アインシュタイン、エジソン、龍馬、そして和田秀樹。生き辛さに母が伝える事
テレフォン人生相談 2024年12月3日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 和田秀樹(精神科医)
相談者: 女47 20年前に離婚 一人息子25
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いしまあす。
今井通子:
はい。今日はどういったご相談ですかあ?
相談者:
息子お、が、自殺願望がありましてえ。
今井通子:
あらあ・・
相談者:
どのように、息子をサポートしていったらいいかな、というのを、教えていただきたくて、電話しました。
今井通子:
はい。あなたおいくつですか?
相談者:
47です。
今井通子:
47歳。
相談者:
はい
今井通子:
ご主人は?
相談者:
だいぶ前に、離婚しております。
今井通子:
だいぶ前って何年ぐらい前?
相談者:
約20年。
今井通子:
おう、おうう・・じゃあ、お1人で育てられた?、息子さん。
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
息子さんおいくつ?
相談者:
今25です。
今井通子:
はい。お子さんは、息子さん、お1人?
相談者:
はいそうです。
今井通子:
はい。
まず、息子さんが、自殺願望があるっていうのは、
相談者:
はい
今井通子:
いつ・・どんなことから見つけたの?
相談者:
1年ぐらい前なんですけどお。
今井通子:
はい
相談者:
息子の方から、打ち明けてきてえ。
今井通子:
はい
相談者:
「死にたいし、 死ぬ、自由も、認めてほしい」っていう、言い方で、訴えてきた感じだったんですね。
今井通子:
(吸って)じゃあ、まず、死にたい・・理由はなんだったんですか?
相談者:
子供の頃から、自分では、なんか・・生きづらいな、というのを感じていてえ。
今井通子:
はい
相談者:
それは、他の子が普通にできることを、自分ができないからあ、自分はダメな人間なんだっていう気持ちで、ずっと、来ててえ。
今井通子:
うん
相談者:
就職をしてからあ、
今井通子:
はい
相談者:
それがすごく際立ってきてえ。
今井通子:
うん
相談者:
もしかしたら、自分は、発達障害かなあ、とか、悩んでたみたいなんですね?
今井通子:
あらら、はい。
相談者:
で、働いてたところの、先輩からもお、自分がそういう・・できない部分があるからあ・・だと思うんですけど、いじめにあ、ったことがあってえ。 暴力を受けたりとか、
今井通子:
あら、
相談者:
してたんですね?
今井通子:
はい
相談者:
で、そういうこともあって、「自分は、できないダメな人間なんだ」っていう気持ちで、すごく悩んでたらしくてえ。
今井通子:
はい
相談者:
1年前に、そのことを打ち明けてきた後にい、精神科に行くように・・なったんですね?
今井通子:
はい
相談者:
で、本人の希望で発達障害の?、検査をしたいっていうことでえ。
今井通子:
はい
相談者:
脳の検査を、したそうです。
今井通子:
はい
相談者:
そしたら、ADHDっていう診断が出てえ。
今井通子:
なるほどお。
相談者:
具体的に、仕事に支障が出る、自分の症状としてはあ、
今井通子:
うん
相談者:
「ワーキングメモリーの、維持ができない」
今井通子:
うん・・
相談者:
っていうんですね?
今井通子:
うん
相談者:
前日に、昨日教わったことをメモしたやつを、朝、読み返したりとか、前日読み返したりして、仕事に行くのに、やっぱり同じ失敗をしてしまうとかあ。
今井通子:
うん・・
相談者:
そういうところが具体的に、仕事に支障が出ているって、自分では感じていたようでえ。
今井通子:
すごい、分析力ですねえ。
相談者:
で、結果あ、転職を・・して、最近は、
今井通子:
うん
相談者:
上司がいたりするのがすごく緊張がする・・っていうことでえ、配達員の仕事を、フリーランスで始めたんですね?
