祖父の自殺の原因は私?無意識の怒りが自分に向いた女
(回答者に交替)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あ、こんにちはあ、よろしくお願いします。
大原敬子:
いや、ものすごく今、緊張して話します、わたし。
相談者:
はい
大原敬子:
それは安易に言えないしね、
相談者:
はい
大原敬子:
ものすごく怖いなと、思ったのはですねえ、
相談者:
はい
大原敬子:
全て、あなたが納得できて、あ、これはわたしが原因だと、思うような、点で繋げている、相談なんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、死んだお爺ちゃんの事実は誰も知らないんですよ。
相談者:
そおですねえ。
大原敬子:
じゃ、なぜ、あなたがこのように、
相談者:
はい
大原敬子:
自分が苦しめる、
相談者:
はい
大原敬子:
種を蒔いたかってことですよね?
相談者:
はい・・
大原敬子:
あるね、
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、高名な僧侶がこういうこと言ったんですよ。
あのね、自殺も、
相談者:
はい
大原敬子:
病死も、
相談者:
はい
大原敬子:
人間は、どっちみち、死ってものがあるんだ、って。
相談者:
ああ、ですね・・
大原敬子:
そうなんです。
じゃあ、そのときにね、
相談者:
はい
大原敬子:
どのようにして、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしたちは、
相談者:
はい
大原敬子:
その死ってものを受け容れるんですか?って聞いたらね、
相談者:
はい
大原敬子:
ただ、自分を守ってください、って言えばいいんだよ、て。
相談者:
んん・・あたしも、だから、
大原敬子:
全部、仏さんになるんだ。
相談者:
そうですね・・
大原敬子:
みんな仏さんなるんだ。
相談者:
うん・・
大原敬子:
仏さんにはね、いいも悪いもないんだって。
相談者:
そおですね。
大原敬子:
ね?
相談者:
うん
大原敬子:
でしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
で、それを分かっているけれども、あなたは今日お電話なさったのは、
相談者:
はい
大原敬子:
分かっているけど、自分の中に、
相談者:
はい
大原敬子:
スコーンと心に落ちるもの?
相談者:
はい
大原敬子:
それが無いからお電話なさったんでしょう?
相談者:
そうですね、この、どうしても、繋がってしまった、運動会の日時ですね・・そこから、抜けられなくて(泣)、そういう・・
大原敬子:
でも、今言ったように仏様になったのは、全部、守ってくれますよね?
それは知ってますね?頭でも。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
もう一つは、お爺ちゃんの原因が自分かもしれないっていうのも、
相談者:
はい
大原敬子:
お爺ちゃんに、(ドンドン)ってノックしてね、天国に行って。
相談者:
はい
大原敬子:
「お爺ちゃん、これ、わたしが原因ですか?」
ということを聞いた人は誰もいないんですよね。
相談者:
うん、そおですね。
大原敬子:
そうですよね?
相談者:
うん
大原敬子:
こういう見方の人もいるんですよ。
相談者:
うん
大原敬子:
ああ、最後に、わたしの声を聞いて、
相談者:
うん
大原敬子:
未練なく逝ったんだと思えば通れるんですよ。
相談者:
あ、そうですね、そう捉えられるといいんですけどね(泣)
大原敬子:
そしたら毎月、お爺ちゃん、月命日は、お花やって、頑張るからね、お爺ちゃん、最後の電話、わたしで良かったんだよね?って思うことも、あるんですよ、見方によっては。
相談者:
そうですね、はい
大原敬子:
いいですか?
