基本の相続。父が残した土地には借金もモレなくついて来る。元凶は長女の元夫

(回答者に交代)

坂井眞:
よろしくお願いします。

相談者:
よろしくお願いします。

坂井眞:
あのお、

相談者:
はい

坂井眞:
端的に言うとお、えーっと、相続う、についてはあ、

相談者:
はい

坂井眞:
残念ながら、その、マイナスがあるからと言って、プラスだけえ、もらえば、

相談者:
はい

坂井眞:
終わるっていう話にはならないもんですから、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、それは、もう、ご存知と思いますけれども、

相談者:
ええ、はい

坂井眞:
そこだけもらって借金は、一切来ないようにしようって、

相談者:
はい

坂井眞:
なかなかこれはやりようがない事なんですよね。

相談者:
はい、はい

坂井眞:
で、えっとポイントは、

相談者:
はい

坂井眞:
あの、資産、色々おありになるようなので、

相談者:
はい

坂井眞:
この、借金が、もっと、膨大な借金かと思ったら、「400万円くらい」とおっしゃるので、

相談者:
あ、はい

坂井眞:
もし、その色々な土地、を、お持ちであれば、

相談者:
はい

坂井眞:
あのお、その400万を返すための、なんか、当てになる、行先の決まってない財産ってないんですか?

相談者:
ああ、それはないんです。今、あのお、残ってるのは、その、長女と母が住んでる土地と?

坂井眞:
うん

相談者:
あとお、わたしが、も、持ってる、そ長男が住んでる、土地、だけなんですね。

坂井眞:
その2つ?

相談者:
はい

坂井眞:
だけ?

相談者:
はい

坂井眞:
そうすと、それ・・

相談者:
あとは、今わたし、と娘が住んでる家はあ、

坂井眞:
うん

相談者:
ま、これはあのお、

坂井眞:
別の話だよね?

相談者:
話、そうですね。

坂井眞:
うん、あとは借金400万ぐらいあるだけみたいな感じですかね?

相談者:
あ、はい。その400万っていうのも、ちょっと当てになんなくてえ、

坂井眞:
うん

相談者:
「まだ、5年ぐらいしか返してない」って言うわけですよ。月々1万ずつ払ってて。

坂井眞:
まあ、利息も返してないって感じですよね。

相談者:
うん、そうですね。

坂井眞:
これ、あのお、ちょっと前提の話をお聞きしたいんですけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
「父親が連帯保証人になっている借金がありました」っていう事なんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
で、今、「お母さんが返している」っていうのは、

相談者:
はい

坂井眞:
お父さまの、相続に関しては、お母さんが全部相続されたっていう事ですか?
あなたや、お姉さんたちは相続しなかったの?、放棄したの?

相談者:
なんか、放棄はしてないですけど、わたしたちも若かったから、その時に、姉があのお、「印鑑、実印を3日ぐらい貸して」って

坂井眞:
うん

相談者:
言われた時があったんです。

坂井眞:
うん

相談者:
でえ、その時は、法律の事なんて、何も分からず、「あ、いいよ」っていう感じで、3日ぐらい貸した事があるんですね。

坂井眞:
大胆っていうか、止めた方が良いですね、そういう事は。あは(笑)

相談者:
そうですね。

坂井眞:
あは(笑)

相談者:
ですから、わたしたちも若気の至りっていうか、なんていうか、

坂井眞:
うん

相談者:
まあ、姉妹だからあ、っていう、安心感っていうかあ?

坂井眞:
うん

相談者:
それで、貸しちゃったですね。
その時に、多分、好きなように、みんな、手続き取ったと思うんですね?

坂井眞:
うん、あの、わたしがなんでこんな事聞いたかっていうと、

相談者:
はい

坂井眞:
相続で、お父さんが連帯保証人だった際も、お母さんが引き継いだってなってるんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
えーっと、あなたあ、が、放棄してないんだったら、

相談者:
はい

坂井眞:
あなただって・・

相談者:
ああ・・

坂井眞:
お父さんの債務引き継いでんじゃないか?っていうのが気になったんで、

相談者:
そうなんですか?

