良い子を持つ親必読!手が掛かるからこそ子どもは心理的に成長する

テレフォン人生相談 2016年2月12日 金曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女71歳 一人暮らし 3ヶ月前に離婚した長男44歳 元嫁と暮らす9歳と6歳の孫 次男41歳

今日の一言: 現実に、上手く適応している子が、必ずしも心理的に、上手く成長してるわけでは、ありません。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
お世話になります。

加藤諦三:
はい、最初に・・

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に、年齢を教えてください。

相談者:
71歳です。

加藤諦三:
71歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚、してます?

相談者:
主人は亡くなっております。

加藤諦三:
そうすと今は、1人で暮らしてらっしゃるの?

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
えと、お子さんは?

相談者:
2人おります。
はい。

加藤諦三:
何歳ですか?

相談者:
44歳と、41歳でございます。

加藤諦三:
はい、分かりまりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
それで、長男が離婚致しまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
私(わたくし)としては、孫に、学校の行事い、で、会いたいなと、見に行きたいな、ていう希望がありますので、

加藤諦三:
はい

相談者:
それを、別れた、あちらの、お母さんが親権をも、取られたので、

加藤諦三:
はい

相談者:
直接私がお話しした方がいいのか?

加藤諦三:
あ・・

相談者:
ていうこと、を、お聞きしたかった。

加藤諦三:
学校の行事っていうのは例えば・・

相談者:
運動会とか、

加藤諦三:
あ、はい

相談者:
学芸会とかっていうことお、の、成長を見たいと、

加藤諦三:
はい

相談者:
思っております。
で、息子は、月に2回っていうお約束で、会えるそうです。

加藤諦三:
ん・・

相談者:
で、その時は私(わたくし)のところへも、顔を出します。

加藤諦三:
このお孫さんがね?

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
お孫さん今何歳ですか?

相談者:
孫は、6歳と、

加藤諦三:
はい

相談者:
9歳です。

加藤諦三:
そうすと、2人は同じ小学校行ってるってこと?

相談者:
そうなんです。

加藤諦三:
そうすると、学芸会、うん、運動会は、一緒にやってるということですね?

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
ただ、お母さんと暮らしてえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
いてえ、で、そっから学校に行ってえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
学校の行事がありますねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
すと、当然お母さんは出るわけですよね?

相談者:
勿論だと思います。

加藤諦三:
そうすると、だからその行事に、自分も参加したいっていうことですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あ、はいはい

相談者:
「できれば、私(わたくし)も小学校にいる間ぐらいは、見届けたいかな」、と思うのが、姑の気持ちなんで、孫に対する気持ちなんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
「我が儘を通すると、先方にも良くない、ならば、控えなくてはいけないかなあ」、とは思うんですけど。
孫は、「見に来て良いんだよ」とは、言ってくれたんですけどね、上の子は。

加藤諦三:
ああ・・

相談者:
でも、両方の親の気持ちを、多少は、孫はちょっと分かるかなあとは思うので、

加藤諦三:
はい

相談者:
切ないな、と思って、私はそれを言うのが、控えようかな、とは思うんですけれど(笑)、

加藤諦三:
ええ

相談者:
押しつけえー、は、あまりしたくないので、筋からすると、私(わたくし)の方から、

加藤諦三:
ええ

相談者:
向こうの、まあ、別れた奥さんに、

加藤諦三:
うん

相談者:
「あの、こういう行事があるそうだけど、行ってもいいかな?」っていうぐらいの、大人の?

加藤諦三:
うん

相談者:
を、した方がよろしいのか?

加藤諦三:
うん

相談者:
そこら辺が、すごい心が、緩んでるんです。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、私が一生懸命会いに行こうと思えば、会いに行けれる距離なんですけれど、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、そこまではいかがなものかと、私もブレーキかけてるんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
今後のこともありますので、

加藤諦三:
ええ

相談者:
私(わたくし)の対応の仕方?
孫に対する・・

加藤諦三:
なるほどね。

相談者:
ええ

加藤諦三:
それで、ん、別れた奥さん、再婚はしてないんですね?まだ。

相談者:
はい

加藤諦三:
そしてえ、あなたとあなとの息子さん45歳ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
この関係も、ぎくしゃくはしていないんですね?

相談者:
あ、はい。
おかげさまで。

加藤諦三:
まあまあ、ごく普通?

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
に話していると?

