親族間の犯罪;親族相盗。60代の兄妹が母の葬式代で揉める
テレフォン人生相談
2015年8月8日 土曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女63歳 夫65歳 長兄66歳 次兄65歳
今井通子:
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えーとですね、
今井通子:
はい
相談者:
今現在、のことは、
今井通子:
はい
相談者:
母が亡くなりまして、
今井通子:
はい
相談者:
それで、その、葬式の費用を、
今井通子:
はい
相談者:
わたしに出せって兄に言われてるんです。
今井通子:
はい
相談者:
そのことについて、ご相談したいと思ってお電話しました。
今井通子:
はい、分りました。
相談者:
はい
今井通子:
まず、あなたおいくつ?
相談者:
えーと、63です。
今井通子:
63歳。
相談者:
はい
今井通子:
ご主人いらっしゃいますか?
相談者:
はい
65歳です。
今井通子:
65歳。
相談者:
はい
今井通子:
お母さまは、おいくつで亡くなりました?
相談者:
92歳です。
今井通子:
ああ、ご長命でしたねえ。
相談者:
はい
今井通子:
お父さまはもう・・いらっしゃらない?
相談者:
父は、もう、17年前に、他界しました。
今井通子:
あ・・
あなたのご兄弟は、
相談者:
兄弟は、3人、です・・
今井通子:
そうすると、お兄さまと・・お兄さん・・
相談者:
兄が、2人に、
今井通子:
はい
相談者:
あたしが、一番下です。
今井通子:
お兄さんおいくつぐらい?
相談者:
66
今井通子:
66と?
相談者:
次男が65です。
今井通子:
65。
相談者:
はい
今井通子:
はい
で、あの、お母さまは、
相談者:
ええ
今井通子:
お住まいは、お一人で住まれてた?、それとも、あなたとご一緒?
相談者:
最初は一人で住んでたんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
あの、だんだん動けなくなって、
今井通子:
ええ
相談者:
ちょっと施設に預けるっていうことで、
今井通子:
あ、なるほど。
相談者:
あのお、兄弟3人で、
今井通子:
はい
相談者:
あのお、話し合いを、そのときに、施設に入居する、ことに、ま、内定、だいたい、決まったので、
今井通子:
はい
相談者:
わたくしが、その前、その間ずうっと面倒、こう、看てきたんですね。
今井通子:
あの、ご一緒に住まわれて?
それとも通って。
相談者:
いいえ、じゃなくて、一人です、一人で住んでたんですけどお、
今井通子:
うん
相談者:
そこに、わたしが行ってえ、
今井通子:
うん
相談者:
まあ、身の回りのものとか、買い物行ったりとか、お掃除したり・・
今井通子:
ああ、はい、はい
相談者:
そういうことを、わたしがしてたんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
兄2人は、ほとんどしてません。
長男は特にしてません。
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
それで入居はされたの?施設に。
相談者:
あ、しました、5年前に。
今井通子:
はい
相談者:
それで、そのお、相談したときにい、
今井通子:
はい
相談者:
長男は、あの、俺はね、
今井通子:
はい
相談者:
お袋の面倒看ない、って言ったんです、そのとき。
今井通子:
ああ
相談者:
そのときには。
今井通子:
はい
相談者:
だから、施設に入るときにい、えーと、キーパーソン?
今井通子:
はい
相談者:
に、わたしが、なったんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
ええ
それで、あの、母のお金とか、全部、その、前までは、母が自分で管理、出来てたんですね、お金の。
今井通子:
はい
相談者:
で、その後、施設に入ってからは、まあ、わたしが、管理するようになったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
それでちょっと、私の方で、
今井通子:
はい
相談者:
お金がちょっと必要になってしまって、
今井通子:
はい
相談者:
母のお金をちょっと、借り、たんですよ。
今井通子:
ああ、なるほど。
相談者:
で、ま、母に、それを言ってなかったんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
それで、今度、母の、誕生日、のお祝いを兄がする・・長男がいつも、そういう、イベント事が好きなんで、
今井通子:
はい
相談者:
しょっちゅうそういうことはやってるんですね。
今井通子:
はい
相談者:
そいで、そのときに、今度は俺が面倒を看るって言い出したんですよ。
今井通子:
それはあ、なん・・何年、前・・
相談者:
えーっと、4年ぐらい前ですね。
今井通子:
あ、4年ぐらい前に。
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
はい
それで、一番最初の、そのお、5年前、入るときにい、
今井通子:
はい
相談者:
入居するって決まったときに、俺は面倒看ないって言ってえ、お袋のお金は、あの、お前が面倒看てたんだからあ、全部、使ってもいいって言われてたんですよね。
今井通子:
ああ、はあ、はあ
相談者:
ええ、それをわたしも、鵜呑みにしちゃってえ、
今井通子:
ええ、ええ
相談者:
ま、ちょっと勝手に使っちゃったんですけどお、
今井通子:
あ、はあ、はあ
相談者:
で、今度俺が面倒看るって言ったときにい、
今井通子:
はい
相談者:
そのお、お袋の金は・・出せ、みたいな感じで、言われてえ、
今井通子:
ええ
相談者:
全部、こう、渡したんです、全部っていうか、ま、(笑)一部を渡したんですよ。
今井通子:
一部っていうか、その、ちょっと待って。
相談者:
これだけじゃないはずだって言い出して、
今井通子:
うん、一部っていうのは、残ったお金?
