大人の発達障害。買い物ではぐれる夫。寂しさを外の男で埋める女44歳
テレフォン人生相談 2016年6月22日 水曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女44歳 夫46歳 19歳の一人息子
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
もしもしい
ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
ドリアン助川:
今日、どんなご相談でしょうか?
相談者:
あのお、夫との関係のことなんですけれどもお。
ドリアン助川:
はい。どういうことですか?
相談者:
結婚・・して以来ですね、ちょっと、夫のお、希薄さと言いますか、なんかあんまり感情お、が、あんまり、こう、ないというか、
ドリアン助川:
はい
相談者:
夫自身がこう、何をしたいのか?とかあ、どうしたいのか、とかっていうのがあんまりよくわからなかったりとかあ。
で、ん~、なんかあの一緒に外出しても勝手な行動されるとかあ、
ドリアン助川:
ほお
相談者:
うん、そういうことが、色々、ありましてえ。
ドリアン助川:
その色々の部分、ちょっと聞きたいんですけれどもお、
相談者:
はい
ドリアン助川:
え~、一緒に外出しても、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
勝手な行動ってのは・・具体的にはどういうことですか?
相談者:
うん
ドリアン助川:
一つか二つ教えてください。
相談者:
例えば、ま、スーパーに一緒に買い物に行ったとして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
夫がまあ、あの、普通にこう、横でカートを押してくれてて、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
で、私が、あの、まあ、商品とかを、こう、選んでるんですけども、で、まあ、その商品を手に取って、カートに入れようと思って、横を見たら旦那がいないかったりとか。
で、あの・・
ドリアン助川:
それはよくある・・ま、はい、どうぞ。
相談者:
うん、(笑)、あの、ずうっとなんですよね、そういう状態。
だからいつも、「横にいてくれる?」ってお願いするんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
結婚生活21年目なんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
改まらないんですね。
ドリアン助川:
21年、もう経ってるんですね?
相談者:
はい(笑)
ドリアン助川:
えー、じゃ、ちょっと詳しくこれから聞いていきますけど、
相談者:
はい
ドリアン助川:
まず、あなた様、おいくつですか?
相談者:
44です。
ドリアン助川:
44歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
旦那さんは?
相談者:
46です。
ドリアン助川:
46歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、お子さんはいらっしゃるんですか?
相談者:
はい、一人います。
ドリアン助川:
一人。
相談者:
男です。
ドリアン助川:
息子さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
おいくつですか?
相談者:
19歳です。
ドリアン助川:
19歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの~、旦那さんは仕事は今、真面目にやってらっしゃるんですよね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
会社員でいらっしゃいますか?
相談者:
会社員です。
ドリアン助川:
はい
なにかこう、旦那さんが情熱傾けてるものってあるんですか?趣味とか。
相談者:
趣味は、あの、映画あ・・ですね。
ドリアン助川:
映画なんてのは、だけど、その、人間の感情と感情がぶつかり合うものですから、
相談者:
はい
ドリアン助川:
それが好きだってのは決っしてその、人に関して無関心というわけじゃないと思うんですけどねえ。
相談者:
そうですよねえ
ドリアン助川:
うん
相談者:
うん・・
ドリアン助川:
でも、おうちの中では、そのお、とにかく感情を表さない?
相談者:
そうですう。
ドリアン助川:
それはいつぐらいからですか?もう、ずっと結婚してから?
相談者:
うん、そうですねえ。
ドリアン助川:
で、そのことについてえ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
奥さんは旦那さんに話したことはありますか?
相談者:
あ、あります。何度も何度も・・。
ドリアン助川:
どんなふうに話しかけて、どんなふうな答え返ってきました?
相談者:
私のこと、どう思ってるの?って聞いたこともあるしい、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
うん、「そんなこと言うんやったらもう離婚や」ってすぐに言いますね。
ドリアン助川:
あ、「離婚だ」って言うんですか?、あー
相談者:
「離婚や」と言って、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あの、逃げますね。その場からもう、立ち去ってしまうっていうか。
ドリアン助川:
うん・・
相談者:
うん・・
ドリアン助川:
旦那さんが他に好きな女性がいるようなことってのはありました?
相談者:
ああ、ううん・・(笑)わからないですけど・・。
ドリアン助川:
それはわからない。
相談者:
私が知っている限りでは・・ないと思いますね。
ドリアン助川:
ああ、ないんですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
奥さんは、どうですか?この旦那じゃなかったらもっと幸せだったのになあ、みたいな気持ちになっちゃって、
相談者:
うん
ドリアン助川:
ついちょっと他の男性のことを、
相談者:
うん
ドリアン助川:
目移りしてしまったりとかっていうことありますか?
