オレ様夫を立てて仕えた30年。子育て終わったら虚しくなって離婚を考える女53歳

テレフォン人生相談 2016年7月13日 水曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女53歳 夫56歳 結婚30年 長男30歳 次男 長女 三男26歳 長男と次男は外に出ている 姑87歳

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談ですう。

相談者:
お願いします。

ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
え、今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
離婚をちょっと考えてるんですが、

ドリアン助川:
はい

相談者:
えーと、踏み切るのに、ちょっと今、迷ってるという(苦笑)

ドリアン助川:
えー、離婚ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
離婚を考えてるんですけども、「踏み切るのに、迷ってる」とおっしゃいましたね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい
あなたさま、おいくつですか?

相談者:
えっと、53です。

ドリアン助川:
53歳。
旦那さんは?

相談者:
56です。

ドリアン助川:
56歳。
結婚してから、どれぐらいなりますか?

相談者:
えー、30年んー、ぐらいです。

ドリアン助川:
30年ぐらい?

相談者:
はい

ドリアン助川:
お子さんは?

相談者:
うーんと、4人です。

ドリアン助川:
4人?、何歳から何歳まででしょう?

相談者:
30からあ、下が、えー、26ぐらいですね。

ドリアン助川:
はい
男の子、女の子、何?・・

相談者:
あ、男、男、女、男です。

ドリアン助川:
男、男、女、男。

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
4人のお子さんにも恵まれて、

相談者:
うふ(笑)

ドリアン助川:
もう、皆さん、これ独立なさってますよね?

相談者:
えーと、下2人はまだ家に居ます。

ドリアン助川:
あの、仕事はなさってるんですよね?

相談者:
はい、仕事はしてます。

ドリアン助川:
ええ、という意味では、もう、自分で稼がれてる、お子さん4人・・

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
上のお2人は、もう、あ、あの、自立して、どこかで、

相談者:
はい

ドリアン助川:
別のとこで、暮されてるという・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
事ですね?
で、えー、30年間連れ添って来た旦那さんと、離婚を考える理由っていうのは、どういう事なんですか?

相談者:
あ、気持ちの小さい人なの、人でえ・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、自分を守るためにい、こう、人から言われないように、こう、バッ、サッて、人を攻撃して?、人が有無を言えないぐらいまで、攻撃してえ、傷つけるんですよ。

ドリアン助川:
この、「人を傷つける言葉を吐く」というのは、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
えー、人という言い方、今されましたけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなたに向かって来るという事ですか?、まず。

相談者:
はい、わたしでもそうです。子どもでもそうですしい。

ドリアン助川:
はい

相談者:
多分、会社でもそうだと思うんですが、

ドリアン助川:
普通はあのお、家の中で暴言吐く人っていうのは、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
会社では、割と、こう・・「あや、こりゃこりゃ」っていうもう、平身低頭な人が多いんですけども、

相談者:
うん

ドリアン助川:
そうでなく、会社でも、暴言吐いてる?

相談者:
うん、多分、あのお、そう思います。

ドリアン助川:
あー・・

相談者:
うーん、一番下の子が、

ドリアン助川:
はい

相談者:
今、同じ会社に居るんですね、主人と。

ドリアン助川:
あれまあ。

相談者:
うん、だから、それを見てると、やっぱ、あのお、うん、い、「社長はなあ」みたいな、あは(笑)

ドリアン助川:
「社長はなあ」って事は、社長さん、なさってるんですか・・

相談者:
ま、一応、社長なんですね。

ドリアン助川:
あ、社長さん、なさってるんですか?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
失礼ですけど、何人ぐらい従業員がいる会社なんですか?

相談者:
えーっと、従業員は、6人とか、7人ぐらいじゃないですか?

ドリアン助川:
で、あの、下のお、お子さん、そこで一緒に働いてるという事ですね?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
はい。これいつ頃からですか?
結婚なさった頃から、そうなんですか?

相談者:
あ、もう、それは若い時からです。

ドリアン助川:
若い時から?

相談者:
うん、でももう、その若い時、好きなのでえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
うん、あのお、もう、三つ指ついてじゃないですけども、もう、殿様のように、上げて?・・おくっていう事をして来た、もう、言われても、わたしが悪いんだから仕方がないって。

ドリアン助川:
あのお、結婚なさった時はあ、

相談者:
うん

ドリアン助川:
あなたの方が、もう、惚れ、惚れきってた?

相談者:
・・そ、そうですね。

ドリアン助川:
なので、そのお、旦那さんの横暴な態度も、かえって、こう、男らしく見えちゃったり?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ああ・・・ということは、旦那さんが、なんかこう、変化して来た、というわけではなくて、

相談者:
変わってないです・・うん

ドリアン助川:
割りと昔から、そういう部分あった方なんですね?

相談者:
そうなんですね。

ドリアン助川:
あー・・で、昔はそれえ、が、耐えられたんだけど、

相談者:
ふふ(笑)そうです。

ドリアン助川:
今、もう、子ども4人も、もう大きくなっちゃってえ、

相談者:
そう、あのお・・そう

ドリアン助川:
2人っきりでいる時間とか増えたら、

相談者:
うん、で、それで今は、もう、子どもが居るからしょうがないっていうのがあったけども、今は、もう、わたしが今度、半世紀生きて来てえ、これから、わたしは、どうやって生きて行こうか?って、何か楽しみがあるのかな?、って色んな事を、こ、将来の事を考えたら、なんか、段々悲しくなって来る?、ふふ(苦笑)

ドリアン助川:
今あ、じゃあ、あのお、ご夫婦でいて、楽しい事って全然ないんですか?

