シリーズ第2回。中絶か、産ませるべきか。家出娘が父親不明の妊娠8週目

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい、分かりました。

今井通子:
あの、今までね、お話伺っていて、

相談者:
ええ

今井通子:
あなた結構頭いい方なのね。

相談者:
・・ああ、いや・

今井通子:
うん、色々とキッチリと、考えられてる。

相談者:
ああ、そんなことはないですね・・

今井通子:
うん
でえ、しかも、えー、正論をキチっと持ってらっしゃる。

相談者:
そうなんですね・・

今井通子:
だからあ、うん、マドモアゼル愛先生は、あのお、あなたが若いときにお子さん産んで苦労しただろうって仰ったけどお、

相談者:
ええ

今井通子:
ほんとに苦労したのかなあ?
それともやっぱり、周りのサポートもあったんじゃないですか?

相談者:
あ、主人があ、すごく支えてくれました。

今井通子:
そうでしょう。

相談者:
はい

今井通子:
だから、あなたとご主人の間、すごい、いい関係で、あの、お嬢さん、ねえ、3人育てられたんだと思うよ。

相談者:
はい

今井通子:
うん
ただ、あなたたちがいい関係過ぎちゃってえ、

相談者:
ええ

今井通子:
お子さんたちに厳し過ぎちゃったのね。

相談者:
ああ、そうですね

今井通子:
うん
だろうと思います。

相談者:
はい

今井通子:
なのでえ、あのお、ご主人は今、そのお、中絶しろって言って、頑固に譲らないかもしれないけれど、

相談者:
ええ

今井通子:
あなたをご主人を支えてくれた、

相談者:
はい

今井通子:
ときのことを、ご主人にも、思い出していただいて、

相談者:
はい

今井通子:
あなたがいかに助かったか、いいご主人だったからっていう、ね、

相談者:
はい

今井通子:
あなた自身がこうやって、お子さん3人も持てたか、みたいなお話もされてえ、あのお、ご主人も説得できると思う。

相談者:
はい、分かりました。

今井通子:
うん、そしてね、

相談者:
はい

今井通子:
あのお、たぶん、わたしが思うには、

相談者:
はい

今井通子:
その、あなた自身も、すごい、言ってしまったことがあるから、

相談者:
ええ

今井通子:
ま、命は大切にしなさいって言ってしまったことがあるからあ、

相談者:
ええ

今井通子:
それでえ、えーと、産みなさいって言ったら、責任を持って看なきゃいけないっていう、今度義務に感じていると思うんだけど、

相談者:
それはありますね。

今井通子:
うん
ただ、わたし、ここは違うと思うのね。
言ってることは正しかったしい、

相談者:
ええ

今井通子:
それから、あなた自身にそのパワーがあるよ。

相談者:
ああ

今井通子:
うん
今、1回頑張ってみてよ。

相談者:
はい、分かりました

今井通子:
うん

相談者:
考えて見ます。

今井通子:
そうだね。

相談者:
はい

今井通子:
で、考えるときに、お嬢さんがどういうふうにしたいかも、もうちょっとよく聞いていただくということも大切だと思うよね。

相談者:
そうですね。

今井通子:
あの、自分から、こうしちゃだめ、ああしちゃだめって言っちゃうと、お嬢さん、いつまで経っても育たないから。

相談者:
ええ

今井通子:
お嬢さんがどうしたいの?っていうのを先に聞いてあげて。

相談者:
あ、はい、分かりました。

今井通子:
うん
あの、今までこうしちゃだめ、ああしちゃだめ、こうしなさい、ああしなさいで育っちゃったから、

相談者:
ああ

今井通子:
きっと逃げる、人になっちゃったんじゃないかな。

相談者:
あー

今井通子:
もおね、二十歳になってるんだから、意思も聞いてあげてよ。

相談者:
あ、はい、分かりました。

今井通子:
うん

相談者:
頑張ってみます。

今井通子:
そうですね。

相談者:
はい
すいません

今井通子:
はい
そいじゃ、失礼しまあす

相談者:
ありがとうございました。
失礼します。

(内容ここまで)

2回目の登場です。

今日が、
女36歳 夫46歳 長女20歳 次女19歳 三女15歳

2ヶ月前(2015年7月14日放送)が、
女37歳 夫45歳 長女19歳 次女18歳 三女16歳 長男5歳

前回の相談内容は、 「家出した長女と次女も一緒に家族全員で暮らしたい」
パーソナリティと回答者は、今日と全く同じ、今井通子 & マドモアゼル愛。

 

別にいいんじゃない?
同じ人が何回掛けてきたって。
また事件が起きたわけだし。

鬼の首を取ったみたいに言う人もいるみたいなんだけど。
前と年齢が違うとか、家族構成が違うこととかを指して、捏造だとか、なんとか。

でも、5歳の息子君が登場していないのは、単に家族族構成を聞かれなかっただけで、別にウソを言ってるわけじゃないし。

話の内容もちゃんとつながってるしね。

てか、むしろ、前回の相談から色々あってこうなりました、みたいなことも堂々とやればいいと思う。

 

さて、

娘 妊娠したから堕ろすわ

親 気易く言うな!、命をどう思ってるんや!

