追突した奴は生活保護。付けてりゃよかった弁護士特約
(回答者に交代)
坂井眞:
よろしくお願いします。
相談者:
お願いしますう。
坂井眞:
あの、あなたの方、の、
相談者:
はい
坂井眞:
車の保険は、今のお話だと車両保険入ってないってことですよね?
相談者:
そうですね、車両、入ってません。
坂井眞:
あなたの方はあ、対人、対物、は入ってるけど、
相談者:
はい
坂井眞:
自分の車の、損害は、自分で、
相談者:
はい
坂井眞:
の保険で、払ってもらうっていうのには入ってないと。
相談者:
はい
坂井眞:
だから、自分の保険ではどうしようもなくてえ・・
あと、弁護士特約とかっていうのは入ってるかどうか分かりますか?
相談者:
あ、ま、入ってないです、それも。
坂井眞:
弁護士特約も入ってない、
相談者:
はい
坂井眞:
と、自分でなんとかするしかないんだ。
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
なるほど
相談者:
はい
坂井眞:
それで、あと、そのお、加害者の、その生活保護を受けてらっしゃる方?
相談者:
はい
坂井眞:
追突した方の、側の人ですね。
相談者:
はい
坂井眞:
この方は、今ご家族は、どんなご家族、構成なのか?ってことは、お聞きになってます?
相談者:
ああ、詳しくはちょっと分からないんですけどお、
坂井眞:
うん
相談者:
あの、たぶん、一人、の方やと思・・われます。
坂井眞:
何歳ぐらいの方ですか?
相談者:
えーと、45、ぐらい
坂井眞:
なるほど
相談者:
でした。
坂井眞:
でえ、生活保護受けてらっしゃる、ということは、
相談者:
はい
坂井眞:
今は仕事がないのかな?
相談者:
そおですね、なんか、入院をされとってえ、
坂井眞:
うん
相談者:
その、事故されたときってのは、たまたま、なんか、病院へ?
坂井眞:
うん
相談者:
行かな、いけなくってえ、しょうがなく乗っとった、って言ってましたけど。車に。
ほんとは乗ったらいけないんですよね?
生活保護受けてる方ってのは。
坂井眞:
いや、いかんってことはないんですけど、
相談者:
はい
坂井眞:
要するに自分の生活を維持するために・・仕事でどうしても必要だっていう方もいらっしゃるじゃないですか。
相談者:
ああ、そうですね。
坂井眞:
仕事があるってことは、その分生活保護費もらえないんだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
それか、通院のためにどうしても必要だとかいうようなときには、
相談者:
ああ
坂井眞:
あー、ケースによっては車は、持っててもいいですよ、というような、裁判例もあるので、
相談者:
あ、そうですか
坂井眞:
全部だめですってことではないです。
相談者:
はい、分かりました、はい
坂井眞:
で、そのお、乗ってた相手の車っていうのは、
相談者:
はい
坂井眞:
価値はありそうなものでした?、どうでした?
相談者:
価値は、ないですね、全然。
なさそうでした。
坂井眞:
結構、古いもの
相談者:
はい、古い、軽自動車でした。
坂井眞:
ああ、じゃ、結構乗っている軽乗用車だからあ、売ったって、あんまり大した値段にはなんないだろうと、いうことですか。
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
なるほどね
あなたの車の、損害、後ろ、側のバンパーですわね、追突されたんだから。
相談者:
そうですね
坂井眞:
バンパーが凹んで、表面だけではなくてえ、中の、
相談者:
はい
坂井眞:
鉄の部分まで曲がっちゃったと。
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
で、あなたの車あ、は、これは普通自動車ですか?軽自動車です・・
相談者:
仕事の車で、軽のバンです。
坂井眞:
あなた所有の車?
相談者:
会社が所有の車です。
坂井眞:
あ、会社所有ですか?
