注意欠如多動症?失敗続きの介護職20年の男は放送中にも症状を披露する
テレフォン人生相談 2016年7月22日 金曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 介護職歴20年の男48歳 妻と二人暮らし
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談ですう。
相談者:
あ、もしもしい
ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。
相談者:
あ、よろしくお願いしますう。
ドリアン助川:
え、えー、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
えっとお、ちょっと長く、は、えっと仕事今あ、やってはいるんですけれども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
えと、仕事に対してえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
詰めが甘いというか、
ドリアン助川:
はあ
相談者:
「考え方が甘い」っていうの、ちょっと先日、あの、言われまして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい、それでちょっと、あのお、悩んではおるんですけれども。
ドリアン助川:
はい、えー、仕事はあのお、差し障りない程度で良いんですけど、どんな関係のお仕事なんですか?
相談者:
あっ、えーと、介護の仕事しております。
ドリアン助川:
介護の仕事?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、「長く」とおっしゃいましたけど、どれぐらいやられてるんですか?
相談者:
えとお、約20年近くはやってるんですけど。
ドリアン助川:
20年近く?
相談者:
はい
ドリアン助川:
は、は、は、ま20年間、介護って大変ですねえ。
相談者:
なんか、自分の天職ではあるなと思って、ずっとここまで頑張っては来れたんですけれども(苦笑)
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい、ちょっとなんか、先だってそういう事を、ちょっと、い、あのお言われたもので、
ドリアン助川:
ええー
相談者:
えっとお、次、実は介護の方面、で、ちょっと新しく、転職を考えてるのに、大丈夫なのかな?って、ちょっと不安が今、正直出て来てしまいまして、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、ちょっと性格を直して、ちょっと一旦、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
リセットさしてもらえたら、みたいな形では、あったんですけれども(苦笑)
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、今おいくつですか?
相談者:
えっと、48です。
ドリアン助川:
48歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
それで、えー、20年やられて来たっていう事は、20代後半から?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
この仕事に?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、えっとお、今あ、ご家族もあるんですか?
相談者:
妻が1人おります。
ドリアン助川:
奥さんと?
相談者:
そうです、2人だけです。
ドリアン助川:
えー、2人の家庭?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ええ、奥さんも働いてらっしゃる?
相談者:
はい、働いては、おります。
ドリアン助川:
はい、ま、そんな中で、あなたが20年やられて来てえ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、今、その、自信をね?、少し失われ・・ん、かかってるというのは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
何か、具体的な、事があったんですか?
相談者:
あ・・
ドリアン助川:
それとも、じわじわと来たんですか?
相談者:
元々の、そのふせん(伏線?)みたいなのはあ、結局そのお、なんかこう、物事が起きてしまっても、わたしが結局その上司に相談しなかったり、というような事が、とっても多くありましてえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
勝手に自分の中でえ、あっ、これはもう、相談しなくても良い内容なんだろうみたいな解釈を勝手にしてですね?
ドリアン助川:
ええー
相談者:
で、相談しなかったりして、ずーっと、それがえーとお、後になって、事が、大事になるっていうような事は、ちょくちょくう、今まで、わたしい、自身の中であって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それはあのお、「必ずなんかあったら言いなさい」てこと、注意はされてたんですけれどもお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
えっと、実は先日う、えっとお、今ちょっとあのお、勤めている会社の方で、「仕事に対する姿勢が非常に甘い」と。
「何も考えて仕事してないんじゃないか」っていう事を、ちょっと社長の方から言われましてえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、で、えっとお、ま、「正直、次、同じような事があったら、もう、えーと解雇する」ってっていうような事言われまして、
ドリアン助川:
ええー、なんか、解雇という言葉が出て来ると、よっぽどの何かだと思うんですがあ、
相談者:
結局その・・
ドリアン助川:
な、なにが起きちゃったんですか?
相談者:
例えば、えっとお、掃除の仕方とかですね?
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、要するにそれで、言っても言っても、あの、わたしメモには書いてえ、えっとお、見てはいるんですけども、結局言っても、そのお、言われた事を、わ、忘れてしまってるっていうかあ、そういう事がちょっと何回も続いててえ、
ドリアン助川:
ええー
相談者:
「大丈夫なのか?」っていうような事を言われてたんですけども。
ドリアン助川:
うーん・・・
相談者:
はーい
ドリアン助川:
これはあの、20年前からね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、お勤めされた頃からあるう、症状なのかあ?
相談者:
いや、ここ最近になって出て来たんだと・・
ドリアン助川:
ここ最近なんですか?
相談者:
半年ぐらい前からだと思います。
ドリアン助川:
半年ぐらい前から?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、その、半年前ぐらいからあ、うー、そういう事が起きるようになって、それで上司の皆さんが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
「大丈夫なのか?」という言い方をしてるわけね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、例えばね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、何かあ、この仕事以外でも、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、あれ?ちょっと今、自分、何をやろう、やろうとしてたんだろうか?、とか、
相談者:
はい
ドリアン助川:
そういう事でえ、あれ大丈夫かな?、と思うような一瞬っていうのは、ここ最近ありますか?
相談者:
それはないです。
ドリアン助川:
それはないですか?
相談者:
はーい
ドリアン助川:
ええ・・・あのお、じゃこれは仕事に関してだけ起きてるこう、事なんですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
うーん、ずーっとこう、そう、そうだったちゅうんならまあ、何か分かるような気もするんですけど、
相談者:
はい
ドリアン助川:
半年前ぐらいから頻繁になってるっていう事ですよね?
