悩める16歳。異母の兄は発達障害、姉も精神病。自分も?
(回答者に交代)
三石由起子:
はい、こんにちは
相談者:
こんにちは
三石由起子:
あのねー、貴方が考えてる事なんだけどー
相談者:
はい
三石由起子:
それはもう、実に真っ当だと思う。
私はそういうものに、こう捕らわれて、ね?
相談者:
はい
三石由起子:
あのー、あーじゃないか?、こうじゃないか?って考える事が出来るっていうのはね、一つの能力だと思います貴方の。
大方の人って言うのは、
相談者:
はい
三石由起子:
そういうその、自分の疑問とか、
相談者:
はい
三石由起子:
雑念とか、
相談者:
はい
三石由起子:
不安みたいなものを、見て見ぬふりをするって言うか
相談者:
うーん
三石由起子:
気付いてて気づかないフリをして
相談者:
はい
三石由起子:
日常生活をして行くわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それを貴方は気になって気になってしょうがないっていうのはね、
相談者:
はい
三石由起子:
それはね一つの能力なの。
個性って言っても良いけど。
相談者:
はい
三石由起子:
それはね、あのお、文学をする人とかね、
相談者:
はい
三石由起子:
哲学を勉強する人はね、
相談者:
うん
三石由起子:
皆そういう能力を持ってるの。
相談者:
そうなんですかね
三石由起子:
文学や哲学ってね
相談者:
はい
三石由起子:
要らないものなのよ、世の中には
相談者:
はいはいはいはい
三石由起子:
でも、それにどうしても捕らわれて、普通の人だったら心に蓋をするようなものをね、
相談者:
はい
三石由起子:
こじ開けて本当の自分はなんなんだろう?とか、
相談者:
はい
三石由起子:
何をしたいんだろう?っていうふうに考える事っていうのはね、これはもうホント特殊能力でね、
相談者:
あはあー、
三石由起子:
あのね、そういう能力を、持とうと思っても持てないのよ。
相談者:
普通は・・
三石由起子:
うんうん、普通の人がね、俺そういう事で悩んでみたいとか、
相談者:
うん
三石由起子:
そういう事で自分の心をね、もう少しあの自分をねじっと見つめてみたいと思っても通り過ぎて行ってしまうの。
そこにこだわれるっていうのは、一つの能力だっていう事で、貴方は自分を肯定した方が良いんです、一つはね、
相談者:
…そうですかあー
三石由起子:
それでね、本当の自分ていうのはー、今の自分が想像してても、
相談者:
はい
三石由起子:
その自分の想像を超えるんじゃないかっていうふうに私はいつも思ってるの。
ていうのは例えばね、
相談者:
はい
三石由起子:
電車あ、の線路にね、
相談者:
はい
三石由起子:
誰かが落ちた時にさ
相談者:
はい
三石由起子:
ああいうときにね、私はいっつも思うんだけどね、
相談者:
はい
三石由起子:
自分はどうすんだろう?と思うんだけど、もしそういう場面に出くわしたら、私は飛び降りようと思ってても、
相談者:
はい
三石由起子:
その場になるとお、足がすくんで、手も動かず、身動き出来ないかも知れないしい、で、そんな事絶対にすまいと、ね、そんな危ない事?
相談者:
はい
三石由起子:
私はする気がないっていうふうに、それが自分だと、もしわたし思ってたとしても、ずうっと思っててもね、その場になったらあ、体が勝手に動いちゃうとかね、自分の体力も、能力も考えずに。
そういう事だってありうると思うんですよ。
相談者:
ああー
三石由起子:
うん、だからね、私がいつも思ってんのはあ、
相談者:
はい
三石由起子:
本当の自分っていうのは自分の想像を超えるだろうと思うんですよ。
限界状況でね。
だから、自分が分からないっていうのは極めて真っ当なことでね、
相談者:
ああ・・
三石由起子:
分からないっていう事をね、分かるっていうのが一番大事だって、あの、ソクラテスっていう人は言ってるんだけどさ。
相談者:
分からないってふうなのを、
三石由起子:
うん、分かる事。
相談者:
分かる事…
三石由起子:
普通の人は分からないって事も、知らないで過ごしてんだって。
相談者:
・・
相談者:
古今東西ね、そういう事に捕らわれて捕らわれて、グズグズ、グズグズそういう事を考えてるっていう人が、いるんですよタイプとして。
それはね、貴方ね、一つの能力なの。
どういう能力が、あるから良いじゃなくてさ、ないから良いじゃなくて、それって運命だから。
相談者:
ああ、運命なんですかね
三石由起子:
運命なのよ、運命なの。
だからね、そういう能力を持った、で、持ったことをね、悲しがるか、喜ぶか2つに1つなのよ。
持っちゃったっていうのはもう変えられないの。
運命なんですよ。
あの、今はね、ほら、まだ16だから、
相談者:
はい
三石由起子:
やだなーって思ってるかもしれないし、
相談者:
はいはい
三石由起子:
めんどくさいって思ってるかも知れないしい。
だけど、あの本当の自分なんていうのはね、
相談者:
はい
三石由起子:
分からないよ、誰も。
でも分らないっていう事を分かるっていうのが、やっぱ16歳の男の子としてさ、極めて真っ当な健全な精神だと私は思う。
自分でそれを病気だと思ってしまうと、
相談者:
うーん
三石由起子:
否定的にしか考えられなくなるじゃない?
治すべきものじゃないのよ、力なんですよ、それは。
特技なの、能力なの。
そうすると、違う自分がまた見えてくるから。
否定だけはしない方が良い。
(再びパーソナリティ)
若きウェルテルのなやみ、ですな
本を読みなさい、とアドバイスしてあげたらよかったのに!
そうね、もともと加藤先生んの本読んでるし。
そこから番組みつけて、電話掛けてるとか、行動力あるんだよ、この子。
すみません、どうでもいいことですが、1ページ目の加藤先生のお名前「泰三」になってます。