パチンコ依存症と借金とウツで離婚した43の息子への接し方
テレフォン人生相談 2016年1月7日 木曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女70歳 夫72歳 長男歳 一昨年離婚した次男43歳
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談ですう。
相談者:
もしもし?
よろしくお願いします。
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
今日はどんなご相談でしょうか?
相談者:
実は、あの、わたし、息子のことでちょっと、ご相談したくてお電話したんですけど。
ドリアン助川:
はい
息子さんのどんなことでしょう?
相談者:
息子お、がですね、ちょっと、負債を抱えてしまって、困ってるみたいで・・
で、あたしたちとしては、あんまり、歳も歳だから、ちょっと、お手伝いが、限度がやっぱりありますんでね、ま、お手伝いするつもりもありませんけども、これから先、ちょっとお、まあ、どんなふうに、接していったらいいかなあ?と思ってからお電話したんですう。
ドリアン助川:
はい
えーと、息子さんの年齢おいくつですか?
相談者:
43です。
ドリアン助川:
43歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなた様はおいくつでしょう?
相談者:
70です。
ドリアン助川:
旦那さんおいくつですか?
相談者:
73歳です。
ドリアン助川:
73歳
息子さんってご長男でしょうか?
相談者:
いえ、次男です。
ドリアン助川:
次男?
結婚してらっしゃるんですか?、ご次男は。
相談者:
してましたけど、一昨年、別れました。
ドリアン助川:
一昨年離婚なさった。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
で、えー、お一人で暮らされていて、この負債というのは、どういう、質のものなんでしょうか?
何か事業してらっしゃったんですかね?
相談者:
んー、いえ。
あのお、事業、じゃないんです、あの、自営をしてましたんでね、建築業の。
ドリアン助川:
はい
相談者:
ですから、あのお、だいたい、生活できるあれはあったんです。
でも、あのお、何年か前から、あのお、ちょっとうつ病みたいになってですね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
病院の先生から、その依存症って言われたあ、っていうのは聞いてたんですけど。
ドリアン助川:
あの、依存症っていうのは、ま、例えば、アルコール依存症なんてのは一番分りがいいですけども、
相談者:
んん・・
ドリアン助川:
お酒でしょうかね?
相談者:
いえ、お酒、タバコは飲まないんで、
ドリアン助川:
酒、煙草はやらない?
相談者:
はい
たぶん、パチンコだと思います。
ドリアン助川:
ギャンブル?
相談者:
はい
なんか、そんなふうなことを、ちょこちょこ、あの、言ってたのを、わたしは聞きました・・ま、家庭持ってましたのでね、あんまり、こう、深く入っては、いけなかったんですけど・・
ドリアン助川:
はい
息子さん、あのお、家庭・・お子さんいらっしゃったんですかね?
相談者:
はい、おりました。
ドリアン助川:
何人いらっしゃったんですか?
相談者:
一人おりました。
ドリアン助川:
一人。
おいくつのお子さんでしょうか?
相談者:
8歳です。
ドリアン助川:
8歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、つまり、お孫さんですね、あなた様からすれば。
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
お孫さんいらっしゃった。
男の子女の子?
相談者:
男の子です。
ドリアン助川:
男の子?
相談者:
はい
ドリアン助川:
と、おー、一昨年、離婚して・・えー、で、会ってない状況でしょうか?今は。
相談者:
そおです。
ドリアン助川:
ふうん。
あなた様もこのお孫さんとは会ってない?
相談者:
会えない状況です。
ドリアン助川:
はい
相談者:
でもですね、あのお、ちょっとこう、別れたときに、あのお、一応、そういう病気であれば、それを治した方が先決かなあ、と思って、お家に、帰って来るように言ったんですけどお、自分、で、部屋を探して、今まで、住所も教えない状況だったんですよ。
ドリアン助川:
えー
相談者:
で、今回、初めて、書類が来て、分ったような感じです。
ドリアン助川:
書類ってのはどういう書類ですか?
相談者:
弁護士さんに相談してたみたいです。
ドリアン助川:
はっはっはっ
相談者:
債務処理からなんかの
ドリアン助川:
ふうん・・
どれぐらいの、額?
相談者:
書類を見た限りでは書類には、まだそういうのを載せてらっしゃらなくて、
ドリアン助川:
数字は出てないんですか?
相談者:
そういう、はい、数字は出てないです、そういう、ことを、今は手続きしてます、っていう、お知らせが来てます。
ドリアン助川:
これは弁護士さんが作られた書類が、
相談者:
はい、そうみたいです。
ドリアン助川:
えーと、親であるあなたの所に来たということですね?
