（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
あのおー、今の最上先生の話の、ポイントね？

相談者：
はい

加藤諦三：
どっかって言うとね。
今、この付き合ってる人ね？

相談者：
はい

加藤諦三：
「この人は今までの人とは違う」っていう、そういう見方ですよ。

相談者：
・・
はい

加藤諦三：
今あなたの、周りにいる人が、過去の人と同じわけじゃないから。

相談者：
そうですね。
今は、はい、そうですね、うん。

加藤諦三：
だから、過去を引きずっちゃうと、どうしても不信感で、「この人、いなくなっちゃうんじゃないか？」っていう不安は、消えないよね？これ。

相談者：
そうですね、はい。

加藤諦三：
だから、そういう風に、付き合ってる時にどうしてもね、「ああ、この人消えちゃうんじゃないかな、いなくなっちゃうんじゃないかな」、と思うのは分かるんですけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
繰り返し、繰り返しね、

相談者：
はい

加藤諦三：
「今までの人と、この人とは違う」っていう・・

相談者：
はい

加藤諦三：
その感覚。

相談者：
はい

加藤諦三：
それともう1つのポイントはね、

相談者：
はい

加藤諦三：
会った人に、

相談者：
はい

加藤諦三：
この人と自分は、親子でない。
他人なんだけれども、この人は自分にこれだけのことをしてくれたっていう時に、

相談者：
はい

加藤諦三：
物凄い感謝ってのが生まれるんだよ、人に。

相談者：
うん

加藤諦三：
だけどこれは難しいけどね。

相談者：
ええ、あの、分かります、はい。

加藤諦三：
難しいけどこれやらないと・・過去を、乗り切れないよね？

相談者：
そうですね、はい。
ずっと同じパターンていうか、ええ、そうなってしまいますね、はい。

加藤諦三：
お、同じパターンを繰り返すよね？

相談者：
はい

加藤諦三：
やっぱりこの人消えてったとか。

相談者：
そうですね。
うん、誰も・なんていうか・・誰も相談できる、人がいなかったっていうか・・

加藤諦三：
いないよね。

相談者：
ずうっとしまい込んで、我慢して、きたような。

加藤諦三：
うん、我慢に、我慢を重ねてきたんですよ。

相談者：
・・そうですね、うん。

加藤諦三：
だからこれでね、もうほんっとに清水の舞台から飛び降りるような、気持ちで、相手を、お、分かる努力をすることだろうねえ。

相談者：
そうですね。
ありがとうございます、はい。

加藤諦三：
よろしいですか？

相談者：
ああ、いろいろとありがとうございました。

加藤諦三：
ええ、だからね、ポイントで1つ。

相談者：
はい

加藤諦三：
この人と今までの人とは違う。

相談者：
はい

加藤諦三：
それから、分かってくれてるだけでは、その通りだけども、相手を、分かる努力をすることで、救われるってこと。

相談者：
そうですね、はい。

加藤諦三：
大丈夫ですか？

相談者：
はい、ありがとうございました。

加藤諦三：
はい、どうも失礼します。

相談者：
失礼します。

加藤諦三：
相手に何かをしてあげることで、自分は相手から、愛されていると信じられます。

（内容ここまで）

もっとガンバらんかいＫＢＣ

 

土曜日の男、最上雄基先生の初登場は２０１６年４月１６日（土）と思われてるんだけど、実はこの回がデビュー。

放送されたのがKBC（九州朝日放送）１局だったからほどんと知られてないんだけどね。

なんで、そういうことになってしまったか？
アタシなりに調べたことを簡単にレポートしときます。
信じられないこととかもあったし。

 

テレフォン人生相談はニッポン放送をキー局とする全国ネットで放送されていて、放送時刻は局によって違う。
「どこで聞く？テレフォン人生相談。radikoで聞けるラジオ放送局と放送時間」

