孫の祝い事で喧嘩する両家。本心を言えない受身の攻撃性
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あのお、大原先生が言われたように、色々なことを決めるときには、わたしもそこに入らせてくださいというふうに、言いなさいって、言われた、僕もその通りなんですけどね、
相談者:
ああ
加藤諦三:
で、おそらく、それ、非常にあなた、言いにくい性格なんだと思うんですけど。
相談者:
ああ
加藤諦三:
これなんか、言い難い人がこの内容を、言い易い言葉って・・
大原敬子:
あのね、言い難い人は、遠回しに、相手から仕向けることを、求めてるんです。
相談者:
うん・・
大原敬子:
で、仕向けるから、相手は勝手に想像してしまって、自分とまったく違う感情で喧嘩になってしまうんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
で、ほんとは、お父さん来てくださいって言って欲しいんですよね?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
そしたら、息子に言うことですね。
相談者:
ああ
加藤諦三:
息子さんに、これを言う。
大原敬子:
はい、必ず言うんだよって。
加藤諦三:
あのね、
相談者:
はい
加藤諦三:
今あ、その、大原先生に、僕が質問したのはね、
相談者:
ええ
加藤諦三:
あなた、割と受身の人なんですよ。
相談者:
ええ
加藤諦三:
だから、なかなか、自分の方から、わたしもそこに入らしてくださいっていうね、言いたいけど、なかなか言えないところがある。
相談者:
まあ、どっちかというと、そういう性格ですね。
加藤諦三:
だけど、それを、そのお、息子に、俺も仲間に入れてくれよっていうのは、言い易い。
相談者:
ま、実の子どもだからね。
大原敬子:
ほんとに好きなんですね、息子さんがねえ。
加藤諦三:
そういう形で言えるっていうのであれば、これはすべて解決するんじゃないですか?
相談者:
ああ
加藤諦三:
今までは、受身の形でしか攻撃性を表現できなかったんですよ。
そいで受身の攻撃性が、先ほど、大原先生が仰った、嫉妬ってやつなんです。
相談者:
うん・・
加藤諦三:
ですから、これですべて解決したじゃないですか。
相談者:
ありがとうございました。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はあい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します
相談者:
どうもお手数掛けました
ありがとうございました。
加藤諦三:
立場の喪失は自分の存在を否定されたように感じます。
(内容ここまで)
とりあえず、すぐに実家に子ども連れて行けよ、長男。
しかし、お食い初めにここまでこだわる世界があるんだねえ。
両家共にだ。
わたしの感覚だと、
うちの家でやりましょうって言われたら、それもいいし。
料亭でやりましょうって言うんだったら、それもいいし。
嫁側って、相談者の家で祝い事をやるのがなぜにそんな嫌なの?
大原さんの、相談者側に負担を掛けたくないからっていう見立ても理由としてはちょっと弱いんだよねえ。
だって、相談者側がそうしたいんだし。
たぶん、こういうことじゃない?
相談者が、もめたときの心情を言ってんだけど、
「(お食い初めが)中止になって、近所でも笑いものになっちゃう」
これだよ。
つまり、長男の孫のお食い初めが近所の周知の事実になっているってことだ。
実家でやるってことは、そういう人たちも呼んで盛大にやるってことじゃないの?
きっと、相談者って、もうそのつもりで言いふらしてたんだな。
来てくれ、みたいな。
つまり、身内だけでやりたい嫁側と、実家で盛大にお披露目したい相談者との対立なわけだ。
それなら分かるわ、嫁側の気持ち。
相談者、言い合いがエスカレートしないように席を立ったって言うんだけどさ、それ、嫁側はそうは思ってないから。
気に食わないことがあると、話し合いも拒否する駄々っ子。
こうだよ、きっと。
この男、今までは出来た奥さんが常に自分の気持ちを察してくれて、何でも自分の思い通りやってこれた男だから、真っ向から反対されることに免疫がないんだな。
たぶん、両家のこの手の対立って、お食い初めに始まったことじゃないと思うよ。
しかし、いまさら態度変えられるのかね。
「お父さんも仲間に入れとくれよお」
(笑)
絶対、無理やわ。
認知が始まったのか?って勘違いされる。
同じく田舎で、義父母のすぐ近くに住んでいました。出産後や小学校入学時は、近所の方々がお祝いに訪れてくれました。地域で可愛がってもらえるのは有り難い反面、子供を抱いてお祝い返しに回ったり、嫁的には正直しんどかった。お食い初めや初節句、誕生日、七五三も、近所の方まで呼ばないまでも、盛大にやりたがって、子供の為なのか、義父母の為なのか、よくわからなかったです。相談者のお宅でも、最初からこれでは、先が思いやられますね。