相談者:
そうです。
というのは、たぶんですね、あたしからも、少し、借用してるのがあってそれを子どもが、気にしてて、それを言ったのかもしれません。
ドリアン助川:
は、は、は、は
えーと、あなた様に肩代わりして払って欲しいというような趣旨のことではないんですね?
相談者:
あたしに何か、してくださいっていうことかなあ、と思って中を見たら、そうでもなかったんです。
ドリアン助川:
そうではなかったんですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
は、は、は、は
相談者:
調査票みたいな感じで。
ドリアン助川:
なるほど
ということは、息子さんは、今、そのお、負債抱えながらも、きちんと、払おうとしてる、途上にあるということでしょうかね?
相談者:
たぶん、そうだと思います。
ドリアン助川:
今、あの、息子さんと例えば、電話で話すとか、そういうことはしてらっしゃらないんですか?
相談者:
はい、あの、やっと今度の、この書類が来て、その、住所が分ったんですよ。
ドリアン助川:
えーと、いつから話されてないんですかあ?
相談者:
も、一年ほどなります。別れてから。
ドリアン助川:
離婚されたのが一昨年ですよね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、えー、その、離婚された頃というのは、お母様とは、まだ、話をすることがあったんですか?
相談者:
もお、しょっちゅう家にも来てました。
ドリアン助川:
ええ
そして?、えー、いつ?、どういうきっかけで、その、息子さんは、お家には帰って来ないし、電話もくれなくなってしまったんでしょう?
相談者:
結局、離婚してえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やっぱ、自分でも、申し訳ないっていうのがあると思うんですう。
子どもとも別れてしまって・・
ドリアン助川:
うん・・
相談者:
親に対してとか、そういうんじゃないでしょうか?
ドリアン助川:
ああ・・
そもそも離婚の理由ってのが・・どういうとこだったんでしょうかね?
相談者:
あの、やっぱしい、借金、みたいです。
これは、
ドリアン助川:
はい
相談者:
夫婦で、築いた借金のようです。
ドリアン助川:
ふうん・・
相談者:
ずうっと、お金使いが荒かったんですよね。
どちらも。
堅実じゃなくってえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
外食、外食、外食う・・
で、孫連れてえ、ゲーセン行ったり、パチンコ行ったり、これは両方してました。
ドリアン助川:
ま、しかしですね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ま、両方とも金遣いが荒いにしてもお、
相談者:
うん
ドリアン助川:
えー、苦しむときは二人とも苦しむ、べきであって、それで離婚してしまう部分が、ちょっとよく分からないんですが、どちらかが、そのお、家庭を、放棄するようなことになったんでしょうか?
相談者:
あのお、最後に、って言ったら、その、別れる10日ぐらい前に、その前はもう、嫁さんの誕生日もなんも全部一緒にしよったんですう。
ドリアン助川:
はい
相談者:
もお、毎回、孫の誕生日だ、なんだ、家族で、全部しよったんですけど・・
その頃までは、全然かけらもなかったんですう。
そしたら、すぐ、直後に、夫婦二人で来て、今日、別れ話ってことで来たから、わたしはもう、びっくりしたんですけど。
で、
「どこがどうなって、どうなの?」
って言って聞いたら、
「もお、心は決まってますから、何を言っても一緒です」
、って言うし、
ドリアン助川:
それはあの、元奥さんの方がですか?
相談者:
はい、そうです。
だから、10日ぐらいの間に別れていってしまったんですね。
ドリアン助川:
で、その前から息子さんは、うつ病とか、そういうことだったんですか?
相談者:
うーん、少おしね、あのお、通ってるっていうのは言ってました。
ドリアン助川:
うーん・・
息子さんが、そのお、家庭を持たれてたんだけども、おー、そういう形で、えー、家庭が壊れて、
相談者:
うん
ドリアン助川:
でえ、、ま、精神的にも、おー、少し、脆くなってた部分が、その離婚によってさらに、えー、揺れ動いて、そして仕事も、おー、ま、きちんとは出来ない状態になってしまった。
相談者:
うん
ドリアン助川:
で、どんどん、その負債が膨らんでいって、
相談者:
うん
ドリアン助川:
ということですかねえ?
相談者:
ですから、これから先?
子どもを、も一回だけ、その、病院とか、よく、通わせてですね、親の、元で、する方がいいのか?
それとも、このまま、もう、ほっとって、もう、43もなった子やから、ほっとっていいものか?
その辺をちょっと相談したかったんで・・
ドリアン助川:
はい、分りました。
えー、今日の回答者の先生、ご紹介します。
弁護士の坂井眞先生です。
よろしくお願いします
(回答者に交代)