相談者:
はい、そうです。
坂井眞:
会社所有っていうことは、この事故の、ま、運転手としては、被害者側だけどお、
相談者:
はい
坂井眞:
法律的には、
相談者:
はい
坂井眞:
この車あ、の所有権は会社にあるわけだからあ、
相談者:
はい
坂井眞:
あのお、物損、物的損害、物損とかって言いますけども、
相談者:j
はい
坂井眞:
物的損害の、
相談者:
はい
坂井眞:
受けた、場合の請求権者、損害賠償請求権者と言いますけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
損害を受けた人が、
相談者:
はい
坂井眞:
賠償してくれと言うことは出来るわけですがあ、
相談者:
はい
坂井眞:
それは、車の損害の場合は車の所有者なんですよ。
相談者:
あ、はい
坂井眞:
で、そうすると、先ほどのお話だと、あなたが乗っていた車は、会社所有の車だからあ、
相談者:
はい
坂井眞:
この場合の被害者は会社なんですね。
相談者:
あ、はい
坂井眞:
そこは、ちょっと頭で整理しといてください。
相談者:
あ、分かりました、はい
坂井眞:
うん
だからほんとだったら、
相談者:
ええ
坂井眞:
会社のそういう担当の人があ、相手に請求するという、こと、が原則、なんです。
相談者:
ああ、そうですか、はい、分かりました。
坂井眞:
で、ただまあ、そのお、いいか悪いかは別にして、
相談者:
はい
坂井眞:
会社としては、そういう・・業務で車を使う仕事だからあ、
相談者:
はい
坂井眞:
事故起こった人にとりあえず窓口になれよ、っていう話、なのかもしれませんけど、それは何か会社に言われましたか?
相談者:
会社が、ま、自営業なんですう。
父親の経営してる会社です、会社は。
坂井眞:
あーなるほど、お父さんが、社長をやってる会社?
相談者:
そうです、はい
坂井眞:
で、個人事業じゃなくて、会社なんだよね?
相談者:
会社です、はい
坂井眞:
あ、なるほど、分かりました。
だとすると、会社の損害、を、請求するんだけど、バンパーが凹んで、バンパーのスチール曲がりましたということなんですけど、
相談者:
はい
坂井眞:
フレームまでいってました?
フレームってのは、車の本体部分、
相談者:
あ、そうですね、いってますね、そこも。
それが、もお、くの字に曲がってえ、下にい、スペアタイヤが付いてるんですけれどもお、
坂井眞:
はい
相談者:
それも、こう、グアっと押されて、変な形に曲がってますう。
今の状態では・・
坂井眞:
それ、自分で直せないでしょ?
相談者:
は、も、それは直せないんでえ、
坂井眞:
ええ
相談者:
あの、バンパーだけ、あと、凹みを戻してえ、叩いて。
坂井眞:
えっと、凹みって、今、仰ったフレームの、曲がりだとか直せないですよね?
相談者:
あ、そんなんは、もう、そのままです。
曲がったままで、乗ってます。
坂井眞:
えー、だけど、それでちゃんと走るんですか?
相談者:
一応、ま、ずっと5ヶ月間、走ってます。
坂井眞:
なんか、あの、見てないからなんとも言えないけど、
相談者:
はい
坂井眞:
そこまで壊れてるう、のを、車で走るのは、ちょっと危ない感じがするから、ちょっとわたしはそっちが気になりますね。
相談者:
はい
坂井眞:
場合によったら整備不良で走ってること自体が違法になっちゃうかもしんないですよね。
相談者:
ああ、そうですね、はい
坂井眞:
壊れた車で走ってちゃいけないっていうのは知ってますよね?
相談者:
はい、分かります、はい分かってます・・
坂井眞:
分かり易く言うと、ヘッドランプ付かない車で走ってたらダメだし、
相談者:
ええ、ええ、はい、はい、そお
坂井眞:
もし、フレームが歪んで、真っ直ぐ走りづらかったら、これはこれでダメだと思うんで、
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
それ確認してくださいね。
相談者:
はい
坂井眞:
それがあのお、わたしとしては、まず、気になります。
相談者:
はい、分かりました。
坂井眞:
それをしていただくのと、
相談者:
はい
坂井眞:
あと、そのお、どのくらいの損害かな?と思って今お聞きしてたんですがあ、
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
バンパー部分だけのものだったらあ
相談者:
はい
坂井眞:
バンパーの中身がどうかなっても、バンパー交換すればいいんで、
相談者:
ええ、そう・・
坂井眞:
そうそう高い金額にはならないからあ、
相談者:
はい
坂井眞:
分割して払ってもらえば、生活保護受けてらっしゃる方でも、月に何千円ででもね、
相談者:
はい、はい、そうですね。
坂井眞:
1万円でもいいですけども、何回か分ければ払えるかなあ、
相談者:
ええ
坂井眞:
それを、考えてくださいって、申し上げようと思ってたんですよ。
相談者:
ああ、はい、はい、はい
坂井眞:
だけどお、少なくとも直すのにどのくらいのお金がかかるか?っていうことの、見積もりは取らないと、
相談者:
ああ、はい、はい
坂井眞:
相手に請求できないじゃないですか。
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
修理工場、ディーラーさん、付き合いがありますよね?