坂井眞:
ええ、いや、だから、そこはどういう処理をしたかによるのでね?

相談者:
あー、それは何もしてないです。

坂井眞:
ちゃんと、遺産分割協議書とか御覧になった?

相談者:
いやー、全然なかったです。

坂井眞:
あのお、これえ、400万残ってて、月に1万で良いっていう事は、

相談者:
はい

坂井眞:
何か、そのお、公的な・・融資?

相談者:
ああ、なんか自己破産した時にい、

坂井眞:
うん

相談者:
あの、弁護士の方に入ってもらって、

坂井眞:
うん

相談者:
うーんと、手続きしたみたいで、

坂井眞:
え、自己破産っていうのは、

相談者:
はい

坂井眞:
えーっと、お姉さんの借入について、お父さんが連帯保証人になってたっていう事?

相談者:
・・あー・・

坂井眞:
元々の主債務者は誰なんだろ?

相談者:
債務者は、多分、その・・

坂井眞:
お姉さんの旦那さん?

相談者:
旦那さんだと思います。

坂井眞:
別れた?

相談者:
はい

坂井眞:
うーん、なるほど。

相談者:
はい

坂井眞:
なるほど。
うーん、で、まあ、じゃあ、お父さんが連帯保証人で、連帯保証人の立場を、誰が相続しているのかで、

相談者:
はい

坂井眞:
えっとおー・・ま、これ、400万円残っていて月1万って事は、利息う、にもなってないような気がするので、恐らく、

相談者:
そうですよね。

坂井眞:
契約によるんだけど。

相談者:
はい

坂井眞:
じゃ、今、あの、お金借りたら、あれですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
昔の話だし、

相談者:
はい

坂井眞:
えー、不履行になってるから、遅延損害金が付くから、

相談者:
はい

坂井眞:
ホントはそんなもんじゃないはずなんですよね。

相談者:
あー、そうなんですか。

坂井眞:
で、そうすると、利息も返せてないんだから、それで良いっていう事は、

相談者:
はい

坂井眞:
あの、お姉さんは、自己破産したからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
これ、しょうがないは良いんだけど、連帯保証人に関しては別に自己破産と関係ないじゃないですか?

相談者:
はい

坂井眞:
で、しかも、資産がお有りになるわけだから、お父さんは。

相談者:
はい

坂井眞:
あの、そうすると、こ、そんなに行儀の悪い金融機関じゃないような気がするんですよね。

相談者:
あー・・

坂井眞:
で、こういう形で留まってるっていう事は、

相談者:
はい

坂井眞:
じゃあ、あの、お母さん、の相続の時に、お母さん、財産があるからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
それでいずれ元本返って来るから、っていうような、読みもあると思うんですよね。

相談者:
あー・・

坂井眞:
だから、待っててくれるような気もするんです。

相談者:
あ、そうなんですか?

坂井眞:
分からないけど、これ、わたしの想像だから。

相談者:
ええ

坂井眞:
で、だって、そうじゃなかったら借金あるんだったら、400万ぐらいは

相談者:
うーん

坂井眞:
強制執行だってでき、出来るでしょ?

相談者:
あー・・はい

坂井眞:
で、しないで待ってる、んだから、

相談者:
はい

坂井眞:
それは有り難い事なんだけれども、

相談者:
あ、そうなんですか。

坂井眞:
うん、その辺の処理がどうなってるのかな?っていうのが、ちょっと気になります。

相談者:
そういう処理は何もしてなくって、ただ、まあ、実印を貸してしまった・・

坂井眞:
うん、だから、あなたはしてないんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
あの、借りてったお姉さんが勝手に色々したので、

相談者:
はあ

坂井眞:
「その時どうなってるんだろうか」って事は、きちっと、一遍聞いてみると良いですよね。

相談者:
はい

坂井眞:
あとは、えー、妹さんが、

相談者:
はい

坂井眞:
今、お姉さんと、おー、お母さんが住んでるところは、土地と建物をもらうという話になっていて、

相談者:
あー、はいはい

坂井眞:
えっと、あなたの家が建っている、うー、その敷地については、

相談者:
はい、はい

坂井眞:
あなたが?、もらう?っていう事になってるのかな?

