夫と楽しむ家呑み。自分の酒グセを相談する女51歳が終了間際に話し始めた悲劇
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今ね、大原先生の言われたこと、そのとおりなんです。
それでさっきその、アザができてるって言いましたよね。
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
暴れて、
相談者:
はい
加藤諦三:
それで目が覚めたら、
相談者:
はい
加藤諦三:
「そのとき快感を覚えてる」って言いましたね?
相談者:
はい
加藤諦三:
この快感って、復讐の快感じゃないですか?
相談者:
・・
加藤諦三:
で、その復讐は誰に対する復讐だと思います?
相談者:
・・
父です。
加藤諦三:
今「父です」ってはっきり言いましたね。
あなたが本当に憎んでいるのは父親でしょ?
相談者:
はい(泣)
・・・子どもが父親に似てるんです。
で、周りの人がよく言うんです。(泣)
似てるしぐさも、感じるんです。(泣)
でも可愛くて、大切な子だから(泣)
加藤諦三:
うん
相談者:
一人残った子なので(泣)
加藤諦三:
うん
相談者:
大切な子なんです。(泣)
子どもが大病を患って、で、その子が亡くなって、
加藤諦三:
うん
相談者:
一人残った子が父に似てるんです。(泣)
加藤諦三:
うん
相談者:
(泣)でも◆▽%とっても優しい子で。
加藤諦三:
うん
相談者:
私のいっつも顔色うかがって、
加藤諦三:
うん
相談者:
私のために・・そういうのがわかるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
大切な子です!
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の命より大切な子です。
加藤諦三:
うん・・そうでしょうね。
相談者:
どう、今後、折り返しの人生をどんなふうに・・・素直になる・・どう素直になっていいのかもよくわからなくて。
加藤諦三:
もう、にっちもさっちもいかないんでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
でも、あなた今日で変わりますよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが絶対に許せないのは父親です。
相談者:
はい
加藤諦三:
これが、このことをあなたが今認めたことが、
相談者:
はい
加藤諦三:
苦しみは、救済と解放に繋がるっていう意味なんですよ。
相談者:
はあ・・
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・
相談者:
ありがとうございました。
失礼いたします。
加藤諦三:
現実に直面する苦しみは、救済と解放に繋がります。
(内容ここまで)
素人さんは流れも何もあったもんじゃない。
(笑)
さて、
酒飲みが言う、「覚えてない」。
これは嘘だ。
アタシも言う。(苦笑)
ほんとに小さいこと?、たとえば、
「あんた、おしぼりで隣の席のテーブル拭いてたよ」
こういう無意識行動は覚えがなかったりもするんだけど、自分が言ったこととかは、しっかり覚えていて、軽いウツになるのが個人的には常。
ちょっと大げさなんだよ、このオンナ。
「アザだらけ」とか。
第一、旦那は別にどうってことないんでしょ?
「体当たりしたり」
(笑)
かわいいよ。
たぶん、旦那もそう。
大原さんの見立てとおり、旦那に絡みたいのね。
それが酔ってタガが外れるだけ。
なんの心配もない。
外ではやんなんし、もちろん旦那以外にはやんないんだから。
10年単身赴任?
もし間断無くだとしたら血も涙もない会社だけど、家庭円満で収めたあんたら夫婦はスゴイ。
息子くんを失くしたってこと、最初言うつもりはなかったんだろうけどさ。
過去と向き合えば、どうしてもそこにぶち当たるわね。
でもさ、その同じ辛さとか、悲しみとかを共有できる人って一体誰よ?
言わなくても分かってる人って誰よ?
世界中でたった一人、旦那だけじゃん。
かけがえのない、ってあんたら夫婦のためにあるようなもんだ。
いいねえ、連れ添った旦那とサシで晩酌。
いつもありがとうございます。
コメントが楽しみで楽しみで…。
心に染みる名文でした。