執拗に何かを求める長女から逃げる女のセリフが「娘の幸せが私の幸せ」
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですかあ?
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、今あ、大迫先生が、「逃げて解決できない」って言ったでしょう?
相談者:
はい
加藤諦三:
これあなたねえ、逃げないで、この苦しみに直面することがあ・・あなたを、解放することなんです。
もうあなた、「解放されたーい」って、さっき言ったでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
恐らく、小さい頃からの、ぜん・・ぶのしがらみに、に、もう、縛られてんだと思うんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だら、ほんっとに解放されたいんだと思います。
・・だけど・・解放っていうのは、どういうことを通じてなされるかっていうと、
相談者:
はい
加藤諦三:
苦しみを通してしか、解放っていうのはないんです。
だから、この苦しみに、逃げないで、
相談者:
はい
加藤諦三:
この、お嬢さんとの関係を正面から・・受け止めればあ、あなたの今までのいろーんなしがらみ、全部解放されます。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・よろしいですか?
相談者:
はい、分かりました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
苦しみは、解放と救済につながる。アルフレッド・アドラー
(内容ここまで)
加藤先生、食いついてましたねえ。
「・・娘の幸せが?・・わたしの幸せ・・」
ゾクッとしたあ。(笑)
分かりやすく説明しても、手に負えないんじゃね。
人間誰しもキャパってもんがあって、それが溢れちゃうと処理できないの。
幼少期も同じ。
女 「小さい頃はいい子でした」
はい、法則発動。
いい子は抑圧されている。
緊張を強いられる環境の中で、生き延びるための適応行動がいい子。
求めてくる娘にイライラ。
聞き分けのいい娘に、躾の成功という勘違いがそれに拍車をかける。
子どもはみんなナルシストの塊なような存在で、それが適切に満たされることで自我が芽生え、他者へと関心が移っていく。
いい子はナルシズムを奥深くしまい込んだまま大人になる。
それは、失くなってしまったのではなく、地中深くで沸騰するマグマ。
それを押さえ込んでいた意識層が、ストレスや何かのせいで脆弱になるとマグマが吹き出す。
昨日のオールナイトニッポンMusic 10 。
出産したばかりで病室のベッドで聴いている女性からのリクエスト。
初めて聞いたけど、しんみり。
アンマー
作・歌 かりゆし58
※アンマーとは沖縄の方言でお母さん
アンマーよ
わたしはあなたに言ってはいけない、決して口にしてはいけない言葉を加減もせず投げつけてはあなたの心を踏みにじったのに。
アンマーよ
あなたはそれでも変わることなくわたしを愛してくれました。
ううっ、いつもクールな大迫先生の告白に胸を掴まれてしまいました…!
大人の女性の経験値が伝わるし、地に足ついてて圧倒的に的確なつっこみの厳しさ、冷静さ、優しさにもうメロメロです。
大迫先生ステキー!!(変なコメントですいません)
私は20代前半でマグマが噴き出したけど、あの時、親自身も更年期とかで本当に大変だったと思う。心置きなく噴出させてくれたおかげで、アンマーの歌詞の気持ちがよく分かる。母親の立場としても。
しかし、最近は40代くらいまでマグマを溜め込んでいる人も結構いるんだなぁ。
相談者にとってアンマーは、自分の娘だったんじゃないでしょうか…?
今頃お返しされてるみたいですね。
子育てして、改めて知る親への憎しみ(by加藤センセー)だなぁ。