相談者:
はい、はい

坂井眞:
それは、もらう事になっているっていうのは、誰がそう言ってるんですか?

相談者:
母親が・・(苦笑)

坂井眞:
それで、

相談者:
はい

坂井眞:
えーっと、どうしたら良いかっていう事を、対策っていう話だったんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
出来る事っていうのは、やっぱり、遺言書をね?、遺言書をちゃんと書いておく事だと思います。

相談者:
はい

坂井眞:
そうしないと、やっぱり、「ああ言ってた、こう言ってた」って事では、

相談者:
はい

坂井眞:
効力はないので。

相談者:
はい

坂井眞:
で、遺産分割協議を3人でしなきゃいけないって事になりますから、

相談者:
はい

坂井眞:
それはあの、周りから見た、身内の中で、見たらあ、この件はもう、おー、妹2人だよっていうのは、分かるんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
あの、遺産分割協議はみんなが合意しないと成り立たないし、法定相続分では均等なので、

相談者:
ええ

坂井眞:
あまり法的な効力はないんですね。

相談者:
あー・・

坂井眞:
だから、遺言書をちゃんと作っておくっていうのは、凄く大事で、

相談者:
はい

坂井眞:
若干の費用は掛かりますけども、

相談者:
はい

坂井眞:
公証人役場へ行って、

相談者:
はい

坂井眞:
公正証書遺言をちゃんと作っておくというのが、

相談者:
はい

坂井眞:
あとで、揉めないために、一番大事なポイントだと思います。

相談者:
はい

坂井眞:
で、ただ、ちょっと心配なのは、

相談者:
はい

坂井眞:
今、1万円で止まってるっていう事は、お母さんの土地の上に担保とか設定されてないんですかね?

相談者:
・・うーん、ちょっとそういう細かい事はあ、分からない・・・

坂井眞:
それも、ぜひ調べられた方が良くて、

相談者:
あー、そうですか。

坂井眞:
あの、だって金を貸した方の立場になって、考えてみて下さいよ。

相談者:
はい

坂井眞:
まあ、これ連帯保証人だから、

相談者:
ええ

坂井眞:
あの、直接借りたってわけじゃないにしても、

相談者:
はい

坂井眞:
それを、月1万円で、えー、とりあえず、利息にも満たない遅延損害金にも満たない金額で待ってるっていう事は、

相談者:
ええ

坂井眞:
相続が発生した時は、確実に回収できると、金融機関が思ってる可能性が高いんですよ。

相談者:
あー、そうなんです・・

坂井眞:
それは、金融機関はプロだから、思ってるだけではダメで、

相談者:
はい

坂井眞:
だったら、ちゃんと担保に取っておきましょうって事になってるかもしれない。

相談者:
あー・・

坂井眞:
これは分からないですけどね?

相談者:
はい

坂井眞:
なってないかもしれないです。

相談者:
あー、そうですか。

坂井眞:
権利関係とか、どうなってるかを調べられて、

相談者:
ええ

坂井眞:
え、ちゃんとした遺言書を作って、

相談者:
はい

坂井眞:
お姉さんがどうするかっていう気持ちも、ちゃんと確認しておくっていうのは、

相談者:
ええ

坂井眞:
大切だなあ、と思いますけどね。

相談者:
ああ、そうですか。

坂井眞:
はい

相談者:
はい、分かりましたあ。

(再びパーソナリティ)

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