相談者:
あります。
坂井眞:
そいで、これ、直すのに一体いくらぐらい掛かるのか?っていうことを、正確な見積もりとってもらうと、見積もり費用とか取られるかもしれないけどお、
相談者:
はい
坂井眞:
付き合いのあるディーラーさんだったらあ、
相談者:
はい、はい、そお・・
坂井眞:
ないしは、自動車あ・・工場、
相談者:
はい
坂井眞:
ね、修理工場さんだったらあ、
相談者:
はい
坂井眞:
こんくらいかな?ていうことは教えてくれると思うんですよ。
相談者:
はい、はい、そうですね。
坂井眞:
ここと、ここを、こう直すのに、だいたいこのくらい費用が掛かってと。
で、それで目処を立ててね、
相談者:
はい
坂井眞:
一遍、立て替えられるもんならばあ、会社で一遍出して、直しちゃって乗った方が、安全ですよね。
相談者:
そうですね、はあ、はい
坂井眞:
で、それでえ、加害者の人にい、
相談者:
はい
坂井眞:
修理代金これだけ掛かったから払ってくれと。
ないしは、相手と話が出来るんであれば、
相談者:
はい
坂井眞:
こんくらい掛かるっていう概ねの見積もりを取ってね、
相談者:
ええ
坂井眞:
取った上でえ、修理する前に
相談者:
はい
坂井眞:
その人と話をして、
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
修理代金、これこれ、いくらいくら掛かりますと。
相談者:
はい
坂井眞:
で、それについては一括で払えないからあ、
相談者:
はい
坂井眞:
月々1万円の、10回払いとか、20回払いとかね、
相談者:
ああ
坂井眞:
そういう約束のお、書面を作ってね、
相談者:
はい
坂井眞:
それでえ、払いますって、
相談者:
はい
坂井眞:
約束してもらってから、一遍、こっちで立て替えて、
相談者:
ああ、◆#$%
坂井眞:
そして、請求するっていうな、段取りにするのがいいと思うんですよ。
相談者:
分かりました。
坂井眞:
で、いずれにしても、そのお、病院を通ってらっしゃってえ、生活保護を受けていて、車あ・・車ご本人のなんですよね?加害者の。
相談者:
そおですね、はい
坂井眞:
それがあ、換価できる、お金に換えられるんだったら、それで払ってもらうとか、
相談者:
ああ
坂井眞:
差し押さえるとかって考えましたけど、
相談者:
はい
坂井眞:
どうも聞くとほとんど価値がないもんだから、
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
あまりそれやっても、むこうが困るだけで、こっちにはお金にならないんだったら、
相談者:
うーん・・
坂井眞:
益々、状態悪くなるんで、
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
意味ないかもしれないから、
相談者:
はい
坂井眞:
やれる方法としては、
相談者:
はい
坂井眞:
このぐらいの損害が掛かりましたよ、修理代金これだけですよ、と。
相談者:
はい
坂井眞:
分かった上で、じゃあ、あなたは、どうやって払えるんですか?って話を具体的にしてね、
相談者:
はい、はい
坂井眞:
こちらで、納得出来る範囲でね、払ってもらうと。
相談者:
はい
坂井眞:
払ってもらわないのと比べたら、ちょっと時間が掛かっても、ずっといい話なんで、
相談者:
そうですね。
坂井眞:
うん
相談者:
はい、分かりましたあ
坂井眞:
収入がどのくらいあって、どのくらい払えるかっていうことも説明してもらえばいいんですよ。
相談者:
あー、はい、はい
坂井眞:
生活保護費、いくらもらっててえ、
相談者:
ええ
坂井眞:
で、さっきあのお、ご家族は?って聞いたのはそういう意味もあって聞いたんですね。
相談者:
ああ、ああ、あ、はい、はい
坂井眞:
いくらもらってて何人で生活してるからあ、
相談者:
ああ、はい、はい
坂井眞:
どんなに切り詰めたってこれだけは生活費に掛かりますよね、と。
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
ご飯も食べずに借金返せとは言えないわけだからあ、
相談者:
そうですね、はい、はい
