息子を交通事故で失った4人家族。壊れてしまった夫婦仲、そして娘

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは
よろしくお願いします。

大原敬子:
こちらこそお願いします。
あのお、坊やちゃん亡くされて、

相談者:
はい

大原敬子:
大変辛いんだと思うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
だけど、わたしは、悲しみを持ったあなたに、敢えて提言したいことがあるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
それは、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは、今回、また逃げたってことです。

相談者:
ああ・・

大原敬子:
今日の相談は、

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さんではないですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
お嬢さんを、盾に取って、

相談者:
はい

大原敬子:
この、地獄のような自分の、その生活ですね、奥様との関係。

相談者:
はい

大原敬子:
を、正論で、この場から去ろうとしてるんじゃないか?とわたしは思ってるんです。

相談者:
フッ・・実際そうだと思います。

大原敬子:
そうですか、やっぱり

相談者:
はい

大原敬子:
そうすとね、

相談者:
はい

大原敬子:
このときの奥様の気持ち・・寂しさと、辛さと、

相談者:
はい

大原敬子:
怒りとか、そういう複雑なものがあるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
奥さまは、そのときにい、あなたにもそれを共有して欲しかったんですよ。

相談者:
はあ、分ります。

大原敬子:
とにかく、相手が悲しんで怒ったら、あなたもその倍以上にね、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが感情的に受け止めてくれたなら、

相談者:
はい

大原敬子:
奥さんは、理性に戻れるんですね。

相談者:
はあ・・

大原敬子:
あなたはそこで、思いっきり受け止めてあげたなら、話は違ったような気がするんですね。

相談者:
はい、そうだと思います。

大原敬子:
だから、弁護士か、云々、何の話か、わたしよく分りませんけども、

相談者:
はい

大原敬子:
それを妻が聞いたときに、震えたでしょうね。
この2人の間の子どものことを、こんなふうにして、話すんだ、この人はって、思うこともあるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
そのときにい、奥様はどうなるかっていうと、一気にですね、息子を失った悲しみの怒りをですね、あなたに矛先を変えることで、あなたを敵として思うことによって、心が楽になるときがあるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、徹底的に、あなたをいたぶったかもしれませんけども、

相談者:
はい

大原敬子:
でも、あなたがですね、この息子さんの死をね、

相談者:
はい

大原敬子:
無駄にしないで、

相談者:
はい

大原敬子:
これから家族を大事にしようと思ったら、

相談者:
はい

大原敬子:
俺が盾になってやろうということでね、奥様のこの◆△%&どこまできても構わない。
そういう気持ちがあったなら、話は違ったような気がするんです。
あなたが男になってなかったの。

相談者:
・・

大原敬子:
そして、今度は、娘がこうしたら良くないんじゃないか?
あなたは、ないか?と思いながら、じゃ、僕はひとまず、ここを去りましょうて言ったら、この奥さんのこの感情、一体あなたと何のために結婚したんだろう、ってこと・・

相談者:
・・

大原敬子:
息子の死はいったいなんだったんだろうっと、思いますよ。

相談者:
・・

大原敬子:
その罪の方が大きいんですよ、奥さんにとっては、もう最後には。

相談者:
・・

大原敬子:
この人とことん、逃げたんだわあ、って感じになってしまったらどうします?

相談者:
・・

大原敬子:
あなた息子さん、可愛かったですか?

相談者:
はあ、もちろんです。

大原敬子:
そうですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
たら、この息子さんは、今はないですけどもお、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの傍にいるんですよ。(泣)

相談者:
・・

大原敬子:
それが、僕の死で、お父さんとお母さん、こうなってしまって、

相談者:
・・

大原敬子:
そして、お父さん、この家から出て行ったとしたら、

相談者:
はい・・

大原敬子:
息子さんの死と、妻との関係を、もっと重くとって欲しいんです、わたしは。

相談者:
はい

大原敬子:
まあだ、4年なんですよ、あなた。(泣)

相談者:
・・

大原敬子:
4年でこんなこと考えるの?