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
そうすると、非常にそのお、円満に離婚というのは、

相談者:
そうですう。

加藤諦三:
言葉おかしいけれども、円満に離婚をしてえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
その後も、いろんな約束事をきちんと守られていて、そうすと、別れた奥さんも、あの、結構、ま、情緒的に成熟してるっていうかあ、結局子供に対して、父親の悪口を言っていないってことですよねえ?

相談者:
でしょうね。
でも、生活は、ぎくしゃくしてた時期があると思いますので、

加藤諦三:
ええ

相談者:
上の、子供は、感じてたと思いますねえ。

加藤諦三:
うーん・・
あなたのところにも、

相談者:
はい

加藤諦三:
お孫さんは、その、月に2回の時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さんと一緒に来るんですか?

相談者:
あ、そうなんです。

加藤諦三:
それ、その時の、お孫さんは、どうなんですか?
お父さんとも、楽しそうだし、お祖母ちゃんとも、なんか普通?

相談者:
そうですね。
家(うち)へ来る時は、走って上がってきて、まずお参りに行くんですけど、仏様のところ行って、

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、「お食事はどうするの?」っていう感じになるんですけど、

加藤諦三:
ん・・

相談者:
そんな時間に、来ますので、

加藤諦三:
ええ

相談者:
で、私(わたくし)と、4人でっていうことには・・

加藤諦三:
4人で食事をする?

相談者:
そうですなんですよね。

加藤諦三:
うーん。
子供の、あーする、側からすると、非常に良い子(よいこ)を演じて、

相談者:
はい

加藤諦三:
2つの自分を、演じてるってことはないんですかねえ?

相談者:
あるかもしれません。

加藤諦三:
子供はもう、立派ですもんね?

相談者:
はい
下の子は、まだ、幼いかなと思うんですけど、

加藤諦三:
はーい・・

相談者:
上の子供は、やはり、とても感じられますね。
そういうところを。

加藤諦三:
ええ

相談者:
そういうことも含めて、

加藤諦三:
うーん

相談者:
これから?
あたしい、も、どんな風にね?
関わっちゃいけないって言うんだったらもう、

加藤諦三:
うーん

相談者:
関わらないし・・

加藤諦三:
結婚してる時も、間も、この子は、達はきっと良い子(よいこ)だったんだろうねえ?

相談者:
う~ん

加藤諦三:
つまり、お母さんがね?

相談者:
はい

加藤諦三:
「はあっー!なんって、手のかかる、子だ!」って悲鳴を上げる時に、子供は前を、す、うん、進めんですよ。
そのぐらいで、成長、するための、

相談者:
うん・・

加藤諦三:
その、欲求を満たすってことは、大変なこと、なんですよ。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
お母さんの前でね?

相談者:
はい

加藤諦三:
良い子を演じて、

相談者:
はい

加藤諦三:
そしてまた、お父さんとあなたと、4人の時にまた、良い子を演じていると、

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっとキツイこと言うようだけど、誠意がない、調子のいい子になっちゃう、ことがあるんですよね。

相談者:
あ・・はい

加藤諦三:
その場その場を上手くやっていくっていうね?

相談者:
あ、はい、はい

加藤諦三:
本当の自分の、感情に気が付いて、

相談者:
はい

加藤諦三:
周りと、ぎくしゃくするとね?

相談者:
うん・・はい

加藤諦三:
社会的には非常に問題ですよ。
周りとぎくしゃくするんですから。

相談者:
そうですよねえ。

加藤諦三:
だけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
子供の心理的に見ると、

相談者:
はい

加藤諦三:
子供は自分の、感情には、忠実ですからね?
自分を裏切ってないわけですよ。

相談者:
はい、そうですよね。

加藤諦三:
だけど、社会的には非常に問題ないと、非常に上手くいってるようだけども、子供自身が自分の感情を裏切ってるっていう場合には、

相談者:
はい

加藤諦三:
5年先、10年先に問題が出てきますよね。

相談者:
そうですよね。

加藤諦三:
ですから、そこら辺の見極めですけれどもね。

相談者:
はい

加藤諦三:
ひじょーに、我慢して、良い子(よいこ)を演じているのか?

