執拗に何かを求める長女から逃げる女のセリフが「娘の幸せが私の幸せ」
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい
大迫恵美子:
はい、こんにちは
相談者:
お願いします。
大迫恵美子:
まああの、今ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー加藤先生の方から色々言われたことを、あの、お聞きになって、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、随分思い当たることがありましたよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、恐らくね、お嬢さんも今、この41歳という年になって、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えーご自分の人生を、あのお・・振り返ってるんだと思いますよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、そうするとお、あなたに、そのね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー今まで、うん、自分の人生の中で、えー、支払ってもらってないものがあると・・ということに・・今、気付いてるんだと思うんですよ。
相談者:
あー
大迫恵美子:
それは本来ね?、子どもの時にい・・あのお、ま、母親に対して・・え、まあ、すっかり安心した気持ちになってね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
自分、の身を任せて、あなたの愛情に包まれるっていうね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、どの子どもでもみんな、そういうものが、あるはず、の、もの、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その部分を、自分は支払ってもらっていないっていうね?
相談者:
あー
大迫恵美子:
そういう気持ちなんじゃないでしょうかね?
相談者:
そうかもしれません。
大迫恵美子:
あの長女ですよねえ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
女の子、が一番上の、場合ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、ホントに、時々起きることですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、お姉ちゃんだから・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
っていうことでね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
でまあ、下に、2歳下に弟さんがいるわけですよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうすると、どうしてもその小さい時から、下の子の方に、えー、親の気持ちも行きますしい、お姉ちゃんだから、その下の子のために、何かしなさいとかね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、子どもにしてみれば、はっきりした形で、親の愛情が、自分・・に、注がれていないということが、分かるような、現象が出ちゃうんですよね。
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
それがやっぱり、その、今、あ、お嬢さんが、自分、の人生が幸せじゃないって思った時にね?・・これはお母さんに支払ってもらってないものがあるっていうことに、あのお・・なんか気持ちが行ってるんじゃないでしょうかね?
相談者:
あー
大迫恵美子:
それ、意識してるか無意識か、分かりませんけど。
あのお、まあ、そんなに、朝の8時から11時までね?
相談者:
の間の・・4、5回ですけど、
大迫恵美子:
ああ、そう
相談者:
続けて・・間(ま)をか、置かずに掛かって来ることもあります。
大迫恵美子:
うーん、でもそれはねえ、
相談者:
はい
大迫恵美子:
きっと、お母さんに助けてほしいと思ってるからだと思うんですよ?
相談者:
そうですねえ。
大迫恵美子:
うん、助けて欲しいってね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
であなたはそんなこと言われても、な、自分はもうどうしても、い、どうしていいか分からないし、自分には何もできないから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
関わり合いになりたくないっていう風にね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
今も、思ってしまってますけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたがそうやって、逃げる気持ちになればなるほど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
おー、益々、お嬢さんの方は・・あの、支払いが、まだ、足りないという気持ちになるんだと思うんですよ。
相談者:
あー
大迫恵美子:
だからむしろもう、あなたの方から・・相当ね?、覚悟決めて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの逃げ腰ではなくて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お嬢さんの方に、近づいて行くぐらいのね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
精神的には、そういう気持ちで、えー行かないと駄目なんじゃないのかなあ、という気がします。
相談者:
あー
大迫恵美子:
あの、昔ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、聞いたことがあるんです。あの、わたし自身も、あのお・・兄弟の中で一番上の女の子ですのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、あの、しかも、下の、おー、兄弟とは、年が近いので、えー、そういう、そのお嬢さんがね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「お姉ちゃんだから」っていう風に、言われて育ったことに対して、え、わたしの中でも分かるものがあるんですけどね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
昔、そういう、同じような境遇の、お嬢さんが、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、思春期を過ぎて、ま、二十歳ぐらいになった時にね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
精神的にとても・・病気のような、状況になった時の、話を、
相談者:
はい
大迫恵美子:
を、聞いたことがあるんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
それは、その時に、その・・精神科のお医者さんがね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お嬢さんを、お母さんが
相談者:
はい
大迫恵美子:
膝の上に乗せて、抱いて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「『ごめんね』と、『ホントはあなたのことが大好きだったのよ』と、言ってあげなさい」って言われたんですって。
相談者:
はい
大迫恵美子:
それでもう、ホントにその大きなお嬢さんを膝に乗せてえ、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「小さい時は色々ね、あなたに辛い思いさせて、ごめんなさいね」と、「でも、わたしの気持ちはホントに・・あなたのことをね、大好きだったのよ」って、言ったら、ま、お嬢さんの、状態が、非常に良くなったっていう話をね、聞いたことがあるんですよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
でそれを聞きながらですね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
わたしもぬ、なんか涙が出てしまって・・で、その自分が涙が出たっていうことはね、多分わたしの中にも同じような気持ちがあったんだなって、その時気付いたんです。
相談者:
あー
大迫恵美子:
だからお母さんは、小さい時にね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
この41歳のお嬢さんを、そうやって膝にのせて、抱きしめて、お嬢さんをすっかりそのくつろいだ気持ちにさせながらね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「あなたのことが大好きよ」って、言ってあげたことがないんですよ。
相談者:
・・・
大迫恵美子:
だから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それを今、多分、必要としているんだと思いますよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
でお嬢さんは、早くそうしてくれと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
毎日毎日・・そういうふに迫って来るんだけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
迫られれば迫られるほど、あなたが逃げ腰になってしまうのでね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
益々お嬢さんの気もちは、焦りとね、その強い、要求とで、攻撃的になって、えー、益々あなたを追い詰める。
こういうことになってるんじゃないかなあって気がするんですけどね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、ホントにねえ、あの、その、うつ病になって、心療内科に掛かってるということならばね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そして、あなたはあ、そのお、お嬢さんと一緒に、病院に行って・・付き添ってね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
病院でお医者さんの話を一緒に聞いてあげるぐらい、その、のめり込んであげて・・そして、えー、お嬢さんを、抱いてあげてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
「ホントに、最後のさい・・ご、までわたしが、付いているから」という気持ちをね、伝えてあげないと・・おー今の状況からあなたが、逃げ出すこと、できないんじゃないでしょうかね。
相談者:
あー、分かりました。
(再びパーソナリティ)
ううっ、いつもクールな大迫先生の告白に胸を掴まれてしまいました…!
大人の女性の経験値が伝わるし、地に足ついてて圧倒的に的確なつっこみの厳しさ、冷静さ、優しさにもうメロメロです。
大迫先生ステキー!!(変なコメントですいません)
私は20代前半でマグマが噴き出したけど、あの時、親自身も更年期とかで本当に大変だったと思う。心置きなく噴出させてくれたおかげで、アンマーの歌詞の気持ちがよく分かる。母親の立場としても。
しかし、最近は40代くらいまでマグマを溜め込んでいる人も結構いるんだなぁ。
相談者にとってアンマーは、自分の娘だったんじゃないでしょうか…?
今頃お返しされてるみたいですね。
子育てして、改めて知る親への憎しみ(by加藤センセー)だなぁ。