相談者:
はい
大原敬子:
これにしなさい、じゃないですよ。
人はこうして生きていく人もいるんです。
相談者:
そうですね。
大原敬子:
生まれてからわたしたちは、自分の心ん中で、色んな苦しみや糧(かて)を勝手に自分で作り上げてしまうんです。
相談者:
うん・・
大原敬子:
わたしは今自身でも、今、あのお、祖母にですね、
相談者:
うん
大原敬子:
毎日拝んでます、朝。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
無いんです、あの、お仏壇は。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
でもお水あげて、
相談者:
はい
大原敬子:
お婆ちゃんに話しています。
相談者:
ああ、そうですか・・
大原敬子:
そうすると、
相談者:
はい
大原敬子:
すごく楽になるんです。
相談者:
ああ・・なるほど(泣)
大原敬子:
そのうちに、だんだん、だんだん、お婆ちゃんとが、自分と一体化されますねえ。
相談者:
はあ・・
大原敬子:
も、とにかく毎日お水あげてます
相談者:
はい
大原敬子:
と、「お婆ちゃん、こういうことがあったんだよ、こういうことがあったの。また失敗したのお。」
相談者:
うん・・
大原敬子:
てことは、語らうことによって、
相談者:
はい
大原敬子:
亡くなった祖母がわたしの中に居るんです、いつも。
相談者:
うん、うん・・
大原敬子:
それから先、いつか分かってくださるのは、もう、お爺ちゃんとの関係が、
相談者:
うん
大原敬子:
ちゃんとあなたの中に受け入れられたならば、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは必ず覚えていただきたいのは、
相談者:
はい
大原敬子:
今、現実に、
相談者:
はい
大原敬子:
どおしても見なくちゃならない悩みがあるはずなんです。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
でも、それ、どうしても見たくないので、
相談者:
うん・・
大原敬子:
お爺ちゃんに、すがってるんです。
相談者:
ああ、うーん、そうですねえ・・ま、うん、病気がちっていう、ぐらい・・
大原敬子:
あなたが?
相談者:
わたしも、ま、主人もですね、
大原敬子:
ああ、そうなんですね。
相談者:
ま、やっぱり、ま、仕事が上手くいかなかったりとかあ、
大原敬子:
ああ、分かります。
相談者:
はい
あのお、やっぱり、ちょっとね、夜眠れないとかあ、
大原敬子:
それですね、きっと。
相談者:
はい、そういうのでえ、
大原敬子:
うん
相談者:
主人も悩んでいるしい、
大原敬子:
ああ、分かります。
相談者:
ま、それは、ありますかね、そこですかねえ・・で、
大原敬子:
たぶん、
相談者:
はい
大原敬子:
それを、
相談者:
はい
大原敬子:
そうなってしまった今の環境が、
相談者:
はい
大原敬子:
あのときのお爺ちゃんの、
相談者:
はい
大原敬子:
原因がわたしだということで今責めてるんだと、もしかしたらそうかも知れないんです。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
となると、
相談者:
うん・・
大原敬子:
ここお爺ちゃんは絶対しないですよお。
相談者:
うん、そうですね、それはほんとに思います。
大原敬子:
逆に言えば、お爺ちゃんが今あなたに、
相談者:
うん
大原敬子:
「大丈夫だよ」
相談者:
うん
大原敬子:
「お爺ちゃんが付いてるから、ここを切り抜け」と仰ってるんだとわたしは思うんです。
相談者:
ああ、なるほど(泣)そうですね。
大原敬子:
ね。
お爺ちゃんからのメッセージを、あなたは悪くとって、今、お爺ちゃんは上でね、
相談者:
うん
大原敬子:
「弱ったなあ、困っちゃったな、もう、なんとかしてくれないかな」、と思ってるんだ思うんですよ。
相談者:
そうですね(泣)
大原敬子:
ね。
相談者:
思ってると思います。
大原敬子:
そうでしょ?
相談者:
うん、うん
大原敬子:
あの、信じて欲しいのは、
相談者:
はい
大原敬子:
お爺ちゃまは、今、「いいかい?これを乗り越えて欲しい」って。
相談者:
はい
大原敬子:
「このわたしがついてるからね」、ってことの、メッセージが、今、あなたに来てるんだと思うんですけども、ちょっとこれは、
相談者:
はい
大原敬子:
あの、話が行き過ぎてしまうかもしれないので、
相談者:
いえ、
大原敬子:
加藤先生に伺ってみましょうね。
相談者:
はい
大原敬子:
はい
(再びパーソナリティ)
とても参考になった。
ありがとうございました
「幼い頃の自分の言葉が祖父を自殺に追い込んだ」という思い込みがもたらす高揚感、自己満足感、ナルシシズム・・・素晴らしい考察ですね、管理人様。
自分を悲劇のヒロインに仕立てて、満たされなかった思いを自己充足するなんて、人間って面倒くさいわ、本当に。