相談者:
・・

大原敬子:
悲しいですよねえ

相談者:
・・

大原敬子:
みんなまだ、癒えてないですよ。
わたしはね、えー?って思ったのは、お嬢さんが中学3年って今仰いましたねえ?

相談者:
はい

大原敬子:
奥様にとると、この年齢のときに、あの子は(泣)、いなくなったんだと思うんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
その歳にあなたが(笑)、逃げてったらどうすんのよ、あなた。

相談者:
はい

大原敬子:
妻と上手くしよう云々ではなくって、

相談者:
はい、それは、

大原敬子:
僕として、お父さんとしてですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
このお嬢さんだって何だと思いますか?、これ。
だって、あたしのためにお父さん出ていったの?と思ったときに、このお嬢さんの心の負担はどう思いますか?

相談者:
はー

大原敬子:
先ほどから、ほんとに強いこと言って申し訳ないんですけどもね、

相談者:
いいや、とんでもないです。

大原敬子:
あたしはね、坊やちゃんお命がもったいないんですよ。
居るんですからあ。

相談者:
はい・・

大原敬子:
なんで、そういう死を無駄にしちゃうの?
家族バラバラに(泣)

相談者:
ふう・・

大原敬子:
ここはあなたに男になって欲しいんですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは自分の世界観とかね、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の価値観で、僕はこっから去った方がいいんじゃないですか?と言ってるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
なぜ、そんなキレイごと言うの?
去られたときに、このお嬢さんどうなるの?、あなた。
お嬢さんも、奥さんも、もう、あなたの顔見たくない、出て行ってっていう、くらいにね、ものを投げて、あなたを玄関口に入れなかったとする。
それでもね、

相談者:
はい

大原敬子:
僕は、もう少し、このくらい、亡くなってしまった息子のために、

相談者:
はい

大原敬子:
俺は堪えるっていうくらいの気持ちが欲しいんですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
(泣)そのときにい、

相談者:
はい

大原敬子:
妻との関係なんてのは、妻は分ってますって。

相談者:
・・

大原敬子:
ふがいないあなたなんですよ。

相談者:
・・はい

大原敬子:
まだこうやって許せるんです。
僕は、もう、この生活耐えられないって。
息子の命もあったけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
僕は非常にズルい人間だって。

相談者:
はい

大原敬子:
もう妻の対応も怖い。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、僕はこの重さに耐え切れないから、家を出ます、の方がまだ、相手は、振り上げたこぶしが下げられるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
ああ、そうか、そんなにわたしは彼を痛めつけたのか。
事実を言うってことは、事実にあなたが立ち向かったときなんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
人のせいにするときは、

相談者:
はあ・・

大原敬子:
自分の弱さを、

相談者:
はい

大原敬子:
隠して、相手に、被して、自分が被害者の顔になって、

相談者:
はい

大原敬子:
それで逃げるときがあるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
辛いのは分る・・ですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしがあなたにお願いしたいことは、逃げてもいいです。

相談者:
はい

大原敬子:
早い、今。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたがほんと息子さんを思っているなら、

相談者:
はい

大原敬子:
息子さん、写真は、どっかに入れてるの?あなた。

相談者:
いやあ、いつも持ってるし・・

大原敬子:
だったら、なおさら、お父ちゃん頑張るよ、
ちょっとね、お母さんすごいけども、お父さん頑張るからね。
妹はちゃんと、受験させるから。

相談者:
はい

大原敬子:
お父さん見守ってね、ていう気持ちのものが大事じゃないかしら。

相談者:
・・はい

大原敬子:
できます?

相談者:
ああ、それは、いつも、朝と夜と、仏壇に・・

大原敬子:
じゃ、今日からですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
絶対に今、逃げてはだめよ。

相談者:
はい、分りました。

大原敬子:
踏ん張れますか?

相談者:
はい、頑張ります。

大原敬子:
お嬢さんのせいにしたらだめよ。

相談者:
はい

大原敬子:
ほんとに辛いのは分るけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
きっといいことあると思いますよ、あなたが強くなったときに。

相談者:
はい

大原敬子:
頑張って欲しいと思いますけど。

相談者:
はい、分りました。

大原敬子:
先生、いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)

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