パパにグズる6歳のお兄ちゃんはママにはグズらない

(回答者に交代)

三石由起子:
はい、こんにちはあ。

相談者:
こんにちは。

三石由起子:
あの、このお、次男の方(かた)あ、3歳ですよねえ?

相談者:
はい、はい

三石由起子:
この方も、よ、保育園?

相談者:
同じです、はい。

三石由起子:
同じ保育園に、じゃあ、一緒に行くんですか?

相談者:
一緒です、はい。

三石由起子:
一緒に行って、お兄ちゃまだけ、泣くわけ?

相談者:
そうです(笑)

三石由起子:
ヘヘエーー!ヘッヘッ(笑)
そうですか。

相談者:
はい

三石由起子:
へえー、それはカッコ悪いな。
あのねえ、

相談者:
そうなんですねえ。

三石由起子:
うん。
弟に対してえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
カッコ悪いっていうのを、

相談者:
ええ

三石由起子:
ちょっと教えるためにはね?

相談者:
ええ

三石由起子:
あの、兄貴の特権みたいなのを作んなきゃいけないんですよ。

相談者:
ええ

三石由起子:
あのねえ、兄貴の特権っていうのは何か?っていうとお、

相談者:
はい

三石由起子:
例えば、この6歳の子だけにい、

相談者:
はい

三石由起子:
新しいクレヨン買ってくるとかね?

相談者:
はい

三石由起子:
色鉛筆のお、セットを買ってくるとかね?

相談者:
はい

三石由起子:
で、「これはあ、お兄ちゃんだけなんだ」と。

相談者:
はい

三石由起子:
年長児だからあげるんでえ、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、「お前のはないんだ」っていうことを、6歳の子の前で、

相談者:
ええ

三石由起子:
下の子にも言い聞かせてえ、

相談者:
はい

三石由起子:
その後でえ、お兄ちゃんらしいことっていうか、

相談者:
ええ

三石由起子:
その弟の前でえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
そういう風に泣くのは恥ずかしいよ?っていうことを、後で耳打ちするんですね?

相談者:
はい

三石由起子:
うん、あのお、父親がね?

相談者:
はい

三石由起子:
ん、それが1つ大事なことなんだけど。

相談者:
はい

三石由起子:
えーとお、根本のお悩みなんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
これ何にも気にしなくていいです。

相談者:
あー、そうですか。

三石由起子:
ええ。
これはもう、

相談者:
はい

三石由起子:
儀式のようなもんでえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
例えばねえ、眠る時にねえ、必ず泣かなきゃ寝られないって子もいるんですよ。
で、あのお・・「小学校・・なので心配だ」っておっしゃいましたけど、

相談者:
はい

三石由起子:
これは何の心配もいらないです。

相談者:
あー、そうですか。

三石由起子:
やっぱりね、自覚の問題なんですよ。

相談者:
ええ、ええ

三石由起子:
で、今、「寂しくなっちゃって」って泣ける、最後の、歳じゃないですか?

相談者:
あ、はい

三石由起子:
言ってみれば。

相談者:
ええ

三石由起子:
で、子供っていうのはあ、今日できないことが明日できるし、

相談者:
はい

三石由起子:
で、朝泣いてたことを、あのお、笑って夜、「何で泣いたんだろうね?」なんてことも言えるしね?

相談者:
ええ(笑)

三石由起子:
だからね、時期い、なんですよ。

相談者:
ああ、はい。

三石由起子:
ええ。
だから、さっき言ったように、ちょっと特権をね?

相談者:
はい

三石由起子:
下の子の前でえ、

相談者:
はい

三石由起子:
作ってえ、見せてやるのと、

相談者:
はい

三石由起子:
「兄貴なんだから、あ、ね?」っていうのをね?
ちょっと耳打ちしてえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
大人扱いしてやるんですよ。

相談者:
ええ

三石由起子:
わざとね?

相談者:
ええ

三石由起子:
それをお、何度も、する必要ないです。

相談者:
ええ

三石由起子:
1回でいいです。

相談者:
あ、はい。

三石由起子:
それがちょっと、効果あると思いますよ?

相談者:
あー、そうですか、はい。

三石由起子:
ん、だから、もう、泣いた時にね?
父親、気になってえ、なかなかほら、帰ってこれなかったりするでしょ?

