脱税、無年金、借金3千万、無収入。夫と離婚した方がいいか?
テレフォン人生相談
2015年7月25日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女70歳 夫75歳 子ども2人(一人は独立、一人は独身)
今日の一言: 派手な人ほど、本当は心が寂しいんです。
(年齢、家族構成のやり取りは省略)
加藤諦三:
今、お2人で暮らしてるんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分りました。
それで、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、夫がですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、ま、20年前、あの、工場建てまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのとき・・の、建てたあ、ときにい、脱税が、バレまして、
加藤諦三:
建てたときに、脱税がバレ・・
相談者:
建ててえ、5年くらい経ってからですね、あのお、
加藤諦三:
5年ぐらい・・
相談者:
税務署の、査察が入りましてえ、それでえ、
加藤諦三:
要するに、その、査察が入ったのは、その、建ててから、この5年間の間に、利益が上がっているのにい、
相談者:
はい
加藤諦三:
キチンとした利益を報告しなかったという脱税ですか?
相談者:
あ、たぶん、そうですう。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
私は、携わってなかったのもんですから、
加藤諦三:
ああ、はい、はい
相談者:
その辺がしっかり分りませんでして、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか、そうなってるとは思わない・・かったんですけれど・・
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、
加藤諦三:
はい
相談者:
それがまあ、あのお、返せれば良かったんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、色々と、世の中が変わって、
加藤諦三:
はい
相談者:
思うように、仕事が捗らなくって、それで、
加藤諦三:
要するに、この、5年して、それ以後は、あれですね?
あんまり会社が利益あがんなくなったということ?
相談者:
あ、そうですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
返済は、少しづつはしては、いた・・んですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
最近は、ま、特に、収入もなく、
加藤諦三:
はい
相談者:
それでも、まあ、工場はやっていかなければなりませんのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
やってはいますが、仕事が無くう、
加藤諦三:
はい
相談者:
返済も、まあ、ま、途切れ途切れで、こちらの、あのお、家計費にまで、全く、無収入になってしまったわけですね。
加藤諦三:
はい。
あのお、返済、ずっと、その、していたというのは、その、返済というのは、あの、
相談者:
税金の、
加藤諦三:
税金の返済ですね、はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、それがまだ終わってないということ・・
相談者:
もちろん、終わってない・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ・・
ですから、えー、仕事さえあれば、あの、仕事が、嫌いな、夫ではないですし、
加藤諦三:
はい
相談者:
あればいくらでもやりたいんですが、あのお、ま、時代の流れで、仕事が無くなり、それでも、ま、続けてはいるんですけれども、年齢的に・・
加藤諦三:
そうすると、ご主人はあれですか?
今75歳で、まだ、社長やってるんですか?
相談者:
はい、自営でやってます。
加藤諦三:
自営でやってる。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、仕事がないということは、どういうこと?
あのお、家に居て、会社にはもう行かない・・ほど・・
相談者:
あの、行ってます、毎日行ってます。
加藤諦三:
毎日行ってる。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、極端な話、仕事が無いってことは、あんまりやることないっていうか・・
相談者:
ああ、そうですねえ・・
加藤諦三:
うーん・・
それで、今、そうすると、借金だけが残っていると。
相談者:
そうですね
加藤諦三:
借金といっても、滞納してる部分ですね?、税金。
相談者:
はい
加藤諦三:
ふうん・・
これ、その、どのくらい今残ってんですか?
相談者:
三千万・・
加藤諦三:
うーん・・
相談者:
が、どんどん膨らみますねえ・・
加藤諦三:
どんどん膨らむ?
相談者:
はい、滞納金・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
それでその、脱税がバレたっていうのはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
バレた時点で、までは、相当利益があがってたわけですね・・
相談者:
そうですねえ、あのお、バブル・・時、は、
加藤諦三:
はい
相談者:
それまではあ・・ま、結構、良かったですね、羽振り良くって、
加藤諦三:
ああ
相談者:
忙しいのは大変忙しかったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、収入もあったんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
なにしろお、あのお、金遣いも荒かったんですね。
主人自体が。
加藤諦三:
まあ、あの頃は、入る人は入るけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
出る方も、出・・出たでしょうからね。
相談者:
はい
で、まあ、趣味も多く、
加藤諦三:
はい
相談者:
使うのも激しく、預貯金は、ほとんど無かった状況だったんですね。
加藤諦三:
はあ・・
要するに、それだけえ、その収入がありながらね、
相談者:
はい
加藤諦三:
脱税を、言われる・・税務署から目をつけれるだけ利益があがってるのに、
相談者:
はい
加藤諦三:
預貯金が、全然無いってことは、もう・・どんどん、どんどん、使ってたと。
相談者:
まあ・・どんどんでしょうねえ、わたしたち、わたしたちには、生活費ですのでえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
生活費だけしか頂いてなかったんですけれども・・
加藤諦三:
うん・・
相談者:
ま、派手でしたねえ。
加藤諦三:
あれですよね、
相談者:
ええ
加藤諦三:
あの、だって、そのお、素人から考えるとね、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、脱税するくらい、儲かってたってことは、儲かってるのに、税金を払わないわけですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
かなり利益が出てるはずですよね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
で、派手に生活をしていて、
相談者:
生活っていうか、自分の、あそ(遊)、趣味ですね。
加藤諦三:
自分の趣味・・
相談者:
はい
加藤諦三:
その、ご主人の、その、お金の掛かる趣味って何ですか?
相談者:
あの、盆栽・・とか、
加藤諦三:
ああ
相談者:
それに伴う、鉢。
加藤諦三:
はい
相談者:
◆△%鉢、
加藤諦三:
はい
相談者:
車。
加藤諦三:
あ、車も。
相談者:
はい。
もお、ほんっとに、毎年のように、買い換えてましたねえ・・
加藤諦三:
脱税してどんどんお金が入るんだけど、そのお金をパーっと、その場その場で使っちゃってえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、預貯金はまったく無いと。
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ、現在、三千万円・・だけの、
相談者:
はい
加藤諦三:
返済をしなきゃなんないけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
工場は廻っていないと。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談っていうのは・・
相談者:
これ以上、一緒に居て、ま、私が少しづつ・・
加藤諦三:
あ、そっちですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
これ以上一緒に居てっていうのは、離婚をすることを考えてる・・の相談ですか?
相談者:
ええ
加藤諦三:
あー
相談者:
離婚するか、別居で、別れて住まないと、これ以上、一緒に土ツボにはまっていきますので。
今現在、わたしが、かろうじて持っている預貯金を、自分のために使って生活していく・・いった方がいいのか?、一緒に、泥沼あ、に(笑)落ちた方がいい・・いいわけはないんですけれども、
加藤諦三:
はい、はい、はい、
相談者:
一緒に◆△%
加藤諦三:
そ、そちらの相談ですね?
相談者:
はあい、そうです。
加藤諦三:
この三千万どうか?っていうことではなくてえ、
相談者:
もう、そっちは、もう・・どうにもなりません・・
加藤諦三:
でなくてえ、今の、この・・今、僕が説明したような、ご主人で、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのご主人と、別れようかどうか、あるいは、別居しようか、
相談者:
はい
加藤諦三:
そういうようなことを考えてるということね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分りました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしているので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみてください。
相談者:
はい、お願いいたします。
(回答者に交代)