今井通子:
あー、なるほどね、はい。
相談者:
そしたら、すごくそれは自分に合ってるようでえ、
今井通子:
うん
相談者:
お金も、稼げるし、
今井通子:
うん
相談者:
自分の心の負担にもならないからっていうことで、
今井通子:
うん
相談者:
続けてるんですけどお。
今井通子:
はい
相談者:
やっぱり、心の中が、ずっとモヤモヤしていてえ。
今井通子:
うん
相談者:
「頭の中、いっつもいろんなこと、ぐちゃぐちゃになるぐらい考えてる」っていうんですね?
今井通子:
うん
相談者:
で、自分の友達とかも、話してても、「友達は何も考えてない」って、思う・・みたいでえ。
今井通子:
うん
相談者:
気楽に生きてるというかあ。
今井通子:
うん
相談者:
自分はこんなにいろんなこと心配したり考えたりしてるのに、
今井通子:
うん
相談者:
なんで考えないでいられるんだろうっていう気持ちになるみたいで。
今井通子:
うーん、はい。
相談者:
最近になって、なんか、友達と会ってても、それが理由で、楽しくなくなってきてる・・って言ってえ・・
今井通子:
まあ、ンフフ(苦笑)友達が・・気楽に生きてるから?
相談者:
(含み笑い)そうですね。ッハ(苦笑)
今井通子:
はい。ヒヒ(苦笑)
相談者:
であのう・・考え・・てることがあ、 私から聞いてると、結構あのう・・マイナスにマイナスに行ってる感じがあるん ですね?
今井通子:
うんうん・・
相談者:
なので、そういう話を聞いた時も、あの、「鬱だから、今、そういう気持ちに向かってるんじゃないの?」っていう風に、言うんですけどもお。
今井通子:
はい、うん。
相談者:
本人はやっぱり・・そういう、前向きな気持ちにはなれないみたいで。
今井通子:
うん
相談者:
このまま生きてても、楽しいことが今・・無いというか、まあ、今までの、自分の人生を、振り返ってえ。
今井通子:
うん
相談者:
楽しいことが無いっていうんですね?
今井通子:
うん
相談者:
で、これから生きてても、ADHD・・と一緒に生きていくからあ、
今井通子:
うん
相談者:
楽しくないって本人は、思うみたいで。「生きてる意味がわからない」・・
今井通子:
うんん。
相談者:
っていう風に、思ってるみたいで。
今井通子:
うん
相談者:
「産んでほしくなかった」とかあ・・
今井通子:
うんうんん・・
相談者:
そういう、ことをよく、言うんですよね。
今井通子:
うん。ということで、
相談者:
はい
今井通子:
あなたとしては、どういうご質問になります?
相談者:
私はあ、どうやったらあ、息子を、気持ちを楽にできるかとかあ。あと・・ 助けてあげたい気持ちがいっぱいなんですけどお。
今井通子:
はい
相談者:
つい、私も、「死にたいって言わないで」とか、「そういう」、
今井通子:
ああん・・
相談者:
「考えは、こうできないの?」とか、変なこと言っちゃうところがあるのでえ。
今井通子:
ああ、なるほどなるほど、はい。
相談者:
それを、グッとこらえて、
今井通子:
うん
相談者:
たくさん聞いてあげるだけでも、いいんじゃないかと思うんですけどお。
今井通子:
はい
相談者:
「これ言ったら、いけないかな」とか思うとお、もう、言葉が出なくてえ。
今井通子:
うん
相談者:
何日か経ってからじゃないと、息子がいろんなことを言ってくれたことに対しての、返答が出てこないというかあ。
今井通子:
うーんん・・
相談者:
すぐに答えて、もし、反対の効果になってしまったらとかあ・・
今井通子:
そうですね。
相談者:
考えてしまってえ。
今井通子:
はい。ということは、
相談者:
とにかくう・・
今井通子:
どういう話をしたらいいか?、みたいなこと、が、ご質問?
