ADHD に関連する悩み相談
ADHDは、Attention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、日本名は、注意欠如・多動性障害。
巷では、注意欠陥・多動性障害で知られています。
ADHDは、発達障害の中の、広汎性発達障害のサブカテゴリーです。
広汎性発達障害のサブカテゴリーには、他に自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群を統合)があります。
つまり、ADHDとアスペルガー症候群は別ものなわけです。
ただし、そのようにカテゴリー分けをされたとしても、そもそも診断を分けることが簡単ではありません。
ADHDの特徴は、
- 忘れ物が多い
- 物を失くす
- 片付けない、整理整頓ができない
- じっとしていられない
- 集中出来ない、逆に集中し過ぎる
- 思いついたことをすぐに口にする
- 時に乱暴になる
など。
一つひとつは、誰にでもある、よくある個性に過ぎないように思えますが、ADHDは、これらの特徴のいくつかがまとまって、さらに人よりも強く出るわけです。
それが原因でトラブルを起こします。
小さい子の場合だと、他の子を叩いたり、物を壊すことを好むとか、大人しくしていられないなどの兆候が見られます。
これらの兆候も、躾の問題にすり替えられたりしますが、ADHDは先天性です。
最近、注目されるようになったのは大人のADHDです。
大分類名を使って、大人の発達障害と言われることの方が多いかもしれません。
ADHDは先天性ですから、大人の人がそうであっても何ら不思議ではありません。
また、ADHDは対人関係や社会生活で問題を抱えがちな一方で、知的障害ではないので、社会で業績を上げている人も少なくありません。
たとえば、経済評論家の勝間和代さんは自分がADHDであることを公言しています。
実は管理人のアタシも、ADHDの症状にはいくつも思い当たるフシがあって、診断を受けたことはないんですが、少なくともADHDの気があるのは間違いないと自覚しています。
ご多分に漏れず、小学校の通信簿の担任の所見欄には、「落ち着きがない」と書かれていました。(苦笑)
ADHDは治癒ということは難しいのですが、症状を和らげ、トラブルを回避することは出来ます。
早い話、意識で症状を押さえ込むわけですが、そのためには、何よりも病識、つまり自分がADHDであるという自覚が必要になります。