娘 じゃあ産むわ

親 ちょっ、待っ・・  ← 今ここ

 

いきさつからして、今さら中絶しろとは言えないはずなんだけど、親父は言うんだな。

 

前回の相談では、長女と次女が家出して、お水で働いて、というところまでだったんだけど、こうなるってのは分かってたよ。
少なくともリスナーはね。

客としけこんで(たぶん)、仕込まれて逃げられるってのは想像超えてるけど。

 

思うのは、DQNの連鎖。

境遇を親のせいする番組の傾向には、いささかうんざりすることもあるんだけど、やっぱり環境から抜け出すってのは至難の業なんだなって。

それが即、不幸だって言うつもりはないけど、職業から、人間関係にいたるまで、選択肢がかなり狭められてるのは事実だ。

この家庭に生まれた娘らの人生は歌舞伎界並みに確定的だった。

 

居場所が無いから家出するわけだよ。
それを、

「わたしたち夫婦が厳しいから・・
朝起きなさいとか、
夜は寝なさいとか・・」

(笑)

しかも、夫婦仲が良いとくれば、高校中退して家出する要因が見あたらない。

加藤先生に言わせれば、「有り得ない」ということになるんだけどねえ・・

聞かれないからって、言うことを避けてる事情ってない?

相談者って初婚なの?
娘らと父親と血はつながってんの?

10代で長女を産んだのは、若気の至りでまあいい。
けど、その後も立て続けに2人産んだのはなぜ?

 

 

中絶

巷では意図的に妊娠を終了させる意味で使ってるんだけど、本来の意味は意図するしないに関わらず、胎児、つまりお腹の中にいる赤ちゃんが死亡することを言う。

だから、流産や死産なんかも含むわけ。
ちなみに流産と死産の使い分けは、22週未満が流産で、以降が死産。

だから、わたしたちが一般的に言う中絶は、正確には「人工中絶」のこと。法律用語は「堕胎」。
「堕ろす」は俗語。

日本で人工中絶が認められるのは22週まで。
もっとも、母体の負担の面から言えば早ければ早い方がいいのは言うまでもない。
費用の面でも早い方が安く済む。

費用は保険適用外。
自由診療なので、値段は病院によってまちまち。

~11週程度。
初期中絶と言われ、入院の必要もない場合がほとんど。
費用は10万~15万円
週数はあくまで目安。

~21週
中期中絶と言われ、分娩に近い処置となる。
扱っている病院も限られてくる。
費用は20万~50万円。
12週以降は、中絶後7日以内に役所へ死産届の提出が義務付けられている。

なお、初期中絶、中期中絶とは、産むことを前提とした、妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期の週数とは別。

 

日本の中絶事情

年間中絶数
18万6千件(平成25年度)

1日平均500件。

年々減り続けているものの、出生数も減っているのでね。
じゃあ、割合はと言うと、これが結構高止まりしていて、平成23年だと、

中絶件数 ÷ (出生数 + 中絶件数)
= 20万2千 ÷ (105万 + 20万2千)
= 16%

なんと妊娠6件に対して1件強が中絶ということになる。
ちょっとこれは驚かない?

中絶はそこいら中に転がっている出来事だ。

<参考 厚生労働省の公式サイト>

 

シリーズ第2回。中絶か、産ませるべきか。家出娘が父親不明の妊娠8週目」への5件のフィードバック

  1. そう!事実を言ってないような気がする。
    「〜しなさい」と厳しくはいいんだけど 出て行くというのには ちぃっと無理があるような。
    言い方はどうだったかなぁ。
    棘 なかったかなぁ。
    「処分」どちらが言ったにしても その状況でこの言葉を使うのには 毒を感じました。乱暴と言うか。
    状況に合う言葉ってありますよね。
    だから 人は言葉を選ぶんだと思うけど。普段から そんな感じなのかなぁ。
    加藤 大原コンビから ガツンと言ってほしい内容だと思っちゃいました。

  2. 今井さんは、相談者が頭がいいと仰っているが、この相談者は頭悪いよ。
    娘の妊娠を知った時には、脊髄反射的に、中絶は絶対良くないと正義を振りかざして説教し、いざ産みますとなったら、さあ困ったなって(笑)
    馬鹿の極致だろ。
    人生というのは、可能な限り後々できるだけ困らないように言ったり行ったりするもんだけど、この相談者にはその発想が全く見られない。

  3. 中絶の説明のところで人口妊娠中絶とあるのは人工妊娠中絶の間違いではないでしょうか。

  4. 相談者さんは、子供達に自分のような人生を歩んで欲しくないって思いが強すぎたのだと思う。
    自分が出来なかったごく普通と言われる幸せな道のりを歩んで欲しい。
    だから、厳しくあれはダメだこれもダメだと。(何故なら私のようになって欲しくないから)
    ※この2ヶ月前の相談も読んでからの感想です。

    元は恐れだよね。
    恐れから来る願いが強すぎると、願いとは逆に物事が進む事ある。
    なんだかスピ系みたいに聞こえるけど、そうなんだよなと思う。

    だけどこの相談者さんは物事を考える力あると思う。
    いろんな事がうまく回り始める日が来ますように。

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