相談者:
ええ

三石由起子:
うん。
だからその、保育園に入れたら、

相談者:
ええ

三石由起子:
「はい、さようなら」って言ってえ、

相談者:
(笑)

三石由起子:
後ろも見ずにすたすた帰るんです。

相談者:
ああ、はい。

三石由起子:
はい、はい。
それが大事。

相談者:
あー、そうですか、はい。

三石由起子:
ん、「大丈夫かな?大丈夫かな?」って、

相談者:
エッヘヘヘ(笑)

三石由起子:
「何で泣いてんの?どうしたの?」って聞いてればあ、

相談者:
はい

三石由起子:
やぱりい、あの、いつまでも泣きますから。

相談者:
ああ、はい。

三石由起子:
うん、それはね、子供の泣く時間を長くするだけのことで、

相談者:
はい

三石由起子:
預けるう、何秒かだけなんですから、ほんとに。

相談者:
ええ

三石由起子:
で、あのお、小学校に入ったら、ってことは、何の心配もいらないです。

相談者:
あー、そうですか。

三石由起子:
うん、いらない。
ほんっとにいらない。

相談者:
あ、あ、分かりました。

三石由起子:
はい、はい

(再び今井さん)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい

今井通子:
あのお、お母さんの方が先に出掛けますよね?

相談者:
そうですね、はい。

今井通子:
で、さっきおっしゃったのは、「寂しい」って、言って、「パパと離れたくない」って、言われんでしょ?

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
で、「ママ」というな話は、出てこないの?

相談者:
出てこないですね。

今井通子:
ていうことは、

相談者:
あのお・・

今井通子:
うん

相談者:
嫁が送っていく時は、

今井通子:
うん

相談者:
一切泣かないんですよ。

今井通子:
ああ、やっぱり。

相談者:
ま、結構厳しいんで、

三石由起子:
うん

今井通子:
うん

相談者:
もう、「はい」って言って(笑)、

三石由起子:
あい

相談者:
今、先生が言ったように、置いてきちゃうんで。

三石由起子:
ああ

今井通子:
ええ

相談者:
うん

今井通子:
そうすると、お母さん時は泣かないのね?

相談者:
はあい

今井通子:
じゃ、帰ってきてからは?

相談者:
ぼ、くが迎えに行くんで、

今井通子:
うん

相談者:
もう、僕に、べったりなんですよね。

今井通子:
あー、なるほど。

相談者:
ええ

今井通子:
で、お母さんは、後から帰ってくるう、わけですよね?

相談者:
あ、はい

今井通子:
食事の支度はどちらがされんの?

相談者:
嫁が、あの、用意してってくれたり、

今井通子:
ええ

相談者:
あとは僕、自営なんでえ、祖父母が、いるう、ところで、働いてるんで。

今井通子:
あ、なるほど、なるほど。

相談者:
そ、そっちのほ、遅くなる場合は、そのお、祖父母が。

今井通子:
ああー、なるほどね。

相談者:
はい

今井通子:
お休みの日なんかはどうなんですかね?

相談者:
は(わ)、もう、必ず、4人で、

今井通子:
うん

相談者:
出掛けたり、

今井通子:
ああ・・

相談者:
します、はい。

今井通子:
で、その時、やっぱりあれ?
あのお、上のお子さんは、パパっ子?

相談者:
そうですね。

今井通子:
下のお子さんはどうなんだろう?

相談者:
まあ、パパっ子ってわけでもない、ですねえ。

今井通子:
いや、ママっ子?
どっ・・

相談者:
ていうわけでもないんですよね。
あの、上の子だけ特にもう、「パパじゃなきゃやだ。パパとしか手え繋がない」とか、そういう(笑)、感じなんですよね。

今井通子:
ああ、はあ、はあ

相談者:
あの、小さい時から、はい。

今井通子:
うーん。
ていうことは小さい時から、お父さんがずっと面倒を看ていたから、信頼しているのはお父さんなのよね?

相談者:
そう、なんですかね?
どう・・

今井通子:
ん・・
またあの、そう言われるとお父さんも可愛いでしょ?お子さん。

相談者:
ん、まあ、そうですね、はい(笑)

今井通子:
長男可愛がってますね?

相談者:
そうですねえ、そう、いうところあるかもしれないですね。

今井通子:
うん・・
これねえ?

相談者:
ええ

今井通子:
今のうちはまだ、三石先生がおっしゃったようにね?