相談者:
で、えーと、ちょうどその半年ぐらい前からあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やっぱり、わたしい、の勤務が、急にきつくなりましてえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、えっと、ちょっとその、体て、精神的に、参ってた部分もあったんですけれども、
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
それがわたし、影響してるのかな?、と思ってですね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
それでも、新しいちょっと仕事、転職う、するのは、もう、ずっと、その転職の仕事は、前から考えてたもので、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、えーと、今回は、ま、非常にとても良い状態で、ま、会社ともお、えとお、おい、辞める事が出来て、新しいそのお・・・ところの、勉強をしつつ、今んところにお世話になっ・・てたもんですから、
ドリアン助川:
はい
相談者:
自分の精神状態、物凄く良い状態で、今のところで働いていたにも関わらず、ちょっとそういう事が起きてしまったんで、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
はーい
ドリアン助川:
で、今は、そのお、うーっと、解雇を受け入れたってさっきおっしゃってましたよね?
相談者:
・・はい
ドリアン助川:
ええ、今、辞められたわけですね?
相談者:
そうです。そして、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ちょっと新しい、えっとお、今度その介護の方の、えっと、教える立場の仕事をしたいなと思いまして、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
そちらの学校には行ってるんですけれども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それっと、それで、ちょ、一応お給料が入って来ないもんでえ(苦笑)
ドリアン助川:
ええ
相談者:
え、アルバイトで今、新しいところのお世話になってるというような形なんですよね。
ドリアン助川:
はい、そ・・・
相談者:
でまあ、新しくお世話になってるところの、
ドリアン助川:
はい
相談者:
社長お、さんに、ちょっと、先日言われたっていう事なんですよね。
ドリアン助川:
あっ・・
相談者:
そういうような事をですね、はっきりと。
ドリアン助川:
はいはいはいはい
相談者:
はーい
ドリアン助川:
えーっと、じゃ、も一回、話、整理しますね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ま、これまでずっと介護の仕事なさって来たけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
半年前ぐらいから、勤務がきつくなって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、それでまあ、あのお、チグハグな事をやり出すようになって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
結局、迷惑をかけて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
そこは、解雇、を、受け入れたと。で、今、新しいところでも・・上手く行ってないって事ですね?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
そ、それで、今の新しいところでも、うん、だ、「大丈夫なのか?」というふうに、言われちゃったという事ですね?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
で、今回も解雇という言葉出たんですか?
相談者:
そうです、今回も出て、実際は出て来てるんですけれども。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、もう一度伺いますけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
こういう事は、顕著な例になって来たのは、これ、最近の事ですね?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
うーん、それちょっと今あ、ホントにご自身もビックリされてるでしょうねえ?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
で、ま、一番いけないのは、その、「自分ですべて問題を解決して、誰にも相談しない事がいけない」っていうような形い、では、よく言われるんで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
うん、そこら辺も、だからその、起こった事・・そういう事も含めてなんか全部、要するに自分ではこう、このままじゃ絶対にもう、新しい仕事に踏み出せないのかなっていうちょっと、
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
不安が生じてたところがあってですね。
ドリアン助川:
あの、なんか1つで良いんで、
相談者:
はい
ドリアン助川:
1つ具体的に、その自分で勝手な判断して、何が起きたのかって教えてもらって良いですか?
相談者:
あ、えとお、実は、せ、えっと、先だってですね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、えっと、施設の方で、ちょっと備品を、あのお、入ってる入居者さんが壊してしまいまして、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
はい、そのえーと、備品を壊したあ、のをですね?、まあ、わたしはその入居者さんが、その病気のために起こしてしまった事なんで、って、そのまま放置しておいたんですよね。
ドリアン助川:
あ、はい
相談者:
はい、そしたら、結局その、えーとお、壊してしまった業者さんの方から、「そういうのはホントは壊しちゃいけないのに、何で黙ってたんですか?」みたいな形で、
「それは弁償してもらいますよ」っていうよな話になって、
ドリアン助川:
うん
相談者:
会社の方も、それが、その、わたしがそういうふうに、このにゅお、さんてか、入居者さんが、こういう・・事、壊してしまいました事、報告すればあ、こんなに事が大きくならなくて済んだのにっていう事で、
ドリアン助川:
うん
相談者:
結局そのお、勝手に自分で判断しちゃって、物事を動いてるっていう事をよく言われるんですね。
ドリアン助川:
あー
相談者:
それによ・・はい
ドリアン助川:
ま、本来であれば、会社組織としては、そこ伝達しなきゃいけない事が、
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
あなたがとこで、途切れてしまったという事ですね?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
そして、そのような類の事が、多々あるという事ですね?
相談者:
そうです、はい
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー・・ま、これはあのお、ホントにあの、先生、これから、あの、紹介する先生に、色々相談されてみると良いと思うんですけどもお、
相談者:
あ、はい
ドリアン助川:
ええ。えー、それではご紹介します。
相談者:
はい
ドリアン助川:
精神科医の高橋龍太郎先生です。
相談者:
はい
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
(回答者に交代)
運動や逆上がりについて質問されたのは協調運動障害の可能性も視野に入れての質問だったかも知れませんね。
最初の匿名さんのコメントが腑にストンと落ちた。私も運動も逆上がりも苦手でした。協調運動障害も疑われましたね。認定までには至りませんでしたが。運動障害から認知症へと確認を丁寧に行う高橋先生、流石お医者さんですね。言葉一つ一つ丁寧に確認するドリアン先生も懐かしい。今から5年前の相談。相談者がアドバイス通りに検査受けてることを願うばかり。余談ながら、補助具無しで自力で逆上がり成功させたかったですね。アラフォーのデブになった今では尚更無理でしょう(苦笑)。