身寄りのない女76歳の終活。盲導犬協会への寄付の遺言を撤回するたった一つの理由

テレフォン人生相談 2016年11月19日 土曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 女76歳 親戚縁者なしマンションで一人暮らし

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談ですう。

相談者:
あ・・はい、お世話になります。

ドリアン助川:
あ、よろしくお願いします。

相談者:
ありがとうございます。

ドリアン助川:
はい、えー、今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
あの、わたくしの死後の、財産んの事について、お尋ねいたしたいのでございますけれど。

ドリアン助川:
はい、今おいくつでいらっしゃいますか?

相談者:
76でございます。

ドリアン助川:
76歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご結婚はなさってるんですか?

相談者:
しておりません。

ドリアン助川:
お一人でずっとこれまで?

相談者:
そうでございます。

ドリアン助川:
あっ、そうですか。

相談者:
あ・・

ドリアン助川:
でえ・・財産、というのはあ・・具体的に・・

相談者:
あの、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
マンションん、がございまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
わたくしの死後でございますね?

ドリアン助川:
ええ

相談者:
その財産はどのようになるのかという事が、

ドリアン助川:
はい

相談者:
知りたくて、お電話申し上げました。

ドリアン助川:
なるほど。そのマンションというのは、どれぐらいの、おー、広さの、マンションなんですか?

相談者:
あ、そんなに広くはございませんのですけれど、

ドリアン助川:
え、ええ

相談者:
30・・ヘーベーぐらいでございますか。

ドリアン助川:
30ヘーベーぐらいで?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい・・あのお、あなた様は、えー、ご結婚はされてないんですけども、その・・お子さんもいらっしゃれ、ませんよね?

相談者:
はいおりません。

ドリアン助川:
はい

相談者:
子どもも、兄弟もおりません。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で両親は亡くなりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの全くの一人で、親戚もございませんから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
全くの一人でございます。

ドリアン助川:
全くお一人でいらっしゃる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
とお、親戚縁者って事、一切考えなくて良いわけですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい、それでえー、お一人で、いらっしゃって、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今、住んでらっしゃるマンションも、じゃ、これから将来的に処分されるという事ですか?

相談者:
ええ結局そうなりますんで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あのお、その資産を、

ドリアン助川:
はい

相談者:
どちらにどのようにすれば、お国の物になるのであれば、それでえ、も、ようございますんですけど。

ドリアン助川:
はい

相談者:
ちょっと、その辺の事が、分かりませんので、

ドリアン助川:
なるほど。

相談者:
ご相談、申し上げた次第でございます。

ドリアン助川:
はい、あのお、その、件についてですね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
これまで何か調べたりされた事はありますか?

相談者:
いいえ。調べておりませんけれど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
結局、公正証書、一度出しましたんですけれど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
今ちょっと、わたくし・・その証書は撤回いたしまして、新たに証書を作成したいと存じます。

ドリアン助川:
はい。あのお、そのマンション、ん、の、おー・・についてですね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
処分する、え、どこかにこれまで当たってみたっていう事はあるんですか?

相談者:
いえまだ、その処分のとこまではいっておりません。

ドリアン助川:
はい。という事は、今、あー漠然とそれが不安だという事・・

相談者:
そうでございます。

ドリアン助川:
ですね?

相談者:
そうでございます。

ドリアン助川:
あの、ご健康の方はいかがなんでしょう?

相談者:
あ、それは大丈夫でございますけれど、

ドリアン助川:
ねえ、お、お、お声が凄く元気ですもの。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あのお、ふふ(笑)あの尊厳死宣言というのか、公証・・証書に、出してございまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
病院が割合、近(ちこ)うございますから

ドリアン助川:
はい

相談者:
先生にお渡ししてありますので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
いつどうなっても、その点は、安心でございます。

ドリアン助川:
はっ、つまりい、いー、不必要な、治療は、しないで下さい・・

相談者:
はい、もうしないという事で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
届け出を、してございます。

ドリアン助川:
はい、あのお、大変失礼なんですけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、そのお、30坪(30平米の誤り)ほどのマンションなんですが、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、大体おいくらぐらいで、という実例はあるんですか?、その近所の部屋はこれくらいで・・

相談者:
いえいえ、それもございません。

ドリアン助川:
ええ、これ、と、都心ん、ですか?、それとも割と、こう・・

相談者:
都心でございます。

ドリアン助川:
都心ですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あ、あのお、失礼ですけど・・お墓なんかも、用意されてるんですか?

相談者:
あ、お墓はちゃんと用意してあります。

ドリアン助川:
あ、もう用意されてます?

相談者:
はい、それもあのお・・

ドリアン助川:
ええ

相談者:
無縁仏にはしたくございませんので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの永久供養と申しますんでしょうか?

ドリアン助川:
はい

相談者:
よく分かりません、そのようなつもりにしておりまして、

ドリアン助川:
はい

相談者:
住職と、あの、相談の結果、そのようにお願いするつもりでございます。

ドリアン助川:
うん。これはあのお・・い、おいくつぐらいから、こういう事を、お考えになられ、ました?、あのお、その、んー、ま、自分がいなくなった後の事、どうしようかという・・

相談者:
はい、もう考えておきませんと、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
76歳という・・年齢は、いつ、迎えに来ても・・変ではございません(苦笑)不思議ではございませんので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ぼんやりと考えてたような事で(笑)

ドリアン助川:
はい

相談者:
この2、3年は、もうどうしてもこれは早くちゃんとした、事をしておかないと、と思って、

ドリアン助川:
はいー

相談者:
あのお電話申し上げました。

ドリアン助川:
じゃこの辺が、こう、決まると、気持ちもスッキリという・・

相談者:
はい、そうでございます。

ドリアン助川:
事ですね。

相談者:
他に何にも心配事は、結局血縁関係も何にもございませんので、

ドリアン助川:
はい

相談者:
揉め事もないわけでございますから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
この事だけが、気がかりでございまして、お電話申し上げました。

ドリアン助川:
はーい、分かりました。えー、それでは、えー、お一人で、生きて来られて、このマンション、処分した後はどうなるんだという、

相談者:
はい

ドリアン助川:
そ、え、その辺りの事を、伺ってみたいと思います。

相談者:
そうでございます。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今日の先生、弁護士の塩谷崇之先生です。よろしくお願いします。

相談者:
あ、申し訳ございません。

(回答者に交代)


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