相談者:
ないですね。
「なんか、楽しんでやろうかな?」って言うと、なんか茶々入れられて、こう「あーやっぱ、止めとけば良かった」みたいな。

ドリアン助川:
あー・・

相談者:
うーん

ドリアン助川:
あのお、もう、夫婦らしい事もない?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ああ

相談者:
うん、あ、うん、んま、んまあ、そうですね。

ドリアン助川:
男と女では、もうない?

相談者:
えっと、相手は多分、男と女と思ってますけど、わたしはないですね。

ドリアン助川:
ないですか?

相談者:
うーん

ドリアン助川:
あのですね?、色んな奥様あ、が、ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
ま、例えば、こう、飲み屋で横になったりすると、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
「ちょっと、聞いて下さいよ」ちゅって、旦那さんの悪口をおっしゃる方、多いんですけども、

相談者:
はーい

ドリアン助川:
そういうレベルで、考えちゃ、今、受け取っちゃいけないんですね?、あなたにとっては、もっと真剣な、もう、本当にもう、切羽詰まってる事なんですか?、これは。

相談者:
・・はあ、そう言われる・・なんか、このままなあなあで行っても、良いのかな?、でもな・・またそういう事が起きると、また自分が、「あ、もう別れたい」って思う?、で、それが何で踏み切れないのかっていうのは、それは、はちじゅうい、えーっと、6、7歳のお、母が居るんですね、主人の母が。

ドリアン助川:
はい

相談者:
んで、そのお、人が、ちょっとまあ、軽い脳梗塞しましてえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
もう、ちょっとわたしも、あのお、主人、主人の、わたしは平気なんですけど、主人は離しておけない?、で、その倒れたのもお、「お前のせい」って言うんですよ。
「お前が気を付けなかったからだ。お前が、こう、見なかったから」みたいな、こう、「見てなかったから」みたいな?、うん。

ドリアン助川:
うん

相談者:
そこで、別れる別れないっつので、子ども集めてえ、えーっと、そういう会議みたいなのを、主人と子どもでしたんですけどもお、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、その時に子どもはあ、「パパは、ママに厳し過ぎる」
「こういう事もあったんだよ、ああいう事もあったんだよ」って、子どもに言われてえ、ちょっと凹んだ時もあったんですけどもお、

ドリアン助川:
それ、いつ頃ですかあ?

相談者:
えーと、1年ん、ぐらい前ですねえ。

ドリアン助川:
お子さん4人と、旦那さんと、

相談者:
そうです、膝交えて、

ドリアン助川:
膝・・

相談者:
話し合ったんですけどお、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
わたしは、「何かちょっと悪いけど、出てってくれ」って言われて、わたしは何も話は聞いてないんですが、

ドリアン助川:
あ、あなたは、その場に居なかった?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
あなた抜きの家族会議があったわけですね?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
だ、主人にしてみれば、自分の味方してくれるんだろうと思って集めたのが、何か全然違う方向に行ってしまって(苦笑)ビックリしたらしいですけどもお。

ドリアン助川:
この、あなたを外したというのは、

相談者:
うん

ドリアン助川:
ご主人の判断ですか?、そのお子さんたちの判断ですか?

相談者:
あ、旦那です。

ドリアン助川:
旦那さんの判断?

相談者:
はい

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ちょっと、ここんとこ、我慢しきれなくなってえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
うーん・・うんー、こ、パッという、こう、筋が通った、こう、おこ、答えっていうか、こう、おこう、アドバイスとかが聞けたら良いなと思って、電話はしたんですけどお。

ドリアン助川:
なるほど。

相談者:
うーん

ドリアン助川:
何か、あのお、毎日の暮らしの中で、楽しい、事って、ん、どんな事がありますか?

相談者:
毎日の暮らしの中で、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
楽しい事?

ドリアン助川:
ええ

相談者:
えーっと、ワンちゃんのお散歩行って、お友達と話すぐらいですかね?

ドリアン助川:
あー、特に何か、こう趣味があったりとか、その、

相談者:
あ、ないですね。

ドリアン助川:
ないんですね?

相談者:
うーん

ドリアン助川:
まあ、この4人のお子さん育てて、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
えー、旦那さん、盛り立てて来るので、もう、一生懸命な30年だったと。

相談者:
あー(苦笑)そうですねえ。

ドリアン助川:
ええ、で、えー、しかし、旦那さんは、一向にその、愛情を示してくれない、どころかあ、暴言が次々出て来ると。

相談者:
うーん、うん

ドリアン助川:
離婚が、100%、結果として望んでる、という事ではないんですね?

相談者:
では、ないです。

ドリアン助川:
ではない?

相談者:
うーん

ドリアン助川:
あー

相談者:
気分で、あのお、その、言われた事に対しては、わたしが納得できる答えであればあ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
じゃ、もうちょっと頑張ってみようかしら?っていう気持ちはあります。

ドリアン助川:
なるほど。
今、揺れ動いてると。

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい
回答者の先生も大変ですね。

相談者:
あはは(笑)

ドリアン助川:
え、それでは、紹介いたします。
え、弁護士の中川潤先生です。よろしくお願いします。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

(回答者に交代)

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