国際結婚15年の娘夫婦の離婚危機を憂う母親

テレフォン人生相談 2016年1月30日 土曜日

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 伊藤恵子(弁護士)

相談者: 女66歳 夫66歳 長男40歳 国際結婚してる長女37歳 外国人の婿37歳 孫2人(6歳、4歳)

今井通子:
もしもしい?

相談者:
はい

今井通子:
テレフォン人生相談です。

相談者:
はい

今井通子:
今日はどういったご相談ですか?

相談者:
えっとお、娘の家庭の問題なんですが。

今井通子:
はい。
あなたはおいくつですか?

相談者:
66歳です。

今井通子:
66歳。
お子さんは、お嬢さんお1人?

相談者:
いえ、息子が、1人おります。

今井通子:
お歳はおいくつ、ですかね?

相談者:
40歳です。

今井通子:
息子さんが40歳?

相談者:
はい

今井通子:
お嬢さんは?

相談者:
37歳です。

今井通子:
37歳。
ご主人は?

相談者:
66歳です。

今井通子:
66歳。
で、そのお、37歳のお嬢さんのお話ですね?

相談者:
はい、はい

今井通子:
はい。
どういったことでしょう?

相談者:
国際結婚してまして、

今井通子:
はい

相談者:
で、子供が6歳と4歳です。

今井通子:
6歳の、あなたにとってはお孫さんね?

相談者:
はい

今井通子:
お孫さんは、男の子・・

相談者:
男の子です。

今井通子:
男の子。
4歳のお孫さんは?

相談者:
男の子です。

今井通子:
あ、男の子さんお2人ね?

相談者:
はい

今井通子:
はい。
それで、そのお、国際結婚されてるお嬢さん、どうなさいました?

相談者:
やっぱ家庭、の不和って言いますか、

今井通子:
はい

相談者:
別居してるんですね、今ね。

今井通子:
あ、別居されてる?

相談者:
はい

今井通子:
はい。
でえ・・

相談者:
「このままいったら、結局離婚の前提としての別居」っていう風に言いますので。

今井通子:
お嬢さんが?

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
「で、そのままいったらもう離婚になるの?」と思うんですが、

今井通子:
はい

相談者:
私の方としては、離婚したくないんでえ、

今井通子:
うん

相談者:
と思うんですよね。

今井通子:
ん?
ちょっと待って。
お嬢さんは、離婚してもいいわけ?
あなたが離婚しても、ほ、もらいたくないってこと?

相談者:
そうです。

今井通子:
あー、なるほど。
まずそのお、お嬢さんの、国際結婚した、外国人の、

相談者:
うん

今井通子:
ご主人は、おいくつ?

相談者:
37歳ですね。

今井通子:
37歳。
住んでらっしゃるのは日本ですか?

相談者:
そうです。

今井通子:
で、今は別居してらっしゃるけれども、その、義理のお、息子さんは、

相談者:
ええ

今井通子:
も、日本に住んでらっしゃる?

相談者:
はい

今井通子:
なるほど。
元々じゃあ、結婚されたのも日本で?

相談者:
いえ、外国で結婚しました。

今井通子:
あ、その、義理の息子さんの、お国で、結婚された?

相談者:
はい

今井通子:
ちなみに、ご結婚何年ぐらいですかね?

相談者:
そうですね、15年は経ってますね。

今井通子:
15年ぐらい?

相談者:
はい

今井通子:
ていうことは、お嬢さんが二十歳(ハタチ)ぐらいの時ってこと?

相談者:
そうですね、21、2でしたね。

今井通子:
ああー、なるほど。
じゃあ結婚されたのは、そちらで結婚されたばかり?

相談者:
はい、はい

今井通子:
ていう、ことは、その時には、結婚式とかには、いらしたんですか?
あなた方も。

相談者:
いえいえ、行ってないです。

今井通子:
ああー、そうです・・

相談者:
あちらで、結婚しまして、

今井通子:
はい

相談者:
こっちで、簡単な、披露目って言いますか、それしました。

今井通子:
あ、ていうことは、結婚してすぐに、もう、日本にいらしちゃったわけ?

相談者:
いえ、その時帰ってきただけです。

今井通子:
あ・・

相談者:
あとは、向こう嫁いでしばらくは、9年ぐらいは、暮らしてました。

今井通子:
なるほど。
10年ぐらいは、外国で暮らしていて、

相談者:
はい

今井通子:
それでそのお、5年間ぐらいは日本にいらっしゃるってこと?

相談者:
そうですね。

今井通子:
はい。
さてそれでえ、お子さんも、いらっしゃるのに、家庭の事情でっていうことなんだけれども、どんなことで、離婚らしいんですかね?

相談者:
結局、喧嘩があ、増えたんで、家庭の不和ですねえ。

今井通子:
喧嘩が増えた?

相談者:
はい

今井通子:
それはあ、例えば、あなたから見てえ、帰ってらした5年前の当初と、今と比べたら増えたっていうこと?

相談者:
そうですね。

今井通子:
ふうーん

相談者:
前は上手くいってたんで。

今井通子:
この喧嘩の原因は?

相談者:
些細なことが積もり積もってたと思うんですが、

今井通子:
はい

相談者:
結局う、日本、の環境にあんまり馴染めてないのかなあと思うんですね。

今井通子:
ああー

相談者:
言葉の問題とか。

今井通子:
え・・

相談者:
相手がね?

今井通子:
うん

相談者:
そういうストレスもあるのかな?って思うんですが・・

今井通子:
で、このことについては、お嬢さんから相談されたの?