相談者:
ええ

今井通子:
ご長男を、ちょっと大人扱いして、

相談者:
はい

今井通子:
次男の方(かた)よりも上だっていう、兄弟としての、

相談者:
ええ

今井通子:
こう、ランク付けみたいの?(笑)をして、

相談者:
あ、はい

今井通子:
お兄ちゃんだからしっかりして、

相談者:
はい

今井通子:
その、めそめそ泣いたりしないで、

相談者:
はい

今井通子:
弟の見本になる、みたいな。
そうすると大分しっかりすんじゃないか?と思うんだけどお、

相談者:
ああ、そうですか、はい。

今井通子:
お話を伺ってて思ったのは、

相談者:
はい

今井通子:
父離れできない子になっちゃいそう。

相談者:
ああー・・そうですね。
僕もね、ちょっとそれ、心配、してるんですよね(笑)

今井通子:
そうですね?

相談者:
ええ

今井通子:
で、そこの部分だけはもうちょっとね、

相談者:
ええ

今井通子:
えー、策を労さないと、

相談者:
はい

今井通子:
無理かもしれない。

相談者:
ああ、はい。

三石由起子:
いや、これはね、私は、父親が毅然としてれば済む話だと思うんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
あのね?

相談者:
ええ

三石由起子:
あの、今井先生、今、「信頼してる」とおっしゃったけどお、

相談者:
ええ

三石由起子:
その、父親の方(ほう)を。

今井通子:
うん

相談者:
ええ

三石由起子:
信頼してるっていうよりは、見くびられてるんですよね。

今井通子:
あ、そうなの?

三石由起子:
父親を。

相談者:
あー、はい。

三石由起子:
そう、そうなんですよ。

相談者:
ええ

三石由起子:
つまり、母親はここで愚図ってもお、

今井通子:
うん

相談者:
ええ

三石由起子:
言うこと聞いてくれないから諦めるんですよ、子供って。

相談者:
ええ

三石由起子:
でも、父親は、ここで愚図れば、なんか気にしてくれるんですよ、必ず。

相談者:
アハハ(笑)、はい

三石由起子:
「大丈夫だろうか?」って。

相談者:
ええ

三石由起子:
だからあの、悪い言葉で言えば、見くびられてるんですよ。

相談者:
ええ

今井通子:
ウフフ、そうなの?(笑)

三石由起子:
だからね?
例えば、そうなんですよ。

今井通子:
ええ

三石由起子:
例えば、あの、子供を寝かせる時にね?

相談者:
ええ

三石由起子:
父親だとお、すぐ寝るけども、

相談者:
はい

三石由起子:
母親だとお、寝ない、「なんでえ、その、寝かせられないんだ」って、言ってる父親を知ってるんだけども、

相談者:
ええ

三石由起子:
あのねえ(笑)、「なんで寝かせられない」んじゃなくて、父親と一緒にい、寝室に行くってい、いうときには、

相談者:
ええ

三石由起子:
もう、絶対に寝なきゃいけない時でえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
その後子供が何と言おうが、この父親は相手にしてくれないっていうの、分かってるんですよ。

相談者:
ああ、はあ、はい。

三石由起子:
だから寝るしかないんですよ。
ところが母親はね?
愚図れば何とかかんとかね?
あのお、言ってくれる、母親なんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
そうすると、いつまで経っても寝ないんですよ。

相談者:
ああ、はい

三石由起子:
それ、子供なんていうのはね、そういうこと見て取りますから?

相談者:
ええ

三石由起子:
うん。
これはねえ、半分はあなたの責任。

相談者:
ええ

三石由起子:
うん。
あなたさえ、毅然としてえ、その、バッと帰ってくるとか。

相談者:
あ、はい

三石由起子:
それが大事なんですね?

相談者:
あ、はい

三石由起子:
で、泣くっていうのは、もう、儀式だと思ってえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
「ああ、ま、い、いつもの、ことだな」、と思って、

相談者:
ああ、はい

三石由起子:
「はい、はい」っていうぐらいな、感じでね?

相談者:
はい

三石由起子:
これあんまり、あの、気にしちゃうとお、

相談者:
ええ

三石由起子:
あ、ちょっと言えば、なんか気にしてくれてる、母、父親だな、となるとね?

相談者:
ええ・・はい

三石由起子:
どんどん、見くびってきますから。
パパの気持ち、次第ですよ?これ。

相談者:
はい

三石由起子:
何の問題もない子ですよ、この子。

(再びパーソナリティ)

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