基本の相続。父が残した土地には借金もモレなくついて来る。元凶は長女の元夫

テレフォン人生相談 2016年7月14日 木曜日

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女65歳 3人姉妹の真ん中 夫とは死別 長女30歳と夫から相続した土地に2人で暮らす 長男27歳は母名義の土地に暮らす
母は離婚した姉と2人暮らし 父は20年前に亡くなっている

柴田理恵:
もしもしい?テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、こんにちはあ。

柴田理恵:
こんにちは。

相談者:
よろしくお願いします。

柴田理恵:
はい、今日はどんなご相談ですか?

相談者:
あのお、実家のお、

柴田理恵:
はい

相談者:
遺産相続に、ついてなんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
えっとお、

相談者:
はい

柴田理恵:
あなたは、まず、おいくつですか?

相談者:
あー、わたし65歳です。

柴田理恵:
65歳?、はい

相談者:
はい

柴田理恵:
旦那さんはいらっしゃいますか?

相談者:
あっ、もう亡くなっちゃったんですけど。

柴田理恵:
あー、そうですか。

相談者:
はい

柴田理恵:
はい、じゃお子さんは?

相談者:
長女と長男がいます。

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
あのお、おいくつですか?

相談者:
えとお、長女は、

柴田理恵:
うん

相談者:
30でえ、

柴田理恵:
30、はい

相談者:
長男があ、27でえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
今、あのお、長女と2人で暮らしてます。

柴田理恵:
あー、そうですか。

相談者:
はい

柴田理恵:
はい、で、ご実家と言いますと、

相談者:
はい

柴田理恵:
そのお、あなたのお父さんお母さんの、

相談者:
あ、はい

柴田理恵:
ご実家ですか?

相談者:
はい

柴田理恵:
あのお、今は、どなたが継いでらっしゃるんですか?

相談者:
今はあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あのお、長女が、

柴田理恵:
うん

相談者:
あ・・

柴田理恵:
お姉さんですね?、あなたの・・

相談者:
3人ん、姉妹なんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
で、長女が、あのお、母と今、暮してます。

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
えと、遺産相続というと、

相談者:
はい

柴田理恵:
どなたかお亡くなりになったんですか?

相談者:
あ、えーっと、もう・・・父はあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
20年くらい前に亡くなっ・・てるんですけどお、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、その、長女が、跡取ってたんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
良い家を建てたんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
で、あのお、やっぱり出てっちゃったんですね。姉は。

柴田理恵:
あー・・お姉さん結婚なさって、旦那さんと一緒に、

相談者:
はい

柴田理恵:
その、

相談者:
えっとお、ええ

柴田理恵:
ご自身のお母さんと暮らしてたけどお、

相談者:
とこと、あのお、父もその時、まだ居ましてえ、

柴田理恵:
あー、はいはい

相談者:
暮してたんですけどお、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、借金だけ残してえ、家を建てたんですけど、借金だけ残して出て行っちゃったんですね。

柴田理恵:
あー、離婚なさったんですね。

相談者:
それで・・ええ

柴田理恵:
はい

相談者:
それでえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
あのお、ま、借金は凄く残って、もう、一時は、あの、姉も返してたんですけどお、

柴田理恵:
はい

相談者:
なかなかあ、無理でえ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あのお、自己破産したんですね。

柴田理恵:
自己破産、はいはい

相談者:
はい

柴田理恵:
それ、借金いくらぐらいあったんですか?

相談者:
は、わたしたちに言うにはあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
「まだ、5千万ぐらい残ってる」って言ってました。

柴田理恵:
はあ、

相談者:
そうとう・・そう

柴田理恵:
立派なお家建てたんですね。

相談者:
そうなんです、土地はあったんですけど、

柴田理恵:
ええ

相談者:
上の・・

柴田理恵:
上に、

相談者:
やつを?

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
で、自己破産なさって、

相談者:
はい

柴田理恵:
はい

相談者:
でえ、あの、それでえ、他にも土地があって、

柴田理恵:
はい

相談者:
ま、最初は、あの、その、姉夫婦は、あの、他の土地に、

柴田理恵:
うん

相談者:
あのお、父親がちっちゃい家を建てて住んでたんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、父親が、ちょっと、認知症になってしまったんでえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、「実家の方へ入って、見てくれないか」っていう事でえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
それで、あのお、その長女と、婿さんが入ったんですけどお、

柴田理恵:
うーん

相談者:
婿が、あの、「一緒に住むには、この今ある家では、あの嫌だ」っていうわけで?

柴田理恵:
うんうんうんうん

相談者:
その実家ですね?、「家を建てたいんだ」っていう事で、

柴田理恵:
うんうんうん

相談者:
でえ、建てたんですね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
建てたけどお、結局はあ、女性関係もあるんですけどね。

柴田理恵:
はあー

相談者:
ええ、それでえ、出ちゃったんですね。

柴田理恵:
女性関係で、じゃあ、離婚なさったって事ですかね?

相談者:
そうですね、

柴田理恵:
うーん

相談者:
最終的にはそんな感じで、

柴田理恵:
うーん

相談者:
もう、かね、金遣いも凄く荒くてえ、

柴田理恵:
あー、そういう人だったんですか?

相談者:
その、電化・・電化製品とか、

柴田理恵:
うん

相談者:
車とかも、どんどん、買って来ては、

柴田理恵:
うーん

相談者:
姉にただ、請求書だけえ、預けるっていう感じでえ、

柴田理恵:
はあ・・・

相談者:
そんな生活をしてたんですよ。

柴田理恵:
うーん

相談者:
だから姉も、子どもがいなかったからあ、

柴田理恵:
うん、あ、お子さんいらっしゃらないんですか?

