祖父の自殺の原因は私?無意識の怒りが自分に向いた女

テレフォン人生相談
2015年10月12日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者:  大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 女43歳 夫51歳 息子13歳

今日の一言: 人の助けを借りないで不自然なまでの努力。いつか破綻します。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもい。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願いしますう。

加藤諦三:
はい。最初に年齢を教えてください。

相談者:
はい、43歳です。

加藤諦三:
43歳。結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?

相談者:
51歳です。

加藤諦三:
51歳。お子さんは?

相談者:
13歳の息子が一人おります。

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
はい、えーと、今から35年前にい、

加藤諦三:
はい

相談者:
母方の祖父が、

加藤諦三:
はい

相談者:
亡くなっているんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのときは死因をはっきり聞かされずにい、

加藤諦三:
はい

相談者:
成長したんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
今から20年ほど前にい、

加藤諦三:
はい

相談者:
知人からあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その死が自殺だったことを聞かされたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。それでえ、祖父は、6人、子どもがいたんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。長男の叔父を、小学校1年生の運動会の練習中に、

加藤諦三:
はい

相談者:
亡くしてるんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、そのことを、わたしの母からあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
数年前に聞いたんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、当時、わたしが、小学校1年生のときなんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
その事実を全く知らなかったのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、いつも優しくて、

加藤諦三:
はい

相談者:
可愛がってくれるお爺ちゃんに対してえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
「運動会頑張ってくるねえ」、って、電話してしまったんですね(泣)

加藤諦三:
はい

相談者:
で、祖父はずっと、あのお、その、長男の叔父さんが亡くなってから子どもの運動会に出向くことは無かったんですけどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
その苦しみを知らなかったもんですからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
その、後に、亡くなって、しまっていたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、えーと、ちょっと整理しますね、現在のあなた43歳だけど35年前ということはあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
8歳?

相談者:
そおですね7歳、とか、そんなもんですか、はい

加藤諦三:
そんなもんですね、のときにい、

相談者:
はい

加藤諦三:
祖父が亡くなられたと。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、それが、自殺だったと。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたは、お爺ちゃんが自殺したのは、自分が電話を掛けたからだというふうに、思ってるわけですね?

相談者:
まあ、祖父がずうっと思い、悩んでた傷・・だったところにい、

加藤諦三:
うん

相談者:
あたしが、まあ、元気な声で電話して(泣)、そういうふうに、祖父は捉えなかったと思うんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、自分の長男のことを、また思い出してえ、年老いた70代で亡くなっているので、後半で。

加藤諦三:
はい

相談者:
もお、ちょっと、体力的にも、色々な病気もしていましたしい、

加藤諦三:
はい

相談者:
疲れていたのかなあ、っていうのも分かるんですけどお、

加藤諦三:
うん

相談者:
ちょっと、引き金というか、あの、思い出させて苦しめてしまったのかなあ、それで、命を絶ってしまったかなあ、っていうのが(泣)

加藤諦三:
うん・・うん・・

相談者:
はい

加藤諦三:
と、例えばこんなこともないですか?、何か自分が今、不当に幸せだと、ま、お爺ちゃんのことと関係なくね、

相談者:
はい

加藤諦三:
そういうふうに、思ってるとか・・

相談者:
うーん・・もう、並々の普通の、幸せだと思ってますね、別に、何が、っていうふうには考えたことはないですけどお・・

加藤諦三:
うん

相談者:
うん・・

加藤諦三:
で、今、そういうふうに、感じられるということですね?

相談者:
そうですね・・

加藤諦三:
で、その、苦しみから、どうしたら逃れられるか?ということですね?

相談者:
そおですね。

加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

祖父の自殺の原因は私?無意識の怒りが自分に向いた女」への2件のフィードバック

  1. 「幼い頃の自分の言葉が祖父を自殺に追い込んだ」という思い込みがもたらす高揚感、自己満足感、ナルシシズム・・・素晴らしい考察ですね、管理人様。
    自分を悲劇のヒロインに仕立てて、満たされなかった思いを自己充足するなんて、人間って面倒くさいわ、本当に。

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