相談者:
はい

加藤諦三:
いや、僕はなんか、そんな感じがするんですよねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
一番恐れるのはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
大人のズルさをこの時期に身につけちゃうと、

相談者:
はい

加藤諦三:
やっぱり本当の友達が出てこない、んだよねえ。

相談者:
うーん、やはりねえ。

加藤諦三:
うん、なんかいろんな問題を起こしながら、

相談者:
はい

加藤諦三:
成長してっても、

相談者:
うん

加藤諦三:
ほんとの自分の感情と、そして、人とつながる時はほんとの気持ちで繋がってくっていう、そういう、健全な成長ではなくて、

相談者:
うん・・

加藤諦三:
あの、非常に周りと上手くやるという、

相談者:
うん

加藤諦三:
まあ、大人になると、社会で生きてくためにはね、

相談者:
はい

加藤諦三:
そういう、ことをせざるを得ない、ということはあるでしょうけれども、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
子供のうちからね、

相談者:
はい

加藤諦三:
やっぱ大人のズルさを身に付けると、

相談者:
うん・・

加藤諦三:
さっきも言ったように、ひじょーに、調子のいい子になっちゃう、ことがあるんですよね。

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
ただあれですね、これは、孫から見ると、父親と母親が上手くいってないってことは、もう、小さい頃から分かってるわけですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで今、母親と一緒に暮らしてる。

相談者:
はい

加藤諦三:
それで月2回会うという、

相談者:
はい

加藤諦三:
このことをきちんと守られて、

相談者:
はい

加藤諦三:
月2回も会っている。

相談者:
はい

加藤諦三:
これはもう、現実適応としては、もの凄い、見事な現実適応なんですよ。

相談者:
は、はい

加藤諦三:
だから、それに、更にあなたが、加わってくるわけですね。

相談者:
はい

加藤諦三:
すと、更にまた、あなたとも、上手くやるという、

相談者:
あー・・

加藤諦三:
現実適応は、するけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
本音ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
「親父憎らしい」とかね?
「お母さん勝手だ」とかね?

相談者:
はい

加藤諦三:
なんか更にお祖母ちゃんも、勝手なこと言ってるのがね?

相談者:
はい

加藤諦三:
もう、全部、自分の周りの大人たちを、心の中で切っちゃうってことが、恐ろしいことですよね。

相談者:
ああー、なるほどねえ。

加藤諦三:
で、そこら辺の判断は、

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっと現実を見ないと、よ、よく分かんないんですけど。

相談者:
あ・・

加藤諦三:
ただ、6歳と9歳っていうのは、手がかかってほんとですからね?

相談者:
そうですよねえ。

加藤諦三:
うん、手のかからないってことはおかしいことなんですよ。
だからもう、ほんっとーに、父親と母親が悲鳴上げてるっていうんなら、逆に安心するんです。

相談者:
うーん・・

加藤諦三:
ところが、自分たち離婚してんのに、なんか、あまりにも、立派すぎんだよね、子供が。

相談者:
なるほどね・・

加藤諦三:
9歳と6歳の、子供、が、ここまで、見事な現実適応ができるか?っていうのも、

相談者:
うーん・・

加藤諦三:
ちょっと、相当、我慢し・・

相談者:
我慢してますよねえ?やはり。
うん、うん、うん、やはりねえ・・

加藤諦三:
してんじゃないかなあ?という気がしてんですよね。
ですから、ここら辺はね、

相談者:
はい

加藤諦三:
その、あなたが、走って遊びに来て、お線香上げるっていうようなね?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
いう、来た時の中に、

相談者:
はい

加藤諦三:
この子が、演技をしているのかどうか?っていうことを、

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
まず、

相談者:
はい

加藤諦三:
見極めることかな、と思うんですけど、

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はですねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、こういう問題について、ほんとに解決、のためにはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
事の本質を見るってことは、もう、最も大切なことなんですけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
その、事の本質を見ることに、本当に、あのお、長けてらっしゃる、心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてるので、

相談者:
あ・・ありがとうございます。

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)


良い子を持つ親必読!手が掛かるからこそ子どもは心理的に成長する」への1件のフィードバック

  1. 子供としても、空気読んでれば「やさしいね」とか「物分かりがいいね」とか、自分の気持ちを出さないで衝突を避ける方向に強化する言葉ばっかりもらうし、そのうち「俺はこんなに大人なのに、あいつはなんで空気よめないんだ」って自由にふるまう子にイライラするようになるよね。

    そのうち大人になって「自分は親のレールの上を走らされてきた!被害者だ!!」って爆発する。

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