坂井眞:
うん
切り詰めたとしても、こんくらい掛かるから、
相談者:
はい
坂井眞:
じゃあ、月に5千円払いますとかね、
相談者:
あー
坂井眞:
その辺のとこを具体的に話す、のがいいと思うんです。
相談者:
あ、分かりました。
坂井眞:
で、そのためには、修理にどのくらいお金が掛かるかっていうことを、
相談者:
はい
坂井眞:
ちょっと、目処を、立ててから、
相談者:
あ、はい
坂井眞:
早めに行って、出来るだけ具体的な話をしないと、
相談者:
はい
坂井眞:
単に、
「払ってくれよ」
って言うだけだと、
「うん、払う払う、今、ちょっとお金がないからゴメン」
とか言って、また一月経っちゃうじゃないですか。
相談者:
そうですね
も、そういう状態なんです、今
坂井眞:
うん、それよりは、具体的な数字で持っていって、
相談者:
はい、はい
坂井眞:
じゃ、どう、この金額を払ってくれるんだと。
相談者:
ああ
坂井眞:
この金額に不満があるのか?と。
相談者:
はい
坂井眞:
例えばその修理代金、高過ぎるっていう人もいるかもしれないじゃないですか。
相談者:
ああ、ああ、はい、はい
坂井眞:
で、そうじゃないんだよっていう根拠もちゃんと、こっちで作ってね。
相談者:
はい、はい
坂井眞:
で、その全額は認めさせてえ、
相談者:
はい
坂井眞:
間違いないね、と。
相談者:
ええ
坂井眞:
じゃ、それを、どういうふうに返すか?っていう話を、ちゃんとしてくれと。
相談者:
はい
坂井眞:
してくれたら、分割でも、こっちは認めるから、っていうような段取りで話をしていくのがいいと思いますよ。
相談者:
あ、分かりました。
あのお、あとですね、
坂井眞:
はい
相談者:
書面って言われてましたけど、
坂井眞:
うん
相談者:
書面はどういうふうに、作るんですか?、ちゃんとした、そのお、弁護士さんが作るみたいな書面が必要ですか?、約束っていうか。
坂井眞:
いや、別にい、弁護士い、が作る必要はないのでえ、いついつ、いついつの事故。
先方は、追突して、こっちが追突されたと、いうことですね?
相談者:
はい、はい
坂井眞:
加害者、被害者、
相談者:
そうですね、はい
坂井眞:
で、100%、先方が悪いと。
相談者:
はい
坂井眞:
で、それによって、こっちに生じた、
相談者:
はい
坂井眞:
このお、自分の会社の車の損害は、修理代金いくらいくら、で、それを、いついつから、
相談者:
はい
坂井眞:
毎月い、末日ですわね、おそらく。
相談者:
うん、はい、はい
坂井眞:
15日でもいいけど、
相談者:
はい
坂井眞:
限りい、何回に分けて、
相談者:
はい
坂井眞:
毎月いくらづつ払うと。
相談者:
ああ、はい
坂井眞:
いうな約束をするんですね。
相談者:
はい
坂井眞:
で、分割払い、1回っていうか、
相談者:
はい
坂井眞:
2回怠ったら、とか、2回分になったらとかって、色々書くんですけどお、
相談者:
ああ、はい
坂井眞:
たらあ、一括で払うっていうような、そういう約束も入れることが多いですけどお、
相談者:
はい
坂井眞:
あと、ポイントはこっちが、あなた個人じゃなくて、こっちの当事者は会社だってことを、また思い出してくださいね。
相談者:
ああ、あ、そうですね、はい、分かりました。
坂井眞:
あなたの車じゃないから。
相談者:
ああ、そうですね、はい、はい、はい
坂井眞:
で、それでちゃんとサインをして判子を押せば、修理代金いくらいくら払うと言った、ってことになりますから、
相談者:
はい、分かりました。
坂井眞:
で、もし、あの、分からなければ、
相談者:
はい
坂井眞:
色んな相談窓口行かれてもいいですし、交通事故の示談のやり方とか、あー、ものを書いた本がね、本屋さんにいっぱい置いてあるしい、
相談者:
ああ、はい
坂井眞:
インターネットで調べてもお、
相談者:
はい
坂井眞:
出てきますから、
相談者:
あ、分かりました。
坂井眞:
そういうのを参考にされると、手軽かもしれない。
相談者:
はい、分かりました、
坂井眞:
はい
相談者:
ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)