それとも、
相談者:
残ったお金です。
今井通子:
残ったお金の一部?
相談者:
ていうか、まあ・・まあ、ほとんど全部なんですけど、
今井通子:
ええ
相談者:
あの、通帳とか、ちょっと、下ろしたのが分っちゃうから、ちょっと、銀行の通帳が、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと・・それを、ちょっとお・・家に置いといてえ、
今井通子:
ええ
相談者:
あのお、郵便局のは出したんですよ。
今井通子:
なるほど。
相談者:
それで、渡したら、これ、だけ、なはず無いって言われてえ、
今井通子:
ええ
相談者:
で、実は、ま、お金を借りたっていうことを言ったんですよね。
今井通子:
ええ
相談者:
ま、そのときは、まあ、それで終わったんですけれど、
今井通子:
はい
相談者:
今度、母の、容態が、
今井通子:
はい
相談者:
悪くなったときに、
今井通子:
はい
相談者:
電話で、あの、お前には、葬式代、払ってもらう、出してもらうっていうふうに、
今井通子:
ええ
相談者:
言われたんですよ、電話で。
今井通子:
はい
相談者:
それで、ま、現在に至って・・そいで、この間、先日、その葬式の色々、打ち合わせみたいなときにい、
今井通子:
はい
相談者:
あの、葬式代出せるだろうな?って、言っ・・言われたんですよね。
今井通子:
はい
相談者:
で、あのお、だから、そのときに、ま、以前言われたこと?
お金は全部使っていいとかって、言われたとか、色々、言ったんですよね。
今井通子:
ふうん
相談者:
そしたら、今度、あのお・・あと、それで、全部わたしが渡した、お金は全然無いって言うんですよ、兄が、今度は。
今井通子:
・・
相談者:
無い、って言い出したんですよ。
今井通子:
それは、その、4年間に、お母さまのために、使われてしまったっていうこと?
相談者:
て言うんですけど、でも、あの、年金なんですよね。
今井通子:
うーん
相談者:
年金で、そいで、そこの施設のを引けばあ、
今井通子:
はい
相談者:
残金があるはずなんですよね。
今井通子:
ああ・・なるほど
相談者:
そんな全部使う分けないんですよね。
今井通子:
ええ
相談者:
だから、自分は使ってえ、
今井通子:
ええ
相談者:
いるのに、わたしだけ、ちょっと、あのお、払えっていうのは、ちょっとおかしな、あれかなあ、と思ったりもして、
今井通子:
はい
相談者:
それで、そのときに、もしわたしが、お金を払わないんならあ、訴えてやるって言われたんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
それは、あのお、わたしは訴えられる、ものかどうかと思ってえ、ちょっとお聞きしたいなあ、と思ったんですけれど。
今井通子:
うーん・・なるほど。
相談者:
ええ
今井通子:
そうすると、まず、あなたが、お母さまから、
相談者:
ええ
今井通子:
預かったお金ってどれくらいだったの?
相談者:
えーと、300万ぐらいなんですけどお、
今井通子:
300万ぐらい
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
ええ
今井通子:
でえ、あなたが、お母さまのお金を、
相談者:
はい
今井通子:
使わしてもらったって仰ってる、
相談者:
はい
今井通子:
流用した部分っていうのは、いくらくらい?
相談者:
160万ぐらいなんですけど。
今井通子:
160万。
相談者:
はい
今井通子:
はい
ということでえ、
相談者:
はい
今井通子:
えー、そうすると、お兄様が、
相談者:
はい
今井通子:
その、使っちゃって、無くなっちゃったっていうのは、
相談者:
ええ
今井通子:
お母さ分も全部、お母さま分、使ってしまったって言っているわけ・・
相談者:
言ってるんですね。
今井通子:
言ってるわけよね?
相談者:
ええ
そやって、言われてるから、ちょっとこれどうなのかな?と思って、法律的に。
今井通子:
なるほど
相談者:
わたしが訴えられたら、弱いのかなと思ってちょっと、分からないのでえ、
今井通子:
分りました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、
相談者:
はい
今井通子:
弁護士の、坂井眞先生がいらしてますので
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみようと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
相談者:
はい、よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)