（再びパーソナリティ）

今井通子：
お分かりいただけましたか？

相談者：
はい
お世話になりました。

今井通子：
まあ、あのお、お一人で戦うの大変でしょうけど、

相談者：
はい

今井通子：
あとは、あの、ま、お子さんも、ね、成人してらっしゃるんだし、

相談者：
はい

今井通子：
ま、色々な点でえ、防御的なものと、証拠集め？

相談者：
はい

今井通子：
を一生懸命なさっといた方がいいかもしれませんね。

相談者：
はい、分かりました。

今井通子：
はい

相談者：
はい

今井通子：
それじゃあ

相談者：
ありがとうございましたあ。

今井通子：
はい、どうも、失礼します。

相談者：
はあい、失礼します。

（内容ここまで）

兄が手にした遺留分が５０万。

ということは、遺留分は２分の１なんだから、本来の法定相続分は１００万円。
兄弟３人で均等だから遺産総額は３００万円。
家と土地で。

あり得ん。
遺産分けの不動産評価って時価のはずだし。

つまりこれ、父親の生前に兄が父親から巻き上げていた分が相当勘案されたんじゃないかしら。

よお頑張ったんじゃない？、相談者。

 

兄ＶＳ妹。

法定相続分に基く遺留分を主張する兄。
それに対して父の生前における兄の傍若無人を主張する妹。
またそれに対して、真っ向から否定する兄、父親の世話を焼いたとかなんとか。

結果はご覧の通り。
妹の代理人は一体どんな証拠を出したんでしょう。

兄は手に出来る金額の算段があったからこそ、弁護士に依頼してまで遺留分減殺請求したはず。
それが５０万。

弁護士に支払ったらほとんど手元には残らない。

 

脅す人間は、脅せばなんとかなるって思ってるから脅すわけだ。

カタギじゃないんじゃない？
この兄。

モノホンの筋じゃないけど、ダークサイドとの境界付近をずっと歩いて来たっていうか。

この兄のことだ、弁護士とは支払いの件でひと悶着あったに違いない。