相談者:
ええ、姉夫婦は子どもが居ないんです。

柴田理恵:
あ、お姉さんおいくつ?

相談者:
えっと姉は、67です。

柴田理恵:
67、あー、

相談者:
はい

柴田理恵:
うーん・・それで、今、どういう事になってるんですか?

相談者:
で、今はあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、母と長女で住んでるんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
その時に、あのお、誰のお、名義で借りたかは分からないけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
父が連帯保証人になってる借金が、

柴田理恵:
え?えっ?

相談者:
はい

柴田理恵:
お父さんが連帯?

相談者:
連帯保証人になって、

柴田理恵:
保証人になってる?、うん

相談者:
借金が、まだ残ってるそうなんです。

柴田理恵:
・・・

相談者:
それが、つい先日分かったんですけど、

柴田理恵:
あー・・

相談者:
で、その連帯保証人っていうのは、亡くなっても消えないっていう事でえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
だから、結局母が、返してるう・・感じになってるんですね。

柴田理恵:
はー

相談者:
ええ、でも、まあ、実際に返してるのは、姉が返してる・・ですけど、

柴田理恵:
ああ、そうですねえ。

相談者:
少しずつ・・

柴田理恵:
ふーん

相談者:
はい、それでえ、その土地が、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、その母名義になってる土地が、

柴田理恵:
ええ

相談者:
今、母と長女が住んでる、ちっちゃい家に住んでるんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
そこの土地と、

柴田理恵:
うん

相談者:
あとお、わたし名義の家で、

柴田理恵:
うん

相談者:
土地は、あの、母名義になってる家があるんですね。

柴田理恵:
ん?、あなたの?

相談者:
あ、すいません。

柴田理恵:
うん

相談者:
わたしはあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、他界した夫の、家で、

柴田理恵:
ああ、は、は、は

相談者:
そこは、あの、全然問題なく、今住んでるんです。

柴田理恵:
はいはいはい

相談者:
それに、もう1つ、家がありまして、

柴田理恵:
はいはい、もう1つ家、うん

相談者:
あの、で、それがあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あのお、わたし名義の家になってて、

柴田理恵:
あ、ははははは

相談者:
それで土地は、母名義になってるんですね。

柴田理恵:
はいはいはい

相談者:
そこには、長男が今現在は住んでるんですけど、

柴田理恵:
あなたの、息子さんですね?

相談者:
はい

柴田理恵:
あはははははは、はあー、なるほど。

相談者:
はい・・・それでえ、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、母が亡くなった場合、そこの土地は、わたしにくれるってなってるんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
それを相続するにはあ、やっぱりその、借金も相続してしまえっていう形になってしまうんで、

柴田理恵:
あー・・はいはい

相談者:
どうしたら良いんだろうって・・

柴田理恵:
うーん、なるほど。

相談者:
はい

柴田理恵:
分かりま・・

相談者:
それで、今あ、長女と母が住んでる土地も、やっぱり・・そこは、あのお、三女が・・もらうっていう事になってるんですね。

柴田理恵:
はい

相談者:
だからあ、それもお、相続するとお、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、やっぱり、

柴田理恵:
要するに、あなたと妹さんで、

相談者:
ええ

柴田理恵:
その、連帯保証人になってしまった借金を、

相談者:
ええ

柴田理恵:
返していかなきゃいけなくなってしまうのか?って事ですか?

相談者:
それもありますし、

柴田理恵:
うん

相談者:
それを私たちが、長女が生きてる間は、長女が自分で返して行ってるから良いんですけどお、だから、

柴田理恵:
その借金っていくらくらいなんですか?

相談者:
詳しくは言わないんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
400万くらい、

柴田理恵:
400万、

相談者:
残ってると思うんですけど、

柴田理恵:
うんうんうん

相談者:
それが、今、わずかしか返してないですね。

柴田理恵:
ふーんふーん

相談者:
あの、まあ、月々1万円ぐらいずつ?

柴田理恵:
あー・・

相談者:
だから、長女も1人で返してるから、

柴田理恵:
そうですね。

相談者:
その程度しか、か、返せないっていう事で

柴田理恵:
うーん、お姉さん名義のところはないんですね?、じゃ。

相談者:
ないです、ないんです。

柴田理恵:
ふーん

相談者:
あのもう、そのお、おっきな家の方は、

柴田理恵:
うん

相談者:
姉が「もう散々使ったから」っていう事でえ、

柴田理恵:
あー

相談者:
だからあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
もう、長女には、何も、あげないっていう感じですね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
もう、だから、あの、父も、凄く貯金とか残しててくれたのに、

柴田理恵:
はい

相談者:
それも全部使い、その、おっきな家の方も、全部取られてしまってえ、そんなに長女にもう、好き放題は、

柴田理恵:
うん

相談者:
させるのも、っていう事で、

柴田理恵:
うーん

相談者:
はい

柴田理恵:
なるほど。

相談者:
はい

柴田理恵:
じゃ、そのお、もしお母さまが亡くなった時い、

相談者:
はい

柴田理恵:
場合ね?

相談者:
はい

柴田理恵:
その、自分が、遺産相続するう、事になっている土地は、

相談者:
はい

柴田理恵:
あのお、相続した方が良いのか、しない方が良いのか?っていうご相談でよろしいんですか?

相談者:
あ、はい

柴田理恵:
分かりました。
では、あの、回答者の先生に聞いてみましょうね。

相談者:
はい

柴田理恵:
はい

相談者:
はい

柴田理恵:
えー、本日の先生は、弁護士の坂井眞先生です。

相談者:
はい・・

柴田理恵:
先生、よろしくお願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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