40歳独身キレる息子の縁談が心配。思春期までは自慢の良い子
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
もしもし?
相談者:
はい
ドリアン助川:
良いところも、あるって仰いましたよね?、息子さん。
相談者:
はい
ドリアン助川:
どういうところが良いところですか?
相談者:
思春期が来る前までは、ほんっとに素直で、お手伝い、お願いごとしても、イヤと言ったことないんです。
それは、ほんっとに、自慢でした、わたしは。
ドリアン助川:
ちゃんとずっと褒めてきました?、良いところ。
相談者:
いや、褒めて、抱きしめてあげなかったのが、ほんっとに、後悔です。
ドリアン助川:
お母さん、そうするとね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
長生きするしかないですね。
相談者:
・・
ドリアン助川:
親子関係の、前半戦は、色々と考えるところがあったと思うんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
まだ後半戦残ってますので、今からでも、やれることあると思いますよ。
相談者:
分かりました。
ドリアン助川:
どうも、失礼いたします。
相談者:
色々ありがとうございます、やってみます。
(内容ここまで)
成人した子どもの親からの相談で、昔はいい子だったって鉄板なんだけどね。
それをリスナーに再確認させた功績は認める。
相談者 「小学校までは自慢の息子で」
そうなんだよねえ。
子どもの評価=自分の評価 なんだな。
子育てで自己実現しようとする。
「親の心の葛藤を解決するための子育て、最悪の環境です。」
<加藤諦三>
いい子は抑圧されている。
こういう視点が必要なんだけど、まあ、この母親に限らず無理だ。
ずっと後になって、問題行動を起こすようになって、振り返って初めて気づくのがせいぜい。
時すでに遅し。
愛 「こんな息子だけれども、なんとか上手くいって欲しいっていうのとは、ちょっと違う心配を感じた。」
そう思うわ。
40歳独身キレ芸の息子に手を焼いてるっていう感じ。
支配的な子育てによって、親に従順な子どもを作ることに成功した。
ところが自我が生まれ、体格が勝るようになると反抗期。
で、母は逃げ、父にバトンタッチ。
でも、父が行ったのは相変わらず力による支配。
そうして愛情欲求が満たされないまま、抑圧されて出来上がったのは「5歳の大人」。
人間は無責任なわがままでも許される幼児の時代があって、その時期に幼児的願望が満たされて、初めて責任ある大人に成長していくことができる。
<大人になりきれない人の心理 加藤諦三>
幼児的願望が満たされずに歳だけとった人。
これが5歳の大人。
5歳の大人はキレる。
思い通りにならないときの耐性がない。
人は自分がしたいことをしたときに、他人のわがままを許す。
しかしそれを我慢させられた人は、他人のわがままを許さない。
心理的に健康な大人は、他人に優しい。
5歳児の大人はこの逆である。
<同>
愛 「包容力のある女性もいっぱい、いますから世の中には」
いっぱい?
あー、誰にでもあるっていう意味ね、包容力が。(笑)
だけど、容量というのがあってだな。
息子が、母親で満たされなかった幼児的願望を、その自覚がないまま、妻に向けたらどうなる?
てか、絶対にそうなる。
相談者、女性を息子に紹介したっていうんだけどさ、毒杯を飲ませようとするワシ鼻の婆さんに見えるんだけど。