ぜんっぶ、世界が壊れることなの。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、新しい世界が、こっから始まるの。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから今日電話してくれたことで、あなたは新しい世界に出て行かれるんです。
相談者:
ふうん・・
加藤諦三:
踏み出せますよ。
今日の話を全部、思い出してください。
相談者:
はい、分りました。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい、分りました。
主人と相談してみます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい。
ありがとうございました。
加藤諦三:
思い込みの強い人は不安な人です。
(内容ここまで)
「ご近所の人たちとか、周りの人たちの目がおかしくて」
あ、察し。
相談者が病んでることは間違いない。
だけど、どの程度のものなのか?、今日の話だけでは分らん。
心療内科に行ったようだから、本人にも自覚はあるみたいだけど、それって単に精神的なつらさだよね?
病んでるというのは、そういう意味じゃなく、妄想に苛(さいな)まれているっていう意味なの。
この点、相談者は全く自覚がない。
妄想だなんて、これっぽっちも疑っていない。
ま、そもそも、信じ込んでいる状態を妄想って言うんだけどさ。
で、医者の診断によって、自分がまともであることをアピールするんだけど、
心療内科で、
「大丈夫ですよ」
これ、全患者に言うセリフだからね。
それよりも、唖然とするのは眼科。
セクハラ男の「目で男を誘ってる」っていうのを否定するためか?
周囲のみんなが自分を見る目がおかしいというのが、思い込みでないことを確認するためか?
一体どんな症状を訴えたんだったつうの。(笑)
男があらぬ噂を流しているというは被害妄想だとして、セクハラによってノイローゼになったということは十分考えられる。
でも、セクハラそのものが存在したのか?っていう疑問も捨てきれない。
だって、仮にセクハラ男が実在したとしてだよ、20年もの長きに渡ってジキルとハイドを続けることが出来る?
それも相談者以外、誰にも気づかれずにだ。
無理だよ。
嫌々ながらも20年間同僚として過ごしてこれたのに、相談者が堪えられなくなったのは男が目の前からいなくなってからだ。
これが何を物語るのか?
深層心理レベルの話ではあるんだけど、相談者が強く否定した加藤氏の指摘が信憑性を帯びてくる。
妄想
合理的でない、あるいは根拠が薄い思い込み。
本人はそれが妄想であると自覚していないことが多い。
ウツ、統合失調症など、様々な精神疾患に伴って起こるが、健常者にも一時的に起こることがある。
特に、他人から危害を受けているというような妄想を被害妄想という。
個人間における会話の受け止め方など、本当の被害なのか、それとも被害妄想なのかを区別することが難しいケースもある。
加藤先生が、その人のこと好きでしょう?って聞いたときはビックリした。
管理人さんのコメント読んで納得しましたが、それにしても、それを相談者に言わないといけないのか…と。
本人に色々と考えさせたり気付かせるためのショック療法??
やっぱり、改めて精神科の受診をすすめるのがベストだったと思う。
その人のこと好きだったのでは?
という言葉で色々自分で気付けばいいけど。
精神科に行け、とは言い辛いから、こういう言い方をするになったのかなあ。
管理人さん言うように目がおかしい、という特徴的なこと言ってるから精神科にそういう自身の体験を訴えてくれれば一発で病的症状だと見抜いてくれそうなものなのに。
もどかしい。
ちょっとよくわからなかったです。
元々病みぐせみたいなのがある人が、同僚のことを好意的に思っていたが、辞めてから接点も減って寂しさから逆上型みたいなってるってこと?