相談者:
そうですね。あと・・わ、た、し、が、息子にできることが知りたい・・です・・
今井通子:
なるほどね。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですねえ、精神科医の、和田秀樹先生がいらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
あたしは普通じゃないからとか、いかにもありきたりな感性
そんなのどこにでもあるから大丈夫
こんなのフツーじゃないからって
指差して笑ってるだけで終わってくとかそれで大丈夫?
「人と違うのが普通でズレてるから光るのにその個性を大事に」
とか笑える
ちゃんとしてるのにいつもおかしくて、それでもこれしか無かった
誰かが言う変なんて、せいぜいたかが普通の変だ
普変 ano
社会人になったら学生時代の友達とは遊ばないのは結構フツーです。
私は卒業後に「友達」と呼べるような人なんて居ませんでした。今も。
自分に向いた仕事を見つけられて良かった!
金稼ぎに邁進しろ。
そして次は・・・
シンママで頑張ってきたことは認めますが、仕事をしながらだったと思うので、なかなかコミュニケーションが取れなかったんだろうと思います。
昨日と同じ答えになりますが、精神科や福祉に通って、一定の方向を見つけるのも一つでしょうか。親子が少しでも前を向けるような形になれば。
お母さんに死にたいと言えるという事は死にたくないのだと思う。そして甘えられる人がいて息子さんは幸いだ。
若い時は身の回り半径5メートルくらいが全世界みたいに感じて
一つの職場でうまく行かなかったらどこへ行っても自分はダメなんだと思ってしまいがち。でもそれも、配達の仕事なら出来るという事が見つけられて悩みから一歩足が出ているのでこれも良い兆しだと思う。
若い時に苦悩した分、50代くらいになると達観した人になっているかもしれない。
お決まりの「医者や経営者、あの偉人も、有能な人の中には実は発達障害が多いんですよ!」という慰めほどのクソバイスはないと思う。相談者さんも「あーまたこの話…」って感じで相槌のテンションが低くなっていくのがよくわかる。
結局は、発達障害だろうとなかろうと、こういう「何か偉業を成し遂げ、社会的に成功するべき」という固定概念が「普通の人々」を苦しめてると思う。とりあえず食うに困らず、健康で文化的な生活が送れれば、それでじゅうぶんじゃないですか。あなたも私も何者にもならなくていい。
世の中には、戦争や災害で家や故郷を追われてその日の生活にも困っている人、余命宣告され苦悩している人、病と闘ってるもいるのに…。
平和な日本にいて災害にもあわず(多分震災とかは経験してないですね、この人。)五体満足なのだから、視野を広くして世の中を見て自分は幸せなんだと思い、頑張って欲しい。
母親がいくら言っても耳に入らないのでしょうね⁈第三者でも無理かな…
和田秀樹氏の回答はある程度ちょっと悩んでいる程度なら希望が持てていいかもしれないが
偉人を出したところで相談者の子供の気持ちは
晴れないだろうに。。。
偉人を挙げるのは当事者にある程度の自信や
自己肯定感が備わっていて、君もそういう偉人目指して、みたいな話ならできる。
しかし今回は絶望していて今日明日どう乗り切ろうかという親からの相談には不向き。
私も夫も多分私ADHD、夫はASD傾向はあると確信していて学生の時は注意されてばかり。
しかし大人になると選択肢が広がり、例えば
芸術系に行きたいとか研究がしたいとか
適職を選ぶ際の基準を間違えなければなんとか
なるもの。こういう自分が好きになる。
そりゃあ私もいまだに不得手な事で
めげる時もあるがまあ何とかなる。
そういう当事者で少し大人の回答がいいかなと
感じた。
だから相談者さんの息子さん、今は
踏ん張って大人になるまで待つ!
それからが人生きっと楽しいよと言いたい。
今日の回答は上滑りしているなあと感じました。和田先生のおっしゃることは、相談者さんはもう重々わかっていると思います。そこを踏まえて もっと突っ込んで具体的な回答が欲しかった。
「息子にどう声をかけたらいいか」という質問に対する答えになっていなかった。
「とにかく生きていて欲しい」なんてもう何度も言っているんじゃないかな?