相談者:
そうです。

今井通子:
じゃあ、お嬢さんは何ておっしゃってました?

相談者:
結局う、離婚を前提にしてえ、別居してるっていう風に言います。

今井通子:
それはそうなんですが、喧嘩の理由っていうか、離婚の理由。

相談者:
「やっぱ上手くいかないから、子供たちの手前、喧嘩が多くなったんで、」

今井通子:
うん

相談者:
「このまま、やっていても仕方がないかな」って、

今井通子:
うん

相談者:
いう風に言います。

今井通子:
なるほど。

相談者:
でも私としては、女の人の問題とか、ギャンブルとか、借金とか、そういう問題ではないので、

今井通子:
うん

相談者:
些細なことが積もり積もってのストレスもあると思うんですよね。

今井通子:
はい

相談者:
彼が、やっぱり日本人とコミュニケーション取れないですし、

今井通子:
あ、日本語が、喋れないってこと?

相談者:
あんまり、ね。

今井通子:
ふうん

相談者:
運転免許も持ってないですから、

今井通子:
うん

相談者:
娘がほとんど、子供の送り迎えとか、

今井通子:
うん

相談者:
車の運転とか、家庭のことすべてえ、ですよね。

今井通子:
ふうーん

相談者:
あんまり、協力的でなかったり、しますので、

今井通子:
はあい

相談者:
と思うんですね。

今井通子:
なあるほど。
どっちかっていうと、そうすると、ご主人があ、ご主人としての役に立ってないみたいに思われてんのかな?

相談者:
そう、自分の、かえってお荷物みたいになっちゃってる感じなんでえ、

今井通子:
ああーなるほど。

相談者:
だからもう、面倒見切れないからっていう、風な、

今井通子:
うーん

相談者:
匙を投げた感じい、かと思うんですよね。

今井通子:
なるほど、なるほど。
それでお嬢さんの方が、「離婚をしたい」っておっしゃってんの?

相談者:
まだそこまでいかないですけれども、

今井通子:
だって・・

相談者:
結局「離婚を前提に、」

今井通子:
うん

相談者:
「別居をしている」っていう風に言うんですね。

今井通子:
でその、離婚を前提に別居してるっていうのは、お嬢さんの方が、主導権を握って、そういう形にされたわけね?

相談者:
そうですね。

今井通子:
なるほど。

相談者:
私はその、義理の息子ですよね、

今井通子:
うん

相談者:
コミュニケーション取れないですから、

今井通子:
うーん

相談者:
結局娘からあ、事情を聴くしかないですよね。

今井通子:
うーん

相談者:
そして、今、家にいないですし、

今井通子:
うん

相談者:
出ちゃってる状況なのでえ・・

今井通子:
義理の息子さんの方が、出ちゃってる?

相談者:
はい

今井通子:
で、お家は、お嬢さんの方が、お子さんといらっしゃる?

相談者:
そうです。

今井通子:
なるほど。
これ、でも、今お話伺うと、

相談者:
はい

今井通子:
相手の方(かた)の意思はちょっと分からないみたいだけれども(笑)

相談者:
うーん

今井通子:
お嬢さんの方が、率先して「離婚したい!」と思ってるわけでしょ?

相談者:
だと思うんですよね。
こちらで思うには。

今井通子:
でえ、そもそも二十歳(ハタチ)ぐらいでえ、その外国に、お嬢さんいらしたわけでしょ?

相談者:
はい

今井通子:
それは?
留学でいらしたの?

相談者:
そうです。

今井通子:
じゃあ、学校は向こうの学校なんですか?

相談者:
そうです。

今井通子:
あー、なるほど。
で・・

相談者:
そして同じ学校にいたんですね、彼も。

今井通子:
んんー、なるほど、なるほど。
それでえ、お仕事もお、そうすると、外国系のお仕事を、お嬢さんやってらっしゃるの?

相談者:
はい、ITですね。

今井通子:
ふーん、なるほど。

相談者:
でもここで、あの、再び、は、あの働き始めたばっかりなんですね。

今井通子:
あの、うん。

相談者:
それまでは家庭にいたんですが。

今井通子:
日本に帰ってらして、は(わ)あ、か・・

相談者:
おそらく、はい、あの・・

今井通子:
所謂、専業主婦・・

相談者:
共稼ぎをしてたんですが、

今井通子:
うん

相談者:
子供が妊娠しまして、

今井通子:
うん

相談者:
仕事は辞めて、家庭に入ってたんですね。
でも、またここで、ほら、上手くいかなくなったんで、ローンもあるしっていうので、働き始めましたね。

今井通子:
ローンって、家のローン?

相談者:
そうです。

今井通子:
ていうことは、元々もう、日本で、

相談者:
はい

今井通子:
お家も買われたわけね?

相談者:
そうです、はい。

今井通子:
そうするとお、義理の息子さんの、意思も含めえ、日本で生活しようという風に、は、なっていたわけね?

相談者:
そうです、はい。

今井通子:
家も買ったぐらいだから。

相談者:
はい、はい

今井通子:
にも関わらず、その義理の息子さんがお荷物になっちゃって、ていう形になったわけね?

相談者:
お荷物っていうか、はい、上手くいかないっていうのが1番ですよね。

今井通子:
うーん

相談者:
結局。

今井通子:
さあ、そうすると、あなたとしては、これを何とか、離婚しないようにするにはどうしたらいいか?っていうのがご質問?

相談者:
そうです。

今井通子:
分かりました。
今日はですね、弁護士の伊藤恵子先生がいらしてますので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

今井通子:
先生、よろしくお願い致します。

(回答者に交代)

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