「ほら」が口癖の女の深層心理。「迷惑掛けたくない」が意味するもの
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ。
あのお・・大原先生のお、指摘された通りです。
「ほら」っていう言葉でね?
あなたの心の中、洞察しましたけども、まあ、要するに、あなた他人への怒りが、すごくあるんですよねえ。
自分で、意識してるかどうかは別として。
相談者:
ああ、はい・・
加藤諦三:
でえ、その、あなた・・「他人の荷物になるのが怖い、誰かの荷物になる、自分はお荷物になってる」と言って、すごくその、荷物になってるということを気にしてる、ことをずうっと言ってましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
これは何を表してると思いますか?
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたは本当に、荷物に、他人の荷物になることを、恐れているんじゃないんですよ。
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたは、他人への怒りがあるんです。
相談者:
・・
加藤諦三:
その怒りが表現できなくて、その怒りを自分に向け、たのが、「お荷物」という言葉です。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
だから・・他人への怒りの、間接的な表現が・・「人の荷物になっている」という言い方なんですよ。
一番底にあるのは、他人への怒りです。
相談者:
・・
加藤諦三:
ですからね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今日、まあ、電話を切ったらね?
相談者:
はい
加藤諦三:
怒りを・・パソコンでも自分の、鉛筆でも、何でもいいですからあ、ボールペンでも・・全部、書いてみてください。
相談者:
ん、はい
加藤諦三:
小さい頃からの、もう、この46年間の、長い、月日がありますでしょうから、
相談者:
はい
加藤諦三:
ものすごい怒りを抑えてきて、生きてますから、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの人は許せなかった・・怒りをどんどん、どんどん、書いてみてください。
これはもう、人に見せるもんじゃないから。
相談者:
はい
加藤諦三:
ほんっとに正直に。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
人に見せると思うと、なかなか、正直に書けないですから。
相談者:
んー、はい
加藤諦三:
もう、書き終わったら、捨てていいわけですから。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
そうすると、人のお荷物になるのが怖くてもう、復帰できないなんていう言葉は、ないと思います。
会社に。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
この怒りを書いて、あのお・・表現すると、大原先生が先程おっしゃった、ほら、素直になれるんです。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
素直になったら物事は、上手く回転していきます。
相談者:
・・はい、分かりました。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
ああ、はい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい。
いろいろありがとうございました。
加藤諦三:
他人に、迷惑がかかることの恐怖は、怒りの間接的な表現です。
(内容ここまで)
「ほら」って気にはなったんだけど、わたしも。
あんたのことなんて知るわけないでしょ、って感じ。(笑)
大原さんもそこに突っ込むとはね。
だって、ほら、おばさん度が高くなってくるとみんな言うし。
(笑)
つまり、言葉が出てこないときの、「あれ」、「それ」、とかと同じようなもん。
相談者も46歳、ちょうどそんなお年頃だしね。
でも、確かに、初対面の人に対して言い過ぎ。
「怒り」の表現というのも、まあ、そうなのかもしれん。
適応障害っていうのは実に便利な診断名で、
特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れる。
<厚生労働省 知ることから始めようメンタルヘルス>
これ、程度の差こそあれ、ストレスを抱えて変調をきたしている人、みんなじゃない?
ま、突然泣き出すあたり、相談者はかなりきてる。
で、治療法は?っていうと、これはもう、そのストレスから離れることが一番。
だから、仕事がストレスで会社を辞めるっていう相談者は理にはかなってるわけだ。
たぶん、医者のアドバイスだろうよ。
だけど、もう少しストレスの原因を聞いてあげてもよかったかも。
どんなミスをして、どんなことが起きてるのか?
だって、転職を考えてるっていうことは仕事そのものがストレスって言うより人間関係でしょ。
そのミスとやらを、責める人がいるとか、あるいは勝手に責められてると思っているとかね。
つまり、あれだ、外化。
自分自身が持つ自分への感情を、他者の感情に置き換えちゃうっていうやつ。
あら、でもこれだと、加藤先生のと真逆になっちゃった。
ま、表裏一体のものっていうことで。(てきとー)
「適応障害の症状は、ストレスを抱え変調をきたしている人みんなに表れる」
「迷惑やお荷物になる」を必要以上に気にする場合は、心の中に怒りがある。
どちらもいろんな意味で考えさせられました。