相談者:
あ、それなんですけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やっぱり私も、あのお、働きに出てたりとかすることがありますので、
ドリアン助川:
ええ、
相談者:
やっぱり職場の同僚とか、ま、男性もたくさんいらっしゃるので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、その方あ・・たちと、こう、普通に接してることがあ、すごくなんか、幸せに感じてしまったりする自分がいるんですね?
ドリアン助川:
うん
相談者:
でえ、どうしても、その、外の男性に目が向いてしまったりい、
ドリアン助川:
はい
相談者:
でえ、あの、やっぱり同僚なので、一緒にこう、あのお、飲みに行ったりとかあ、っていうことがあるんですけどもお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、そういうときに、ズルズルとこう、行ってしまいそうな自分・・が、どうなんかな、と思うんですよね?
ドリアン助川:
ズルズルと行ってしまったことはあるんですか?
相談者:
食事とかあ、飲みにとかあ、こう、誘われたら行ってしまうとかって、ありますね。
ドリアン助川:
ま、でも、それはその段階で止まってるんですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うん・・
相談者:
で、あと休みの日に、例えば、電車乗ってどっか行ったりとか、買い物行ったりとかあ、することしたりとかもしてしまいますね。
ドリアン助川:
それは特定の相手なんですか?その男性。
相談者:
特・・定ではないですね。それは。
ドリアン助川:
特定ではない?。うん。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうですか。
相談者:
ううん・・
ドリアン助川:
ええっと、まあ、そのお、100家庭があれば、100の形があると思うんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたとしては、今日、何を解決したらいいですか?
相談者:
うん・・ま、夫とも、その離婚とかっていう、気持ちも、まだ、そん・・、ないですし、で、かと言って、その、夫ではこういうなんか、あのお、色んなことを、共有したり、感情を分かち合えたりい、することができないことを、外に求めてしまうっていう自分を、どうすればいい、のかっていうのが、ちょっとわからないんですね。
ドリアン助川:
ああ、なるほど、あのお、旦那さんを変えたいということではなくて、
相談者:
そうですね。
夫は・・多分変わらない・・だろうし、もう、こんだけ言っても・・無理だったのでえ、
ドリアン助川:
うん
相談者:
ただ、も、あのお、夫があ、ちょっとこう、あの、感情出してくれるときっていうのは、もう、私がかまってあげるときなんですね。
ドリアン助川:
うん
相談者:
そういうときに、こう、顔がほころんだりとかして、こう、ニコニコして私に話しかけて来たりとか、しますけど・・
んー、それはあ、やっぱりい、違うなって思うこともある日もあって・・
うん、私い、が、夫に愛情を与えるばっかりっていうのもなんか大概疲れるんで・・うん・・。
ドリアン助川:
で?、えー、もう一度、戻りますけども、ご自分の中にも問題があるということで、今日、相談をされてきたという考えでいいですかね?
相談者:
はい。
外に向いてしまってる気持ちい、ですよね、その自分の。
ドリアン助川:
わかり・・
相談者:
弱い気持ちを、
ドリアン助川:
うん
相談者:
どうすればいいか?っていうところですね。
はい。
ドリアン助川:
では、えー、
相談者:
うん・・
ドリアン助川:
今日の先生紹介いたします。
精神科医の高橋龍太郎先生です。
よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
何でもかんでも病名を付けるのはいかがな物でしょうか?
最近の傾向を苦々しく思っています。本当に苦しんでいる人にはもちろん必要ですけど。
21年間一緒にいて、仕事もしていて、子供も育てて、趣味もあって「発達障害」・・って。 広い意味も狭い意味も、病名は要らない。いい大人なんだから。
夫は発達障害なので、寂しさのはけ口に、他の男性と日曜日にデートしてますって?
ただの”相性が悪いだけの夫婦”でしょ。
夫婦関係って、ずうっと育てないで放っておいたら枯れるよね。偉そうなことは言えないですけど、ちょっとは努力も要るもんね。夫婦ってお互い様だよね。欠陥だらけ(障害ではなく、欠陥。)の人間同士だもの。
それから・・シアワセは人からしてもらう物ではなく、自分でなる物ではないのかなあ・・
「正しい風」な意見でゴメンナサイ。
そうですね。ただ相性の悪い夫婦ですね。自分が他の男に目がいく原因を夫のせいにして自分を守っているように思います。真面目に仕事して頑張って家庭を守っているということは評価してあげて欲しい。ただ性格が合わないだけ。