ADHD の家族会とかないのかな?ネットで探して参加してみればいいと思います。やっぱり、当事者の意見を聞くのが最短です。
この御時世、SNSを利用するのはどうでしょう? XやYoutubeで悩み、苦しみを発信してみたら?ひとりやふたりは反応あると思います。なくても気持ちの整理や発散になるかも。但し、SNSは諸刃の刃だからなあ… 傷つくリスクが大きすぎますね。
鬱状態らしいので、その気力もないでしょうし。駄目か。
「アインシュタインもADHDだった」は「90歳まで生きたヘビースモーカーもいる」と同じぐらいの夢物語で、逆にプレッシャーになって大成できなかった自分にさらに絶望する。
本当に月並みなことですが、とにかく寄り添ってあげることです。愚痴や弱音をひたすら聞き、励ましたり、説教はせず、心地よい環境、逃げ場を作ってあげること。美味しいご飯やお風呂、寝床を用意してあげること。
今、お母さんにできることはそれくらいかな。そして、それはお母さんにしかできないことです。
幸い、いいお仕事が見つかったようで良かったですね
当たり前だけど偉人じゃないADHD の方が多いよ。
障害は親のせいって言うけどそういう疾患もあるけどこういう障害はそうじゃないでしょ。世の中って理不尽なことばっかなのだよ。
死にたいなんて言うな。死ぬなら私も一緒に死んでやる。って私ならいうけど。
今日という日は誰かにとっては生きたくても生きられなかった日なんだよ。
常々思うのですが
ADHDで生きづらさを抱えた一般人の悩みに、何万人かに数人のADHDの偉人を例えに励まされても、相談者は解決策を見いだせないと思います
和田秀金医師にしても、自分も飽きっぽいから幅広く色んなことに手を出したことが幸いした、みたいなコメントしてましたが、
医者でありうなるほどの印税も得ている成功者のセリフに相談者の声音も冷めるばかりの様子でしたね
ただ1つ、解決策として響いたのは
死にたいと思う人に周囲が何を言ってもムダで、親や医者でも自殺は止めることは出来ず、タダひたすら生きてて欲しい、と伝え続けるしかない、というアドバイス
長く精神科医師としての経験から得た、手だてはないけどすべき具体策として、相談者さんが今後息子さんと向き合ってく、道しるべになったと思います
初投稿です。
管理人さまのシンプルながら、パシッと伝わる小気味よいタイトル、皆さまのコメントを日々有難く読ませて頂いています。
穏やかでありながら的確なご回答で、自分が相談するなら、和田先生にぜひお願いしたいといつも思っていますが,今回は少し違う感想を持ちました。
ADHDでも、何か突出したスペックの高い人と、本当に勉強が苦手だったり不器用だったり、全てに困難が生じている人とでは大分状況が変わってくると思います。
今、生きづらさを感じている、困難を抱えている当事者やその家族にとっては、エジソンやアインシュタインの話は何度も耳にしているであろうし、いくら偉人の例え話で励まされてもあまり救いにならないと感じました。
致命的な弱点を抱えて困っている方々にどう支援していけばよいのか、大変難しいところです。
あとは出会いかなぁと感じます。
目の前のことを大切にして、誠実にやっていれば、その個性を受け入れて、温かい眼差しでみてくださる方、仲良くしてくれてる人は必ず現れるのではないかと思います。
同じ問題でつらい思いをされている方、切ない思いを抱えるご家族に寄り添ってくれる方々と出会えるように、祈る気持ちで願いをこめて初投稿してみました☆
毎日違う仕事できる恵まれた環境はレアケース
黒柳徹子が本の中に買いていたけど、
発達障害となまえをつけるのではなく、一人一人の個性に暖かい社会になってほしい。
見下しのようなものが社会にあると思う。