リスナーならそれぐらい誰でも知ってると思うけど、
２０１６年４月の番組再編時、KBCの放送時刻が午前１１時から１０時に変わって一番早くなったの。

だもんで、書き起こしを少しでも早くアップするために聞き始めたわけよ。
そしたら、

ん？
たまたまキー局（ニッポン放送）の予約録音をそのままにしておいたので気づいた。

内容が違うじゃん。

過去分？
でも、内容に聞き覚えが無い。
第一、もがみゆうき　なんて人も知らないし。

早速、問い合わせた。（笑）

ＫＢＣには視聴者からのご意見を受け付ける電話窓口がある。

メールフォームだけの放送局も多い中で、こういうところにコストを掛ける姿勢がスバラシイ。
ラジオとテレビとで電話番号も分けられている。

クレームでもないし、ファンからの他愛のない質問なんてすぐに解決するだろう。

電話に出たのは男の人だった。
オペレータ然とした喋り方じゃなかったことは、アタシにとってはむしろ好感。

きっと業務と兼任している人に違いない。
ありがちな、慇懃無礼(*)にあしらわれることもなかろう。

(*)慇懃無礼：　いんぎんぶれい。表面的には丁寧すぎるが、実は失礼な態度。
「貴重なご意見、誠にありがとうございます」、みたいな。

しかし、これは迷走の序曲だった。

アタシ：
「今日放送されたテレフォン人生相談の内容がキー局と違うんですけど、これは過去分ですか？（過去分じゃないという確信はあったけど一応）、それともＫＢＣさんが先行放送されるんですか？」

彼は番組名を復唱して、アタシにこう聞いた。

「それ、いつ放送されてるんですか？」

し、知らないの？

そら、あんたんとこの自社製作じゃないけど、系列の、しかも５０年以上続く我が国最長寿番組だよ？
てか、自分の局の番組の放送時間をこっちに聞くなよ。
（口に出してはいないけどね）

戸惑うアタシに、さらに彼が発した次の言葉が追い討ちをかけた。

「きい・きょく？、ってどういう意味？」

○|￣|＿

アタシは、「遊ばれてる？」と疑いながら、キー局の用語解説をしてあげた。（彼は「へーッ」と感心した）

とにかく、この人に、内容が過去分か未放送分か？なんて高度な質問はムリだ。

なんとか気持ちを立て直し、もう一つの質問をすることにした。

それは、新回答者である、もがみゆうき氏の情報。
ググっても出てこなかったからだ。
書き起こすためには、漢字だけでも知りたかった。

しかし、番組すら知らない彼には、まず質問するワケを分かってもらわないといけない。
これにひと苦労。

彼は、ひとしきり、アタシに、テレフォン人生相談における回答者の意味を説明させた後、「調べてみます」と言って、しばらく電話を離れた。

ほどなくして戻って来てこう言った。

彼：　　　『の』がみゆうきさんです

アタシ：　　え？　の、がみですか？、も、じゃなくて？

彼：　　そうです。

アタシ：　　野原の野に、上ですか？

彼：　　ええ、そうです。

♪そっか、だからいくらググっても出て来なかったんだ。

アタシは、再度、キー局と違う回が放送されているためにファンが戸惑っていることだけを伝えて、礼を言って電話を切った。

早速、野上ゆうきでググってみた。

出て来ない・・
ゆうき　ユウキ、結城、祐樹・・

最上雄基と知ったのは、それからしばらく経ってから。

彼は、あのとき、電話を離れて、一体誰に聞きに行ったのか？

いや、それより、放送局の視聴者窓口が「キー局」の意味を知らないということがあり得るのだろうか？
狐につままれたようなひと時だった。

 

後日談。

結局、ＫＢＣさんがどういう方針なのか？は分からずじまい。
そして、週が明けた月曜日も、そのまた次の日も、キー局とは違う内容で、過去分でもない相談が流れた。

このままＫＢＣだけが独自路線を行くとなると、１日２本起すのか？
いや、いくらなんでもそれはムリ。
じゃ、無視するか？

アタシの心配をヨソに、程なくしてＫＢＣの放送内容はキー局と同じになった。

ただし内容は１週遅れ。

まさか、一視聴者からの電話が番組スタッフを動かしたなんてことはあるまい。
あの4月始めの数日間はＫＢＣラジオの不手際だったのか？

確かなことは、あの数日間、ＫＢＣラジオだけで流された数回の相談は、２度と他では放送されないお宝相談になってしまったってことだ。
（大げさ）

暇を見つけてアップします。
これはその第一回目。

 

内容のコメント？

うーん。

彼女　「重く感じるから別れたい」

体重じゃないよな？

失礼。
これさ、彼女も相当決心して言ったと思うんだけど、

男　　「欠点をちゃんとはっきり伝えてくれたんで、プツッと切れちゃうんじゃなくて。
今日、そういうのを聞けたらなって」

分からんもんだねえ。
彼女の別れの言葉に男は惹かれてるわけよ。

彼女　　「それが重いって言ってんだよ！」

 

それより、最上雄基くん、２ヶ月音無しだけど・・